上手な言い方、話し方で、あなたの印象を劇的に改善する15の方法

好印象を与える言い方・話し方14:主張が対立した時は?

双方の主張が対立して沈黙になった場合、トークの上手い人は「チャンス」だと捉えます。一方、苦手な人はそのまま黙りこんでしまい、これでは好印象を相手に与えることは不可能でしょう。

では、トークの上手い人はなぜ「チャンス」だと考えているのでしょうか?その理由は、「双方の主張に隠されたメリットとデメリットを確認して、トークの主導権をこっちに持ってくることが出来る」と分かっているためです。

たとえば、こちらはAを主張しているのに、相手がBを主張しているとしましょう。お互いが主観的に話しているうちは妥協に至らず、それが「沈黙」や「気まずさ」を生んでしまいます。

その場合は、「なるほど。御社はBを主張なさるんですね。では、AとBのメリットとデメリットを再確認してみませんか?そこから妥協点が見つかれば良いですし、見つからなくても【妥協点を見つける必要がある】と、お互いに認識できるだけでも成果です」のように言っておくのです。

相手も、強引に物事を進めても上手く行かない事は知っています。したがって、「妥協点を探す」という共通の認識を持ち、その主導権をこちらに引っ張ってくるのです。そうすることで、こちらの交渉能力の高さをアピールできますし、一定の信頼と好印象を植え付けることも可能でしょう。

なお、それでも強引に押し付けてくるなら、「妥協しなければいけない客観的な事情」を冷静に伝えておきましょう。オドオドしてはいけません。無い袖は振れないのです。「妥協する必要がある」と、冷静に客観的に、相手に伝えることでコミュニケーション能力の高さをアピールできますよ。

 

好印象を与える言い方・話し方15:共通のアレ

人は、他人と共有できる感覚があれば距離を縮めることが出来ます。コミュニケーションで相手から好印象を勝ち取るには、この距離感を縮めることも大切です。

そのため、接待などでは相手の趣味や食の好み、好きな話題などを調べることになるんです。しかし、下調べする時間や方法がない場合はどうすべきでしょうか?

そんな時は、「話さなくても分かる」という雰囲気を演出する方法があります。

「まぁ、そうなるとアレですからねぇ…」と、こんな表現を聞いてことはありませんか?外国人が聞いたらビックリするでしょうね。「アレ…って何?」と、思うこと間違いなし。

日本人は、「High Context」の持ち主だと言われています。日本語では「高いレベルで共通の基盤を持っている」ということになるでしょう。アメリカを例に見ると、アメリカは「人種のるつぼ」と言われるほど多くの国から移民がやってきます。当然、国や地域が違えば常識も変わりますし、話し方や物の言い方も変わります。したがって、「ストレートに物を言わないと伝わらない」という文化が生まれたのです。

一方、日本は大陸から離れた島国であるため、大陸からの血が大きく流入する事はありませんでした。したがって、日本人は2000年以上も日本人のままであり、その中で「言わなくても理解できる」という、「ツーと言えばカーと言う」の文化が生まれたのです。

ならば、その文化をコミュニケーションにも取り入れてみましょう。お互いに「こうなりますよね?」と理解できる部分に差し掛かったと感じたら、「まぁ、そうなるとアレですからねえ~」のように、外国人では絶対に理解できない表現を使用するのです。

その時、「そうですね~」と相手が相槌を打ったら、僅かですが距離が縮まった証拠です。そこを突破口に話を進めておくと、スムーズに話が進むはずです。

まぁ、それだけでは「好印象を絶対に勝ち取れる」とは言い切れませんが、沈黙が入ったり、あるいはお互いの主張が違って気まずくなった場合は、「アレ」という表現を使って「お互い分かっていますよね?」と、「アレ」という言葉を通して意思疎通が出来ている事をアピールしましょう。

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  1. 匿名 より:

    マジで?

  2. お皿 より:

    レベルが高すぎて自分には無理っ( ;∀;)

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