自分を高めたい!こんな風に物事を考えられたら良いのに。なんて思って実践しても。その成果は人によって時間が経てば経つほど差が出てきますよね。能力開発では基礎能力と専門能力を鍛えることが重要です
でも「同じトレーニングを同じだけしているのに、ドンドン差がついていく…」さて、どうしましょう。もちろん、個人差があるため、ある程度は仕方ありません。しかし、「思考法」を変えるだけでも結果を出すまでの時間に大きな違いが出てきます。
そこで今日は能力開発の上達スピードを上げるために役立つ思考法をお伝えします。
自由に発想する
「枠にとらわれる人」は出世しません。よほど世渡りが上手でもない限り、あるいは「年功序列主義」のような会社でもない限り、「枠にとらわれる」は自分の能力を極端に収縮してしまうのです。
そこで、規制や社則、予算や人間関係など、あらゆる枠を取り払い、自分の中だけで解決策や対策を考えてみましょう。
もちろん、これは能力開発に必要な思考法のトレーニングなので、実際の会議などで提案する必要はありません。むしろ、そんなあなたの言葉に上司は煙たがるかもしれませんしね。
あくまでも、帰宅してからジックリと考える時間を持ち、「枠にとらわれない思考」を鍛えておきましょう。
そうするうちに、「解決しなければならない問題は?」が見えてきますので、これが基礎能力を鍛える効果を持つことになります。「問題を認識して解決法を模索する」は、能力開発では基本のスキルとなります。「枠にとらわれない」という思考法を実践するだけでも、徐々に問題解決や物事を前に進めるための「一連の流れ」を想像できるようになるでしょう。
ちなみに、何時間も考える必要はありません。脳がパンクしてしまいます。短ければ3分間、長くても10~15分間程度で効果は実感できるでしょう。
感謝の気持ちを忘れない
能力開発を行うには、「冷静な目線」が必要不可欠です。冷静さに欠いた視点や目線では、物事を正しく判断することができません。
本当は小さな問題なのに、あるいは解決するに簡単なことなのに、不安感で大きな問題に見えてしまう事もあるでしょう。逆に深刻な問題なのに、物事から目をそらすうちに小さな問題だと勘違いしてしまう事もあります。
これでは事実を正しく認識できないため、「解決までの一連の流れ」を想像することが難しくなってしまいます。仮に想像できたとしても、それは「間違った流れ」なのです。
計算機で正しく計算しようにも肝心のデータに誤りがあれば、決して正しい答えを導くことが出来ないのと一緒ですね。
そこで、「感謝の気持ち」を忘れないようにしておきましょう。人は誰かに感謝すると、穏やかな気持ちになります。穏やかな気持ちは感情の乱高下を防ぐ効果があります。結果、感情的になって事実を誤認することがなくなり、一連の流れを想像するに正しいデータを入手することが出来ます。
本来なら感謝の言葉を口に出して相手に伝えるべきですが、心の中で思うだけでも感情の乱高下を防ぐことは出来ます。
「感謝の気持ちは大切だ」とよく言いますが、それは単なるきれいごとではありません。自分の能力を開発するためにも、じつは非常に重要なことであることを知っておきましょう。
明るい未来を想像する
能力開発のスピードをアップさせるには、「プラス思考になる」という事が大切です。マイナス思考は想像力の幅を狭めてしまうため、そんな状態では自由な発想も出来ませんし、積極的に自分から行動を起こす能力にも欠いてしまう事になります。
能力開発に成功して出世街道に乗っている方は、総じて「プラス思考の持ち主」です。出世街道を歩んでいる人の中に、マイナス思考の人はいないんですね。
では、どうすればプラス思考の人間になれるのでしょうか?性格的に「内向き」な方の場合、なかなかプラス思考で物事を考えられないのも事実です。
その場合は、「明るい未来を想像する」を毎日実践しておきましょう。どんな未来でも結構です。現実から飛躍しても大丈夫でしょう。
たとえば、自分が総理大臣になった未来を想像して下さい。まぁ、ほとんどの方にとっては「現実的ではない」となりますが、それは問題ないのです。大切なのは「明るい未来かどうか?」であって、「現実的かどうか?」は関係ないんですね。
そして、今の政治の馬鹿っぷりからは考えられない、「あなた」という歴代最高の首相が誕生しました。経済を立て直し、外国からも「あの総理なら信頼できる」と高く評価されています。
今の政治のように1年でコロコロと首相が変わるのではなく、長期政権として様々な仕事を行い、日本を立てなおす姿を想像するんですよ。
ちょっと「危ないヤツ…」となるかもしれませんが、そんな突飛な想像でも全く問題ありません。前述の通り、大切なのは「想像している未来が明るいかどうか?」であって、「現実的かどうか?」は関係ありません。
このような想像をトレーニングとして取り入れておくと、徐々に自分の考えがプラス思考になっていくと思います。
ポイントは、「現実の自分にガッカリしなくなる」ということです。このトレーニングを開始すると、最初は「想像の世界では自分はヒーローだが、現実に戻るとガッカリする…」となるでしょう。
しかしそのガッカリ感が徐々に薄れていき、「なるほど~。自分が総理だったら、こんな風に日本を立てなおす!」と、ガッカリすることなくアイデアを見つけることが出来れば合格です。
そのように考えられるようになれば、そこからさらにプラス思考で物事を考えられるようになるでしょう。
健康を心がける
たとえ能力の高い人でも、不健康な状態では能力を発揮することが出来ません。たとえば、同じトレーニングを同じだけ行っている人でも、「1人は健康。もう1人は毎日二日酔い」では業績にも響きます。あるいは同じだけ能力を持っている人でも、入院してしまったら意味がないでしょう。
このように、たとえ能力を身に付けたとしても、健康でなければ「能力の発揮」に幅が出てしまいます。また、場合によっては「発揮できない…」ということになるでしょう。入院したり、あるいは体調を崩して会社を休めば、その分だけ成果に差が出てしまうのです。
そこで、一般的に「健康に良い」とされる食生活、そして生活リズムを守るよう心がけて下さい。暴飲暴食をするのではなく、肉・魚・野菜をバランス良く摂取して、出来れば早寝早起きを心がけておきましょう。
お仕事の関係上、どうしても夜遅くなる事もあると思いますが、その場合は休日にタップリと休むようにして下さい。また、能力の高い人には「家庭を大切にする」という共通点があります。つまり、たとえ体は疲れていても「精神的な健康を保つ」ということですね。
このように、身に付けた能力を存分に発揮するためにも、心身ともに健康でいることを心がけましょう。高い能力を身に付けても、不健康では「宝の持ち腐れ」となります。それでは能力を身に付ける意味がありませんので、ぜひ健康体を保つ生活を送って下さいね!
他人事に徹してみる
能力開発に必要な思考法としては、「冷静な目で物事を見る」という事も大切です。上記でも「感謝の気持ちで冷静な心を保つ」という方法を紹介しましたが、もう1つ、「他人事に徹してみる」という方法も有効です。
たとえば、あなたに深刻な問題があるとします。あなた自身の問題なので、やはり神経質になってしまいますよね?当然、神経質になるほどに冷静さを失い、誤った判断や間違ったデータを収集してしまう事になります。
これでは、高い基礎能力を駆使して「成功までの流れ」を想像できません。想像できたとしても「間違ったデータを基に計算している」になりますので、その計算によって導き出された答えが間違っている可能性が高いのです。
一方、その問題が他人の問題であれば、同情するかもしれませんが、神経質になることはありません。「自分の事じゃないから…」という他人事の目線は、冷たいようですが「冷静な思考法」にもつながるのです。
したがって、自分に何か問題がある、あるいはクリアすれば明るい未来が待っているという場合は、それを「他人のこと」として考えるクセを身に付けて下さい。
そうするだけで「完全に冷静になれる」とは言えませんが、少なくとも主観的な感情を抑える効果があります。つまり、客観的な視点で解決策や流れを想像することが出来るため、「正しいデータを基に正しい計算が出来る」が可能となるでしょう。
事実を確認する
「問題解決や成功までの一連の流れ」を想像するには、「正しいデータ」が必要です。正しい答えが「2」でも、計算式が「3+3」では「2」になりません。正しい答えである「2」を導くには、「1+1」や「2+0」のような計算式が必要なのです。
このように正しい計算式を作るには、「正しいデータ」が必要です。つまり、「事実を正しく認識する」という能力が必要なのです。
そこで、「本当はどうなのか?」という、一種の疑いの目を持つようにしておきましょう。つまり「事実確認のクセを付ける」を心がけるのです。
「他人に言われるがままに受け入れる」は、本当に信頼している人だけに通用することです。一方、業者の営業トークや商品の広告など、当然ですが「売り上げを優先させる」が事実をねじ曲げることになります。
1つ例を挙げると、私がマンションを探していた時の話です。少し広い部屋に引っ越そうと、いくつかのマンションを見て回っていた時のことです。
ある部屋に入ったとき、業者が壁を「コンコン」と叩き出しました。「いかがですか?このマンションの壁はコンクリートなのです。防音はバッチリですよ!」と、誇らしげに言ってきたのです。
私は苦笑してしまいました。壁を触ると、たしかにコンクリート構造です。しかし、クロスがコンクリートに「直貼り」になっていたんですね。これでは、防音以前に結露や湿気が溜まりやすく、契約の2年間の間にクロスがボロボロになるのは目に見えています。
そのことを指摘すると、バツが悪そうな顔そして「そんなことはない…、はずです…」と、急に弱々しげになったのです。こっちだって、部屋探しをする前には予備知識を仕入れています。成績を上げたいだけの担当者の言葉を丸のみするほど、私は甘い人間ではないのです。
このように、他人の言葉にはウソが入っている可能性があります。したがって、その場で信用するのではなく、話を持ち帰って事実確認をすることが大切なんですね。このクセを身に付けるだけでも、「正しいデータ」を収集するに大きく役立つと思いますよ!
自分の中の情報を増やす
能力開発をスムーズに行うためには、当然ですが知識量が必要です。博学な人と無知な人、やはり博学な人の方が能力開発をスピーディーに進めることが出来るのです。
さらに、博学な人は「他人に流されにくい」という特徴を持っており、それが「すぐに信用はしない」という用心深さに結び付くのです。営業トークの「旨い話」に乗らない人とも言えるでしょう。
したがって、毎日の生活の中で自分の中の情報を増やす行動をしておきましょう。最も手っ取り早いのが「複数の新聞を読む」ということですが、「1つのニュースを違う角度から見る」という方法も面白いですよ。
私の場合、「同じニュースを違う媒体で見る」という方法を実践しています。具体的には、世界的に大きなニュースを、違う国のメディアで読み比べているのです。
基本的にはイギリスの「BBC」と、アメリカの「FOXNEWS」などを比べます。同じニュースでも、国が変われば論調も変わるものです。また、同じニュースでもテレビとネットで読み比べるのも面白いですね。テレビの視聴者とネットのユーザは、論調も大きく違うものです。したがって、同じトピックでも「違う論点」が見つかるため、それが自分の中の情報の幅を広げ、1つのニュースでも多くの情報量を蓄積することが出来るのです。
上記のように違う角度から見ることで、同じトピックでも情報の幅ができます。このように、1つの角度から見て情報の幅を狭くするより色々な角度から物事を見て、幅を持った情報を自分の中に蓄積しておきましょう。
さて、能力開発そのものは簡単な作業ではありませんが、開発スピードに関しては上記のような方法を実践することで上げることが可能です。
「人と同じトレーニングを同じだけしても、私だけ伸びない…」では「悔しい!」の一言です。どうせなら、上記で紹介した簡単な方法を実践して、他人よりもスピーディーに自分の能力を開発できるようになりましょう!
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Thanks!:)
@fine_frogs