挨拶やスピーチが上手になると自然とひとに好かれます。なぜかと言えば、相手に好印象を与える挨拶やスピーチを行うと第一印象が上がるからです。、、、という事であれば、これはぜひ身につけておきたいスキルですよね。
しかし、実際に練習をして場数を踏まなければなかなか身につかない、、、、でも今すぐ何とかしたい! そんなひとの為に今日は今すぐ使えて好感度が上がる言い方・話し方についてお伝えします。
好感度を上げる言い方・話し方1:無表情はNG
当然ですよね。良い事を話している時に、話し手が無表情だったらどう思いますか?「お世辞なのか…?」や「心がこもっていない」と思われるのはあたりまえ。したがって、普段から表情豊かな顔になるよう、トレーニングを心がけておきましょう。
たとえば、「聞き手になってトレーニングをする」という方法がオススメです。「表情を作るのが苦手だ…」という人の多くは、自分が話し手になってトレーニングしようとします。
しかし、あえて誰かの話の聞き手にまわり、その人の話に合わせて表情を作るのです。相手が楽しい話題をしていれば、こちらも明るい表情を作ります。悲しい話題なら、真剣に聞いている表情を作っておきましょう。
このように、「聞き手になって表情を豊かにする」というトレーニングをしておけば、自分が話し手になった時も自然と表情が作れるようになるのです。
好感度を上げる言い方・話し方2:短くまとめる
スピーチをする場合、「何を最も伝えたいのか?」を考えて下さい。そしてそのポイントに集中して話を進め、出来るだけコンパクトにまとめておきましょう。
時々、「やたらと長いスピーチをするおじさん」がいたりしますが、きっと聞いていて嫌になりますよね。「お前の話なんかもう良いよ…。早く終われよ…」と思ってしまい、好感度を極端に下げることになってしまいます。
一方、短くまとめたとしても、内容が薄ければ「適当にスピーチしたな…」と思われることになります。だからこそ、「最も伝えたいことは何か?」を考えておくのです。
たとえスピーチが短く終わっても、話す内容に心がこもっていれば、好感度は一気にアップします。その証拠に、次のような状況を想像して下さい。
結婚式で、新郎の会社の上司が出席していました。その上司は、新郎を大変可愛がっており、新郎もその上司を尊敬・感謝していました。
そして、上司がスピーチをするためにマイクの前に立ち、司会者から「どうぞ」と言われても黙っているのです。
よく見ると、可愛がっていた部下の結婚式で、すこし「感極まっている」という感じです。
そして、大きな声で一言だけ、「今日ほど嬉しい日はありません!○○君、○○さん、結婚おめでとう!!」と言い、静かに自分の席へ戻っていきました。
どうですか?あなたがこの会場にいたら、ちょっとビックリしますが大きな拍手を送りたくなりませんか?
スピーチとは、長くたくさんのことを話せば良いのではありません。自分自身が最も伝えたいこと、それを大きな声で一言だけ言うだけでも、好感度はアップするのです。
好感度を上げる言い方・話し方3:自分のことは言わない
これも好感度を上げる言い方の基本テクニックです。時々、スピーチや挨拶で「自分のことを長々と話す」ひとがいます。いかがですか?他人の事なんて、長々と言われても面白くありませんよね?当然、その時点で好感度は急降下しています。
したがってスピーチや挨拶においては、「自分以外のこと」でまとめるのです。たとえば「結婚式のスピーチ」を頼まれた場合、「自分と新郎(新婦)」の関係や思い出は一言で済まします。
「○○君とはこのような思い出があります」と、この一言だけでOKなのです。そして、その後に「この時、私は○○君が優しい人なんだなと思いました」と、話の内容を相手に向けるのです。
「自分以外のことを言う」は、別の言葉で表現すると「客観的になって話す」ということです。自分のことばかり話している人は、主観だけでスピーチを構成してしまい、それが好感度ダウンにつながるのです。したがって、客観性に富んだ話題を中心にしておき、ぜひ好感度の上がる挨拶やスピーチにしましょう。
好感度を上げる言い方・話し方4:自慢はNG
これも当然ですよね。他人の自慢など、これほど聞いていて面白くないものはありません。時々そんなひとがいますが、好感度を上げるスピーチとしては論外です。
スピーチや挨拶は、自己アピールの絶好の場です。したがって自慢話をしたくなる気持ちは理解できますが、目的は好感度アップなのです。なので、絶対に自慢はしないようにしましょう。
どうしても自分の功績を話したい場合は、「協力者がいたからこそ」というニュアンスを含ませます。たとえば以下のような感じです。
「私が、様々な苦労を乗り越えられたのも、○○のような協力があったおかげです。おかげで、私は挫折せずに前進することが出来ました」
という感じです。こうしておけば、ありきたりで面白くない内容ですが、自慢話による好感度ダウンを防ぐことが出来るでしょう。
また、「笑える失敗談」であれば、自慢話の「いやらしさ」を中和することが出来ます。あくまでも「笑える失敗談」でまとめるべきですが、そのようなストーリーがあれば少しの自慢話をしても良いかもしれません。
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方法8に書いてある
「たとえ素晴らしい内容のスピーチや挨拶でも、「お経を読んでいるように話す」ではいけません。聞き手に心地よい睡魔を与えてしまうだけ。」
という一文が気になりました。細かくてすみません。
でもお経は平坦に読んでいるお坊さんばかりではありません。
ボイストレーニングをし、抑揚をつけて少しでも仏様に届くように鍛錬を積んでいる方もいます。
素晴らしい文章です。
語学練習の為、最初に目に付けましたが、
毎度口から出した言葉を耳に聞くという練習で、
いつの間にか、本当に自分も変わったことが実感します(The Change)。^-^
大変感謝いたします。