挨拶やスピーチで好感度を上げる!すぐに使える15の言い方・話し方

好感度を上げる言い方・話し方5:根拠を付けて話す

結婚式の友人代表のスピーチで、「この夫婦の未来には明るい光しか見えません」なんて表現を入れるとします。よくある内容だと思いますが、このまま言っても「マニュアル通り」という印象を与えてしまいます。好感度ダウンにはなりませんが、好感度を上げることも難しいでしょう。その場合は、「根拠も付ける」という方法が有効です。

つまり、「なぜこの夫婦の未来は明るいのか?」を端的に説明するのです。たとえば、「新郎(新婦)との思い出話」をするとします。当然、長々と話してはいけません。あくまでも端的に思い出を語り、「この時、○○君が優しい性格の持ち主であることが分かりました」などの表現をプラスします。

そして、その「優しい性格」を「明るい未来」の根拠にするんですよ。「明るい未来しかありません!」と一言だけ言っても、それは「私は将来、社長になります!」と無駄に叫んでいるようなものです。「なぜ、そうなるのか?」をプラスすることで「明るい未来」という結果に説得力が生まれ、そこで初めて好感度がアップすることになりますよ。

 

好感度を上げる言い方・話し方6:失敗談の深刻さは入れない

スピーチや挨拶の中で、「失敗談」を入れることもあるでしょう。「こんな失敗をしたが、それを乗り越えて今の成果がある」と強調することは、好感度アップを狙った話し方として効果があります。

しかし、ここでミスをする人が多いのも事実です。失敗談を入れるのは良いですが、「その時の失敗が深刻なものである」というニュアンスは含ませないようにしておきましょう。正直、それでは笑えません。

その時の失敗が深刻なのか、あるいは軽度のものなのかはスピーチに関係ないのです。要するに、「失敗があった」という事実を伝えれば良いだけなんですね。

下手に深刻さをアピールしてしまうと、会場の空気が「シーン…」となり、そんな状況では好感度を上げることなど不可能です。あくまでも、「失敗があった」という事実だけを言うようにしておきましょう。また、笑える失敗談であれば、ドンドン入れても良いと思いますよ。「七転八倒でした。でも八回目に起き上がりましたぁ!」とまとめておけば、それなりに聞きごたえのあるスピーチになりますよ。

 

好感度を上げる言い方・話し方7:病気の話はNG

スピーチや挨拶の雰囲気を盛り上げるには、「楽しい雰囲気」で話すことが求められます。これも当たり前ですよね。暗い雰囲気の中で楽しい会話など、不可能に決まっていますから。ところが、スピーチの最中に「病気ネタ」を持ちだす人がいます。これはNGです。聞き手からの共感を得られない病気ネタは、まさに「同情して欲しいアピール」になってしまいます。

相手も大人なので、「それは大変でしたね~」と言うでしょうが、間違いなく社交辞令です。仮に、聞き手の全員が同じ病気を経験しており、全員が同じ苦労話に共感できる場合は病気ネタでも構わないでしょう。しかし、やはり病気ネタは共感を得られにくく、会場の雰囲気も悪くしてしまうため、できれば避けた方が良いですね。

 

好感度を上げる言い方・話し方8:抑揚を付けて話す方法

たとえ素晴らしい内容のスピーチや挨拶でも、「お経を読んでいるように話す」ではいけません。聞き手に心地よい睡魔を与えてしまうだけ。

したがって、抑揚をつけた話し方が求められるのですが、苦手な方も多いですよね。そんな場合は、「スピーチ全体のどの部分を最も伝えたいのか?」を見直しましょう。

ポイントは、「最も伝えたい事をスピーチ全体の真ん中に持って行き、そこを強調して大きな声で話す」ということです。出だしでもなく、終わりの方でもありません。最も伝えたい事を「真ん中付近」に持ってくるのです。こうすることで、他の部分が「棒読み」であっても、真ん中付近で盛り上がりを作れるため、その部分が聞き手の心に残りやすくなります。

抑揚を付けて話すことは、訓練次第でどうにでもなります。しかし「明日には抑揚が付けられる」という方法はありませんので、その場合は「真ん中だけを強調」というインスタントテクニックで代用しましょう。

コメントをお書きください

  1. tamaki より:

    方法8に書いてある
    「たとえ素晴らしい内容のスピーチや挨拶でも、「お経を読んでいるように話す」ではいけません。聞き手に心地よい睡魔を与えてしまうだけ。」

    という一文が気になりました。細かくてすみません。
    でもお経は平坦に読んでいるお坊さんばかりではありません。
    ボイストレーニングをし、抑揚をつけて少しでも仏様に届くように鍛錬を積んでいる方もいます。

  2. 金武 より:

    素晴らしい文章です。
    語学練習の為、最初に目に付けましたが、
    毎度口から出した言葉を耳に聞くという練習で、
    いつの間にか、本当に自分も変わったことが実感します(The Change)。^-^

    大変感謝いたします。

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