チャクラを整えて健康を手に入れる・5つのお手軽ヒーリング


チャクラって知ってますか?もしかしたら「胡散臭い…」なんて思ってしまうかもしれませんよね。しかしチャクラの歴史をひも解くと、じつに数千年もの長きにわたって研究・実践されており、チャクラを鍛えることによって健康を手に入れる事もできるのです。

チャクラは、サンスクリット語で「円」を意味しており、「人体の7つのパワースポット」を指しています。簡単に言えば、体を循環するエネルギーの集約点、もっと簡単に言えば「エネルギーのバスターミナルのようなもの」が体に7つあるということ。

また、それぞれのチャクラ(体の部分)が司る(つかさどる)運気は異なるため、上げたい運気が司られている部分を鍛えることによって健康を手に入れることも可能です。

そこで今回は、チャクラの長い歴史の中から「タントラ仏教」の記述にある方法を紹介します。体にある5つのチャクラポイントを鍛えて、高いヒーリング効果によって健康を手に入れ、運気を上げる方法をお伝えします。

チャクラ・ヒーリング その1:守楽輪で金運アップ

まず、人間は「地に足を付けて生きる」という事が大切です。たとえ傾聴に値する考え方や教えを持っていても、地に足がついていなければ意味がありません。そこで、「守楽輪」という部分を鍛えてみましょう。

守楽輪は別名、「秘密処」とも言われており、生殖器付近を意味しています。つまり、この部分を鍛えることで守楽輪のトレーニングとなり、守楽輪が司る「金運アップ」に役立つとされているのです。

具体的な方法ですが、「ウォーキング」が最も効率的だと思われます。ただし、力を抜いてダラダラと歩くのは良くありません。あくまでも「守楽輪を鍛える歩き方」でなければいけないんですね。

そこで、まずウォーキングの時間を朝に設定して下さい。夜の時間だとどうしても疲れで三日坊主になりやすいですし、朝のウォーキングの方が体と脳の目覚めにも良いのです。

この時、まず背筋を「ピン!」と伸ばします。後ろに反り過ぎないように気を付けて下さい。地面に対して垂直に背筋を伸ばすのがポイントです。

そして、お尻の穴を「キュッ!」と軽く締めるように力を入れて下さい。軽く力を入れるだけで構いません。そして、下腹にも力を入れて下さい。力を入れて下腹が少しへこめばOKです。もちろん、力の入れ過ぎはNG。軽く力を入れる程度で結構です。

この状態で、最初の数週間はゆっくりと数キロを歩くようにして下さい。

いきなり「辛い…」と思うほどのウォーキングはダメです。今回の目的はチャクラを鍛えることにありますので、ダイエットや早起きは「副産物」と考えておきましょう。

そして数週間後に体が慣れてきたら、歩くスピードを少し上げて、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。なお、距離を伸ばすことで「ウォーキングに時間がかかる」という事もありますが、その場合は「パワーアンクル(足首に巻く鉛入りのベルト)」を使って短い距離を歩いても良いと思います。あるいはカバンに重りを入れて、それを背負って歩く方法も良いですね。こうしておけば、短距離のウォーキングでもチャクラは十分に鍛えられます。

 

チャクラ・ヒーリング その2:受用輪で個性を豊かにする

時々、「何に対して怒っているのか分からないおじさん」がいたりしますよね、、、。こっちは何とも思っていないのに、何かと鋭い目つきでこちらを見たり、「何に対して焦っているの…?」と疑ってしまいそうな精神不安定な様子であったり。

このような人に共通して言えるのは、「自分の個性に自信がない」や「自分にコンプレックスがある」というものです。たとえばサラリーマンの方々です。もちろん仕事は一生懸命されていると思いますが、「肩書きの入った名刺」こそサラリーマンの最大の武器です。

「問題解決能力」や「理論的思考」などのスキルもありますが、それらは形として証明できるものではありません。したがって、唯一と言って良いほど形として残る武器が「肩書きの入った名刺」なのです。

しかし今の時代を考えると、名刺の存在価値は確実に低くなっています。「名刺の肩書は分かりました。で、あなたは何が出来るんですか?」と、より効率的にビジネスを行う時代になったのです。以前のような「なあなあの関係」が通用しなくなっているんですね。

だからこそ、個性を犠牲にして働いてきたサラリーマンの方々は、「自分は何だろう…」と考えるようになり、やがて自分の物差しで測れない人を拒否するようになっていきます。それが前述の通り、「何に対して怒っているの…?」と思われるひとたちです。

その場合は、自分の個性に自信を持ち、個性を豊かに表現することが求められます。そうすることで自分とは違う世界にいる人間の存在も認めるようになり、「私は私。あなたはあなた」と割り切って考えられるようになるのです。

その個性を鍛えるチャクラこそ「受用輪」です。消化器系に存在するスポットであり、主に深呼吸で鍛えることが出来ます。鍛えるというより、「腹の中に溜まっている邪念を追い払う」という効果があるのです。

しかし、追い払うだけではまた邪念が溜まってしまいます。溜まっては追い払い、また溜まっては追い払うなど、これでは堂々巡りになってしまいますよね?

そこで、邪念を追い払い、なおかつ再び溜まりにくい体を作る方法を紹介しましょう。

簡単ですよ。趣味として「登山」や「トレッキング」を始めるのです。最近では「山ガール」と呼ばれる登山やトレッキングを楽しむ女性が増えていますが、それを見習ってみると良いかもしれません。

自然豊かな場所の空気は澄んでおり、それが邪念を追い払うに適しているとされています。さらに登山やトレッキングで心肺機能を高めることで、「邪念が溜まりにくい体」になるのです。ジムで心肺機能を鍛えるのとでは訳が違います。自然の中だからこそできる、まさに天然のチャクラ・ヒーリングと言えます。

いきなり標高の高い山に挑戦するのは良くないですが、お近くの手ごろな登山道などがあれば、ぜひ次の休日に出かけてみましょう!

そういえば、私は登ったことがないのですが、「富士山に登ると人生観が変わる」はチャクラ・ヒーリングと関係があるのでしょうか?また、屋久島の屋久杉を見ても「人生観が変わる」と言いますが、これも一種のチャクラ・ヒーリングですよね。

 

チャクラ・ヒーリング その3:大楽輪で精神力アップ

大楽輪は、西洋では「クラウンチャクラ」とも呼ばれており、その名の示す通り「頭頂部」に位置するスポットです。仏教の世界では、「人格を越えた感覚」とも呼ばれており、分かりやすく言えば「悟り」に近いものがあります。

つまりここを鍛えれば、「悟り」までは行かないと思いますが、「静かで安定した精神」を持つことが出来るのです。冷静な視点や安定した精神は、物事を正しく判断するに必要不可欠な精神的要素です。感情的になって疑心暗鬼が生まれたり、被害妄想になって縮こまっては自分を成長させることが出来ません。

そこで、「精神統一」という言葉をキーワードに具体的な方法を紹介していきましょう。

私たち日本人にとって、最もなじみ深い精神統一の方法と言えば「座禅」ですね。最近では外国人に非常に人気のある座禅ですが、日本人にとって馴染み深すぎるため、あまり行う人は多くないでしょう。

しかし座禅を経験した外国人たちが、「静かな心持ちで時間を過ごすことが出来た」と感動するように、座禅は精神統一が出来る最高の環境と言っても良いのです。

また、敬虔(けいけん)な仏教徒であれば「写教」をされる方もおられます。経典の文字を半紙に書き写すという作業ですが、これも無心で行う事が出来るため、精神統一に良いとされています。写教初心者の方であれば、半紙の下にお経が書かれた紙を敷き、半紙にうっすらと映る文字をなぞっていくだけでも構いません。

 

チャクラ・ヒーリング その4:法輪で金運アップ

法輪は「ハートチャクラ」と呼ばれる通り、人間の胸の位置にあるチャクラです。心臓などの内臓ではなく、「心(ハート)」に関するスポットだと考えておきましょう。このチャクラが司るのは、人間としての「心の許容範囲」です。「許す力」とも言われますが、人として温厚で他人を許す精神を持っており、「優しさ」に大きく影響すると言われています。

また「心は体の中心」と言われるように、法輪は全てのチャクラを調和する存在だとされています。つまりハートチャクラを鍛えることで、他のチャクラのバランスも良くなるという仕組みです。

さて、法輪の具体的な鍛え方ですが、トレーニングというより「感謝の気持ちを忘れない」を心がけておきましょう。「ありがとうの精神」を常に意識することで、ハートチャクラは満たされるのです。

少し話はそれますが、この法輪こそタントラなどの仏教に共通する考え方だと言えます。たとえば、私たちが食事をする前には「いただきます」と言いますよね?これは、食べ物を作ってくれた人への感謝、大地への感謝、そして神や仏への感謝を表した言葉です。

一方、キリスト教の世界でも「いただきます」に相当するものはありますが、こちらは「神様にだけ感謝する」となっています。つまり、野菜を作った人も大地も神様の創造物なので、「神様にだけ感謝する」が一般的なのです。

しかし仏教の世界では、仏や神に感謝するだけでなく、人や大地にも感謝の意を表することが一般的です。つまり、ハートチャクラとしての幅が西洋人と比較して非常に広いのです。

なので、仏教が広く信仰されている国には「温厚な人」が多いのです。だからこそ、「日本人は本当にソフトで優しい人が多い」と言われますし、タイなどは「微笑みの国」と呼ばれるほどに温厚な人が多いのです。

 

チャクラ・ヒーリング その5:変化輪で依存から脱出しよう

最後に紹介するのが「変化輪」です。「丹田」とも言われており、オヘソの後ろの部分に当たります。「感性」や「官能」を司る部分とされており、具体的には「対外コミュニケーション能力」に影響を与えるとされています。また自分への「自信」にもつながるとされており、成績向上や他人への説得力のある話し方、さらに人を引っ張る力(頭領運)などにも影響を与えます。

さて、変化輪は「マニプーラ・チャクラ」とも呼ばれており、上記の通りオヘソの後ろにあるスポットです。ここを鍛えるに最も効果があるのが、「ヨガ」です。

そもそもヨガは、チャクラを鍛えるために生まれた健康法と言っても良いほどに、体内のエネルギー循環と感情コントロールに効果があると言われています。単純に「健康のため」だけではないんですよ。ヨガは「体の内側からキレイになる」と言われていますが、それは「チャクラを鍛える」ことによって生まれる効果なのです。たぶん、巷のヨガ・インストラクターでもこの知識を持っている人はまだ少ないのではないでしょうか。

そこで、ぜひお近くのヨガ教室に行ってみましょう。いくつかの基本姿勢や動作を学んだら、今度は「オヘソを中心に鍛えたい」とインストラクターの方に申し出て下さい。仮にその申し出を聞いてもらえない場合は、ヨガの書籍やYOUTUBEなどで動きを学び、後は自宅で実践するだけでOKです。

こうすることで変化輪が鍛えられ、対外コミュニケーションと自分への自信を取り戻せます。コミュニケーション能力が高まるだけでなく、自分に自信が出ますので、「お酒に依存している」や「誰かに依存しないと生きていけない…」という生活から脱出できる可能性があります。

ぜひ変化輪を鍛えて、心身ともに自信を持って「自立」することを目指しましょう!

 

さて、チャクラは諸説ありますが、7つのスポットが体内に存在すると言われています。今回はタントラ仏教で伝えられている5つのスポットを紹介してきました。

タントラのチャクラを紹介した理由は、「私たちの生活に密着している5か所に密着しているから」という点です。つまり、私たちが社会生活を送る上で、「ここを鍛えれば大きなプラスになる」という5か所を特集しているのがタントラ仏教のチャクラなのです。

皆さんも上記で紹介した方法を明日から実践して、チャクラ全開で心身ともに健康な生活を目指してみましょう!

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