仕事がイヤになったという悩みを解決するには

朝起きてすぐ仕事のことを考えて憂鬱になってしまう、仕事の悩みがいつも頭から離れない・・・そんな時ってありますよね。大なり小なり、仕事の悩みは大半の人が抱えているものです。ですが、やっぱり仕事の悩みは少ないに越したことはないでしょう。

むしろ毎日「仕事だ！嬉しい！」なんてなる方の方が少ないですよね。特にストレス社会と呼ばれる現代において仕事の悩みは若い人程多いのではないでしょうか。先の見えない出世街道や同僚との蹴落とし合い、イヤな上司や同世代とのボーナス額の差・・・。

こんな仕事の悩みが少しでも解決すれば、毎日がちょっとでも楽しくなるはずですよね。そこで今回は、そんな仕事の悩みを軽減する方法をお伝えします。

何のために働いているのか考えてみる

まず、あなたは何のためにお仕事をされているのでしょう。もちろん、お給料のため、生きていくためというのは大前提ですよね。それ以外に何か、あなたが働く理由を探してみてください。やりがいや将来像、あなたが働くことによって社会にどのように貢献できるのかなど、あなたは「一体何のために働いているのだろう」ということを突き詰めて考えてくださいね。

もしお給料以外の働く理由が思いつかないのであれば、そのお給料がなければ何ができなくなるのかを考えてみましょう。好きなゲームが買えない、好きなお洋服が買えない、趣味を堪能できない・・・などなど、お金がないとできないことはたくさんあります。そのために頑張ろうというモチベーションに変えることで、仕事の悩みより趣味の楽しさを大きくしてストレスを軽減することは可能になるのです。

また、やりがいや社会貢献についてはどうでしょう。あなたが働かなくなることによって困る人は必ずいるはずです。悲しいかな、やっぱり社会人はひとりひとりが歯車に過ぎないかも知れません。ですが、あなたが全力で取り込んだ仕事はきっと誰かのためになっているはずです。

その結果が目に見えるものであれば、きっとやりがいを再認識して初心に帰ることが出来るはずですよ。まずは、あなたが「何のために働いているのか」を明確にしてみましょう。

仕事のことを考えない時間を作る

お仕事をしていると、どうしてもより良いものを作ろうとしてしまいお仕事のことが四六時中頭から離れない・・・なんてことがありますよね。お風呂に入っていても、朝お化粧をしていても、夜中にバラエティ番組を見ていても、どうしてもお仕事のことを考えてしまう・・・これが仕事の悩みに繋がりがちな方も意外と多いものです。

仕事の悩みの中で特に挙げられやすいのは「自分の時間が取れない」ということです。学生の頃は無限に思えた1日の時間は、その大半がお仕事に取られてしまい自分の時間なんてほんのわずか。そのわずかな時間にすらお仕事のことを考えるようであればそれはストレス以外の何物でもないですよね。

あなたは決して働くために生きているのではありません。生きていくために働いているのです。ですから、お家に帰ってリラックスしている間にまでお仕事のことを考えるなんてあまりにも勿体ないことです。なぜなら、その時間はお給料が発生しませんし、あなたがそんなことで仕事の悩みを抱え、心が疲れてしまっても誰も責任を取ってくれないからです。

例えば、玄関を開けたら仕事のことは考えない！だとか、スーツを脱いだら仕事のことは考えない！と自分ルールを作ってみてはいかがでしょうか。私事になりますが、筆者の場合は仕事が終わって帰宅後、家事をしながら明日の仕事の段取りくらいは考えます。

しかしながら、すべての家事が終わって子供を寝かしつけ、ビールのプルトップを開けたらそれから先は仕事のことは考えません。この切り替えが、心の安定を保つコツなのです。

周囲の環境に惑わされない

仕事の悩みで最も多いのはやはり人間関係ではないでしょうか。ぎすぎすしている職場はストレスが溜まりやすいものですし、人間関係が良好であればどんなに忙しい職場でも案外やっていけるものです。ですが、人間関係はあなたの努力次第でどうにかなるものではありませんよね。だからこそ、周囲の環境に惑わされるのは無駄なことなのです。

例えば、休日出勤やサービス残業が当たり前の環境だからそうする、子供が小さいけれど周囲の理解が得られないから申し訳なく思いながら定時で帰宅する・・・。これらに似たような仕事の悩みを抱えている人は少なくないものです。しかし、これらの悩みはあなたが働く上でただの邪魔な妄想でしかありません。

小さい子供を抱えながら働くのは大変なことですし、周囲の理解は必要ですが必要以上にあなたが委縮する必要はありません。また、あなたの仕事が終わっていれば定時で退社するのは当たり前ですし、サービス残業や不必要な休日出勤などする必要は全くないのです。

あなたはあなたらしく働ける環境を、自分自身で作ることができます。そのためにも、「なぜ働くのか」という軸をブレないよう持ち続けてくださいね。

以上、仕事の悩みを軽減する方法、少しでも参考にしていただければ幸いです。筆者はいわゆるブラック企業と呼ばれる会社に勤めていましたが、結果さえ残していれば周囲にとやかく言われようが気になりませんでしたし、それでも何か言ってくる人間は所詮仕事ができない人間の僻みだと開き直るようになってからは仕事の悩みも随分減りました。

結局のところ、会社が社員を選ぶ権利があるのと同じように、あなたが働く環境を選ぶ権利も同じようにあるのです。あなたが「何のために働いているのか」「仕事を仕事と割り切る」「周囲の評価に惑わされない」という3つのことさえ念頭に置いておけば、大抵の仕事の悩みは解決することでしょう。

くれぐれも悩み過ぎないよう、そして頑張り過ぎないようにしてくださいね。