人間関係で傷ついた時、仕事がうまくいかない時、恋愛の悩みで落ち込んでいる時や、忙しくていらいらしてしまう時、人生レベルで深~く思いつめてしまっている時・・・、ストレスの原因はさまざまですよね。
直接の原因を取り除ければベストですが、なかなかそうはいかないもの。暗い気分やイライラを引きずって生活するのは、精神衛生上あまりよくないでしょう。趣味や睡眠などにじっくり時間かけて回復できればよいですが、時間が限られている場合もありますよね。
煮詰まって時間がない!という時や、明日には元気にならないと行けない・・・という時など、ほんの短時間から、半日くらいまでのストレス解消法を9つまとめてみました。
ポイントは一気に全部のストレスを解消しようとは思わず、少し軽くなったときの喜びにフォーカスすること。「快」の気持ちを実感して、気持ちよく気持ちの切り替えをしましょう。
3分間目を閉じて何も考えない
なんだ・・・と思われるかもしれませんが、ストレスが溜まっている時は余計な思考が沸いてしまっているものです。時にはネガティブな思考に邪魔をされる時も。
頭の中がたくさんの心配事や怒りで満杯になっていたら、一度目を閉じて「何も考えない」時間を作りましょう。目を閉じるという事はとても重要です。目から入る情報量は多く、それだけで脳が疲弊してしまっている場合もあるからです。
3分間、脳を休めてあげましょう。実際目を閉じてみると、びっくりするくらいいろんな考えが思い浮かぶことに気付くはずです。自分はこんなにたくさんのことを考えていたのか・・・と少し自分を俯瞰して、ゆっくりしてくださいね。
体の力も抜くとさらにgoodです。
3ヶ月後の自分を想像する
3ヶ月後、自分は今と同じようにイライラしているでしょうか。イライラが最高潮のときは「ずっとイライラしてる!きっとこれからも・・・」と思われるかもしれませんが、途切れなくストレスを感じているわけではありません。
ほっとできる時や楽しい時は少なからずあるはずです。逆に、3か月前、自分はどんなことに直面し、悩んでいたでしょうか。
半年前、1年前は? 3か月前の自分と今の自分を一度比べてみてくると、3か月前のイライラの原因を思い出せなくなっているかもしれません。状況は一秒ごとに変わります。記憶や感じ方も変わっていきます。
もし、3か月後にはイライラしているほどではないや、と思えたら、それは今もイライラするほどでもない問題なのかもしれません。未来の自分を思い浮かべて、少し安心してみましょう。
音楽を聴いて歌う
これは実践されている人は多いかもしれませんね。音楽を流しながら歌うと気持ちいいものです。一人カラオケでもよいかもしれませんね。単純に大声を出すというのもストレス発散になりますね。
脳は一つのことに集中すると他のことが疎かになる、という習性があります。つまり、熱唱していると、悩み事を深く考えられなくなるのです。
歌っている間だけでも悩み事を忘れられると気持ちが軽くなりますよ。歌うのが恥ずかしければ「あーーーーー」と頭の中で唱えるだけでも効果はあります。
暖かい飲み物を飲む。好きなおやつを食べる
暖かいお茶や、レモネード、ココアなどお好きな飲み物と気持ちがわくわくするようなおやつを並べるとそれだけで気持ちが緩みます。仕事の合間や、勉強の休憩に取り入れるとよいでしょう。
ストレスの原因を紙に書き出してみる
気を紛らわせる方法が効かなければ、思い切って問題と対面してみましょう。真っ白な紙に、思いついたまま、ストレスの原因を書きましょう。絵にしてもいいでしょう。暴言を書いたって大丈夫です。
貴方が感じたことを形にすることが大事です。気が済むまで何枚も書きましょう。必ずしも解決策まで考えなくても大丈夫です。ストレスの原因、いやなこと、困っていることを書ききったら、紙は捨ててしまいましょう。
捨てることで気持ちの切り替えを行います。ビリビリに破いて捨ててもすっきりします。
30分間運動をしてみる
ストレッチでもランニングでもよいですが、うっすら汗をかく程度の運動をすると血行がよくなり鬱々とした気分も晴れやすくなります。
ストレスを感じると背中が固くなりがちなので、思いっきり伸ばしてみたり、肩甲骨のあたりを意識して動かしてみましょう。1時間動くのは疲れてしまっても、30分なら比較的手軽です。
映画を見る。読書をする
落ち込んでいる時に暗い映画を見て思いっきり泣く、という方法は結構試されているかもしれませんね。涙にはストレス物質を排出して感情を浄化させる作用があります。
悲劇のヒロイン、ヒーローに感情移入し、物語のラストで大泣きしてカタルシスを感じる、というのも気持ちいいものです。映画なら2時間で気持ちを変えることができます。
読書は時間がかかってしまう分、時間を決めて実行するとよいでしょう。
人に話を聞いてもらう
自分を肯定的に受け入れ、相槌を打ってくれる人と話をしてみましょう。同じ境遇の人だと、伝わりやすいかもしれません。恋人でも、友達でも、親でも、とにかく話を聞いて!と前置きをして、自分の感情を出してみましょう。
ストレスの場から離れる
様々な方法を試してみたけれどいまいち・・・という方は一度、ストレスの原因となっている場から離れてみましょう。1時間でも10分でも構いません。
貴方は、貴方の意志でストレスから遠ざかることができる、ということを一度認識してみましょう。ストレスは主に「自分ではどうにもならない」と感じる時に発生します。
自分でコントロールできる部分もある、と思えることが大事なポイントです。
さて、ストレスは目に見えない分、溜めてしまいがちです。ストレスの解消法をたくさん知っていることはそれだけ逃げ道が多いということ、柔軟性が高いということです。
いっぱいいっぱいになる前に自分が「心地よい」と感じるストレス発散法でリフレッシュしましょう。
自分の限界に気付き、解消方法を探せるということは立派に自分をメンテナンスできているということです。
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