新人が思う、一緒に仕事したくない先輩の指導の仕方

新人が思う、一緒に仕事したくない先輩の指導の仕方
一緒に仕事したくない先輩、どこの職場にもいるものですよね。今は自分が指導する立場になった人でも、新人の頃、嫌だな、一緒に仕事したくないなと感じた先輩がいたのではないでしょうか。

一緒に仕事をしたくない先輩はどこにでも一人や二人いるというからには、新人に嫌われるのには何か同じような理由がありそうな気がしてきます。確かに、新人に慕われる先輩にも、面倒見が良いとかフォローが上手とか共通した理由があったりするものですよね。

そこで今日は、新人が思う、一緒に仕事したくない先輩の指導の仕方についてお伝えします。昔、自分が先輩になったらあんな風にはならないでおこうと心に決めた先輩に気づけば自分がなってしまっていたなんてことがないように、嫌われる先輩像をしっかりチェックしておきましょう。

1.気分によって態度が変わる

家庭でトラブルがあったとき、取引先と揉めた時、誰だって気分が上がらないものです。しかし、その自分のブルーな雰囲気を職場で出すか出さないかは人として大きな違いになります。特に、自分の負の感情を後輩にぶつけて解消しようとするような先輩は最悪といえます。

何か面白くないことがあって笑顔がつくれないときは無理に笑わなくても良いのです。ただ、その面白くない感情を後輩ぶつけて、普段なら注意しないような些細なことをわざわざ見つけて注意したりすれば、「あの人は気分屋だから一緒に仕事したくない」と言われても仕方ありませんよね。

 

2.すぐに大きな声を出す

「俺たちが子供の頃は先生にげんこつされたり、怒鳴られたものだけど、今の若い子はちょっと怒られるとすぐに仕事したくないと辞めてしまう」と愚痴をこぼしている人を見かけることはありませんか。

この愚痴の残念なところは、自分の中で答えが見つかっているのに、気づけていないことです。

今の若い世代の人は昔の人ほど怒鳴られたり厳しく怒られた経験がありません。体罰だって禁止の世の中で、叩かれたことがない人だっているでしょう。そのような新人に、昔のやり方を押し付けても受け入れてもらえるはずがないのです。何故なら、小さいころからそのような指導方法は間違っていると教えられてきたのですから。

自分たちの若い頃とは受け止め方が違うことに気づいているのであれば、柔軟に指導方法を変えるのも先輩の務めなのではないでしょうか。

 

3.失敗を人のせいにする

仕事をしていれば注意していてもミスをしてしまうことはあります。本来であれば、先輩は後輩がミスをしないよう目を配ってあげ、ミスをした際にはフォローにまわる立場です。

しかし、中には保身のため、自分の指導のせいで後輩がミスをしても、全て後輩のせいにしてしまう人がいます。

自分のミスは自分のせい、先輩のミスも自分のせいにされたのでは、一緒に仕事したくないといわれるのも当然です。

 

4. やり方を教えない

困った先輩の指導方法、それはやり方を教えないというものです。「自分も先輩に教えてもらえなかったから苦労して自分でみて覚えた、だからお前も自分で覚えろ」なんて言葉を耳にしたことはありませんか。

しかし、自分が若い頃、苦労して嫌だったことを何故、後輩にもさせるのでしょうか。見て覚えるだけなら習得に3か月かかるけれど、教えた上で見て覚えるのであれば1か月で習得できるかもしれません。

何か月頑張ってもなかなかやり方を覚えることができず、その都度注意されていたら仕事をしたくないと新人を追いつめてしまうこともあるのです。

自分がした苦労は次の世代にはさせたくないと改善していくのが慕われる先輩なのかもしれません。この様な先輩も一緒に仕事したくないですよね。

 

5.人格を否定するような言葉をいう

新人にとっては職場の全てが初めての経験であり、雰囲気に慣れるまでは思うように行動できなかったり、意味不明な行動をしてしまうこともあるでしょう。そのような時、人格を否定するような言葉を投げかけられたら誰だって一緒に仕事したくないと感じてしまいますよね。

「バカ」「アホ」なんて言葉は勿論ですが、「動きが遅いよね」とか「空気読めないよね」などの言葉も当てはまります。誰かを注意する時には、相手がどう受け止めるか最大限の注意とフォローが必要なのです。

 

以上、新人が思う、一緒に仕事したくない先輩の指導の仕方についてまとめてきました。新人の指導はいざ自分が指導する立場になってみると大変なものです。何度優しく説明してもミスを繰り返されると、つい声を荒げてしまいたくなることもあるでしょう。

しかし、声を荒げたところで一瞬自分の気持ちがスッキリするだけで、指導される方は恐怖と不快感しか感じず声を荒げる効果は殆どないといっても過言ではないのです。

新人を指導する時は、自分の大切な人だと置き換えて考えてみるのもお勧めです。若い新人を指導することになったら、自分の息子や娘だったら、、と考えてみましょう。きっと、丁寧に新人を指導する人が増えれば、あなたの大切な人が新人になったときにも、丁寧に指導してもらえるはずです。

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