幸せになりたいと思っていてもなれない理由とは

幸せになりたいと思っていてもなれない理由とは
誰もが幸せになりたいと願っていますよね。でもそれはあくまで希望であって、実際には幸せになりたくてもなれないと悩んでいる人が多いのです。

さて、幸せになりたいと思っていてもなれない人というのは、大抵「どうすれば幸せになれるのか?」と考えます。まずはこの発想を変えてみてください。「どうすれば幸せになれるのか?」ではなく「どうして幸せになれないのか?」…つまり幸せになるための方法ではなく、幸せになれない方法を考えるのです。

仕事、恋愛、私生活…求める幸せは人それぞれ違いますが、どんな幸せにおいてもこの発想の転換によって答えが見えてくるはずです。と言うことで、今回は幸せになりたいと思っていてもなれない理由をお伝えします。

傷つくことや負担を避けている

幸せになりたいなら努力が必要ですし、そのためには傷つくことや負担の覚悟が必要です。つまり、傷つくことや負担を避けていては幸せにはなれないのです。例えば恋愛で結婚して幸せになりたいという夢がある場合、結婚に至るまでには様々なことが起こります。恋人とケンカすることもあるでしょうし、両親に結婚を反対されて落ち込むことだってあるでしょう。

しかし、これらのことを恐れていては恋愛で結婚まで進展させるのは不可能ですし、そもそも恋愛自体できません。傷つくことや負担の道を避けて全て思うとおりにいきたいというのは、「幸せになりたい」ではなく「自分の思いどおりにしたい」というわがままな感情です。もしかして、あなたは「幸せになりたい」ではなく「思いどおりにしたい」と考えてしまっているのではないでしょうか。

 

幸せの基準が高すぎる

本来、幸せになりたいというのはささやかな願いです。このため、幸せの基準が高すぎる人はいつまで経っても幸せにはなれません。例えばあなたが「一生遊んで暮らせるくらいの大金持ちになりたい」と願っているなら、そもそもそう願うこと自体が無謀です。

一方、「素敵な異性と出会って楽しい結婚生活を過ごしたい」と願っている人はそれを叶えることができます。なぜなら、その願いというのはささやかなものだからです。

もちろん何で幸せを感じるかは人それぞれ違いますし、それについては何の異議もありません。しかし、求める幸せの基準が高ければ高いほど当然それを叶えるのは難しくなりますし、その内容によっては叶えるのが難しいどころか無謀と言わざるを得ないでしょう。

周囲が幸せになっているのに自分だけ幸せになれない…その場合周囲が願う幸せはささやかなもので、あなたが願う幸せは基準が高すぎる可能性が高いのです。

 

悪い出来事に敏感すぎる

良いこともあれば悪いこともある…それが人生です。そして、幸せになりたいと思っていてもなれない人は良い出来事よりも悪い出来事に敏感すぎて幸せになれない可能性があります

この場合、正確に表現すれば幸せになれないのではなく幸せになれないという錯覚を受けているのです。例えば1日の中で1つの良い出来事と1つの悪い出来事があった場合、あなたはその1日にどんな感想を抱きますか?

良い出来事に敏感な人は良い出来事が1つあったことで幸せな1日と感じ、悪い出来事に敏感な人は悪い出来事が1つあったことで不幸せな1日と感じます。同じ1日にしても良い出来事と悪い出来事のどちらに敏感なのかによって、その1日の感想が全く異なったものになるのです。つまり良い出来事にもっと注目するようにすれば、自分が実は幸せであることに気付ける可能性もあるのです。

 

他人と比較する

他人と比較するクセがあると、いくら幸せになりたいと思っても幸せにはなれません。と言うのも、他人と比較する人は自分よりも優れた人と比較して羨む傾向があり、その人より劣っていることで自分は幸せではないと感じてしまうからです。具体例を挙げると、年収500万円の人が年収1000万円の人と比較して自分の年収の少なさに幸せでないと感じてしまうパターンです。

この場合、他人と比較するクセを直すだけで問題は解決します。年収500万円で少ないと思うのは年収1000万円の人と比較してしまうからです。誰とも比較せずに考えれば年収500万円は充分な収入ですし、社会人として充分幸せと言えるでしょう。つまり、本来幸せなはずなのに他人と比較してしまう…特に自分より優れた人と比較してしまうために幸せを実感できなくなってしまうのです。

 

幸せになりたいと思うなら、傷つくことや負担を恐れてはいけません。幸せというのはあくまで結果であり、結果に辿り着くためには過程が必要です。そしてその過程は楽なことばかりではないからです。

また、求める結果が無謀である…つまり幸せの基準が高すぎるのも問題です。夢を叶えない限り幸せになれない…その夢が無謀なことであれば当然叶わないでしょうし、この場合はいつまで経っても幸せにはなれません。本来は幸せなのにそれに気付けず錯覚で幸せになれないと感じるケースもあります。良い出来事よりも悪い出来事が印象に残ってしまう、他人と比較してしまうなどはまさにその典型的な例です。

このように、幸せになりたいのであればその方法を探すのではなく、なぜ今幸せでないかの理由を考えてください。そうすれば今まで見えなかった幸せに気付き、幸せになりたいという願いがすんなり叶うこともあるのです。

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