人生転落から這い上がるまでの5年間で得た気付き

2006年5月、わたしの人生は地に落ちた。

それまでのわたしは、東京の一等地の高級デザイナーズマンションに住んでいた。人生は順風満帆、さらなる成功が待っている・・・はずだった。ところが、現実は違った。

30才になったころ、私は家賃4万円のボロアパートに転がり込んでいた。

転落のはじまり

人生転落から這い上がるまでの5年間で得た気付き
はじまりは、新しいスタートの4月に入って間もないころだった。私は、信頼していた友人”K”がビジネスを始めるというので融資をした。一緒に仕事をしたこともあり、誠実な人間だと知っていたので二つ返事だった。

30日後、Kは蒸発した。後には、多額の借金だけが残っていた。そして、それが、いつの間にかすべて私にふりかかってきた。すべては、後の祭りだった。不思議なことに、恋人も人脈もお金も財産も、すべてなくなっていた。



何とか、気を持ち直して、わたしは自分の人生をふりかえってみた。そうすることで、少しでも冷静さを取り戻そうとしていたのかもしれない。

1995年〜1997年 他人をモノのように思っていた

わたしは、19才ではじめて社会に出た。今、思い返すと社会に誇ることの出来ない商品だった。自分でも信じられないぐらいに売れた。4ヶ月後、わたしは共同出資をして、会社を立ち上げ幹部になっていた。毎週セミナーで集客をして、中身のない商品を販売していた。半分、詐欺のような販売システムだった。

20代前半のころから、その仕事で稼いだ金で、毎晩豪遊していた。食事は、寿司、焼き肉、中華の3択だった。一人10万円くらいの会計はザラだった。「お金を稼ぐって、なんて簡単なことなんだろう。」本気でこう思っていた。

このころから、他人を大事にすることを忘れていた。

 

1998年〜2005年 人格が狂っていった

そのころは、社会には「雇う」か「雇われるか」の2つしかなかった。そして、「人に雇われるよりは雇う側になって楽をしたい」と本気でおもっていた。わたしは、もう一つ会社を立ちあげ社長になった。仕事の見つからない友人を集め、日雇いの派遣業を始めた。

このころは、中学のころから続けていたBASSを弾いたり、モテるために占いをかなり真剣に学んだり、遊んでばかりだった。無茶苦茶な生活は続いていた。毎日がパーティーだった。まわりにいる人間は、恩を仇で返す種類の人間ばかりが集まっていた。わたしのお金が目当てだっただけなのに、自分の人徳だと勘違いしていた。「自分は何をしても許される。」

私の人格は完全に狂っていた。大切な友人をアゴでこき使っていた。

 

2006年 人生のどんぞこに落ちた

わたしは30才になっていた。また、新しい事業を立ち上げようとして、友人が持ち込んで来た事業に出資することにした。古くからの友人だった。自分は、何をやっても成功する英雄だと思い込んでいた。契約書にも、ろくに目を通さず、二つ返事で契約書にサインをした。1ヶ月後、友人と連絡が取れなくなった。代わりに、借金取りが現れた。わたしは全てを失った。

高級マンションでの暮らしから、家賃4万円のボロアパート暮らしになった。それだけではなかった。気が付けば、まわりから人がすべていなくなっていた。結婚を考えて、交際していた女性とも、急に連絡が取れなくなった。

2007年〜 どんぞこに光をくれたのは人だった。

わたしを救ってくれたのは、古くからの音楽仲間の友人だった。突然、飲みに誘われて、安い居酒屋で会うことになった。わたしは見栄を張って、髪を整え、当時、わたしが持っていた中で一番高い服を着ていった。ジャケットの裾はほぐれて糸が出ていた。しわしわになっていて、タンスの臭いがしみついていた。今思うと、私にお金がないのを気遣って、安い居酒屋を選んでくれたのだと思う。

そこで、ある音楽プロジェクトに呼んでくれた。当時のわたしはBASSからしばらく離れていたので、腕がにぶっていた。プロのレベルには及ばなかったと思う。それでも、友人は信じてくれた。わたしは、人目もはばからず泣いた。1年前に借金を抱え、ボロアパートに住んでいること、交際していた女性にも捨てられたこと、友人がいなくなったこと、すべてを正直に話した。顔は鼻水まみれになっていた。

「全部知っていたよ。それでも、お前を心配してくれているヤツがいる。1ヶ月時間をやるから腕を戻せ。」こう言ってくれた。私は、食べる間も寝る間も惜しんで練習をした。

 

人に生かされていることを実感した

プロジェクトは成功した。ここで、出会ったWEB製作会社の社長から、占いの仕事を持ちかけられるようになった。auやDOCOMOの公式占いコンテンツ の製作・監修の話を持ちかけてもらった。ここから占いの仕事も多くなり、原宿でのイベントを手伝ったり、ビジネス占星術のコンサルもするようになった。音 楽の仕事も、新人アーティストへの楽曲/詞の提供やバックバンドもするようになった。

このころ、自分は人に生かされているんだということを初めて実感した。それまでの自分は、人生は何でも自分の思い通りになると思っていた。自分勝手になっていた。自分が成功と思っていたものに、ほとんど意味がないことを知った。私の中でパラダイムシフトが起きた。本当に人を大事にするようになったのはこのときからだった。

 

転落人生からの5年間で得た5つの気付き

このとき5つの気付きを得た。今の私の考え方や行動の核になっている気付きだ。それが、「因果応報」「射幸心」「取捨選択」「ブレークスルー」「調和」の5つ。長くなってしまうので、この5つに関しては、別の記事で書くことにした。興味があれば、ぜひ読んでみて欲しい。

「因果応報」
「射幸心」
「取捨選択」
「ブレークスルー」
「パラダイムシフト」

わたしは今、意識のコンサルタントとして独立して働いている。ボロアパートでの暮らしを抜け出した。以前ほど広くはないが、今のマンションのデザインや間取りも気に入っている。

5年前、わたしにとってはお金がすべてだった。そこにしか価値を見いだせなかったのかもしれない。だから、心のよりどころであったお金を失って全てがくずれた。「自分の人生は、もう終わったんだ。」本気でこう思っていた。5年たった今、私の生活は以前よりも充実している。大切な友人もいる。信頼できるビジネスパートナーもいる。そして、真剣に交際している女性もいる。

 

この5年間を振り返って 〜人生は一度だけ〜

一度転落を味わって本当に良かったと思う。「まさか自分の人生がこんなことになるなんて」当時は、本気でこう思っていた。でも、人生は一度しかない。その一度きりの人生で、本当に大切なものに気付かせてくれた。わたしは神様は信じていない。しかし、もし、本当に神様がいるとすれば、この経験は、まさに神様からの贈り物なんだと思う。

人生は一度きり。今までのあなたと、これからのあなたは関係がない。過去に縛られて、未来を生きる必要はない。人生は本当に一回だけだ。そう思ったら、自分にウソをついて、人に合わせる生き方はできなくなると思う。もし、本気でそう思ったら、これからの人生は変わってくる。

下の動画は、もう退職されたが、早稲田大学名誉教授の加藤諦三氏の言葉を集めたものだ。今、人生が停滞していると感じている方は、ぜひ見てみて欲しい。今までと、少し違う景色が見えてくると思う。

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Comments

  1. take says:

    初めまして。今年30歳の独身女です。
    強迫神経症かつ対人恐怖症で、もちろん付き合っている人もいません。
    鬱病で何度も転職し、明日三ヶ月間勤めた派遣の仕事もクビになります。
    死ぬしかないけど死ぬ勇気がない…と思っていた矢先、このサイトを見つけました。
    確かに他人への感謝が明らかに足りなかったと自分でも思います。
    一からすべてやり直すことはできなくても、「今までのあなたとこれからのあなたは関係がない。」この言葉に励まされました。
    明日は正直に謝って、次の仕事を探そうと思います。
    hkz76さんに幸あれ。ありがとうございました。

  2. 匿名 says:

    私はある事で、人が信じれなくなりました。
    ゴメンなさい。あなたがご苦労された事にたいしても
    心が響かなくてすいません
    以前の私は第一に相手の事を思える人でした。
    早く以前の様な明るい自分に戻りたいです。
    この様なコメントですいません

  3. anddy says:

    すごく勇気づけられ、”自分”に対する安堵感も感じられました。
    “再出発”が与えてくれるものを無駄にせず、
    自分の追い求めている”何か”を目指していけるよう”時間が許す限り”精一杯やっていきます。

  4. 匿名 says:

    私も今人生の分岐点にいます。
    子供二人抱えて一からでなおしたいです。
    辛くて抜け出せなくていつも孤独でもがいていました。
    一歩を踏み出したいと思います。

  5. willビクトリー says:

    こんにちは.妻と子二人抱えて借金まみれで明日の生活費ままならないですが妻に言えません.個人ビジネスの失敗で同時に酷い鬱になり頭が重く体も動かすのに難儀します.一時心療内科に行ってましたが心は軽くなってもビジネスに反映出来ず、その内医療費払えなくなり止めました。自分のせいですが妻子に迷惑かけたくないです。あなた様の文を読んで私より辛くきつい思いをされていることを知りました。でもあなた様は立ち上がり立派に再生されましたね。確かに全ては人です.私はひとは上手くやって汚いつもりですが何か問題あったかもしれません。今私の経済状況は最低最悪ですが精神的に助けてくれる人に巡り会えました。出会いを大切にしたく思います.でもあくまでも精神的ファローなので自分で道を切り開かなくてはなりません。でも人とのつながりほど大切な物はないと思います.まメルマガも読んでますのでまた心に響く言葉を期待しています。ありがとうございます。

  6. picaso says:

    読んで、応援された気持ちになります。
    生まれ変われそうです。

  7. ブシン says:

    心に染みました。
    いま自分は15年付き合いのあった人に翻弄され、屈辱的な仕打ちをうけました。読んでて立ち上がらなければと思いました。有難いです。

  8. ありがとう says:

    誰かわからないけど 勇気貰えました。 人生は有限です。 だから物質やお金を盾に 生きるけど そんなものはある意味 人を堕落させます マラソン完走は 一億払うから 明日走れるようにしてくれって 医者にいっても 絶対無理一歩 一歩 噛み締めていくのが 人間だよね。 頑張ってる ブログ?みて 勇気づけられました ありがとう!

  9. N.T says:

    転落なのか自然の流れなのか。20前後で独立し20年あまり。決して楽ではなかったけど充実は間違いなくしていた。より大きくなりたくて身の丈以上を求めすぎ気がつけば莫大な借金。銀行以外にも身内にも手をつけてしまいどうしようもなく平成24年4月会社を閉めた。あれから1年会社の整理も付き心機一転のはずが
    気づくと全てのものが、いままで当たり前に目の前にあったものが全てなくなり時間が経つにつれ現実に
    若くして手に入れた自分の家もあと何日かで自分のものではなくなる。家族に渡すお金ももうない。
    何とかしなければと焦る毎日。夜中に目が覚める毎日。会社を閉めるときはなんとかなると自分に言い聞かせ今よりはきっと楽になるだろう。正直甘かったと思う。何をしようとしてももう昔のようには行かなくなったとづくづく感じる。あんなに遊んだ仲間立ち、仲間と思っていたのは自分だけだったのかと今頃になって気づく。人と会うことがめんどくさくなるくらいに忙しかったあの頃がとても懐かしい。
    家族のため、子供たちのためなんとかもう一度立ち上がらなければと思う。
    人生は一度。残りの人生でもう一度勝負するにもあまりにも自分がこんなに弱い人間かに気づいたと思う。
    もう一度輝きたい。頑張るって言うけれど今は何に頑張るのかがわからない。
    けれども頑張るしかない。今頑張るということは人生を終わらせないよにといういみになる。
    誰が悪いのでもなく自分が招いた結果であり誰が助けてくれるものでもないと思う。

    • 匿名 says:

      今、同じ気持ちです。
      凄く共感してます。
      貴方様の、この文を見てないと明日にでも、この世にいなかったと思います。
      有難う

    • minami says:

      N.Tさんへ

      もう一度輝きたい、という気持ち、痛いほど伝わりました。
      でも少し心配だったので返信させていただきます。
      ご家族にその気持ちはご相談されていらっしゃいますか?
      きっと貴方様のことをご心配されていらっしゃると思います。

      私は「家族は世界一優しくて強い仲間」だと考えています。
      あまり一人で抱え込み過ぎないでくださいね。心から応援しております。

  10. yumi☆ says:

    初めまして。記事読ませて頂きまして、返信したくなりまして返信しました。
    書かれていたみたいな同じような人生を辿り今どん底にいるので、思いっきりリアルに記事が身に染みていました。
    人を大切に出来なくなったり、成功が当たり前で人を見下したり感謝も無くなっていました。
    でも、今どん底でも心配し支えてくれているのは紛れもなく人です。
    記事を読ませて頂いて改めて気付くことができました。
    ありがとうございました。

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