苦手な人とストレスをためずに付き合う6つのコツ

苦手な人とストレスをためずに付き合う6つのコツ
生きていればいろんな人と出会いますが、その出会った人の中で少なからず苦手な人っていますよね。ちょっと話しただけで、「この人とは合わないな」と感じてしまうこともあります。

人それぞれ考え方や性格に違いがあり、自分と合わない人とは接しなくてもよいということであれば苦労はしないでしょう。しかし、職場やバイトなどで苦手な人とも接せざるを得ない状況もあります。特に社会に出ると上司や部下、さらには取引先とのお付き合いに気を使いますが、その上苦手な人が周りにいるとなるとかなり辛いものがあります。

できることなら、余計なストレスはためたくないものですよね。そこで今回は、苦手な人ともストレスをためずに付き合っていくコツについてお伝えします。

人の良いところを見つけるクセをつける

人は皆良いところと悪いところを持っています。良いところしかないという人もいなければ、逆に悪いところしかないという人も存在しません。ですので、出会ってすぐ「なんかこの人とは合わないし上手くやっていけないな」と感じた時は、すぐに離れず、その人の良いところを探してみましょう。何か一つは見つかるはずですよ。

実は、長所と短所は背中合わせなのです。例えば「よく喋ってうるさいな」と感じても、別の目で見たら「元気でムードメーカー」と言えますし、「細かいところを指摘してきてめんどくさいな」と感じたら、逆に「細かいところに目が届いている」とも言えますよね。このように見方を変えれば、苦手なところもその人の長所に変わるのです。

 

全ての人が自分に合うわけではないと理解する

自分には合わないと思う人が現れると、「あの人は何でこんなことができないのか」「どうしてこんなことが解らないのか」と感じてしまうことがあります。しかしそれは、自分中心に物事を考えているから、そう感じるのです。基準が全て自分になっているのですね。

もし、自分が周りの人の考えややり方に全て賛同できるかと聞かれたら、答えはノーです。人は自分の考えや価値観がベースになっているので、すべての人に合わせることなど不可能なのです。

つまり、自分が全ての人に合わせられないのであれば、全ての人が自分に合わせられるわけがありません。それが理解できれば、苦手な人にもその人なりに物事の基準がありお互い賛同できないこともあると、見方を変えることができます。

 

反面教師として見る

自分が苦手だなと思う人は、何かクセがあったり、直してもらいたいところがあると感じているものです。「あの人がもっと静かになれば場の空気が良くなるのに」とか「もっと積極的になってもらいたい」など思うことがありますよね。

しかし、そういったことを相手に責めたところで直りませんし、そもそも言いづらいものです。また、苦手な人の嫌なところを考えているだけで、ますます嫌な気持ちになってしまいます。

そこで考え方を変えて、「あんな行動をすると周りを嫌な気持ちにさせるんだな」「積極的なことは大事なんだな」と、反面教師として見るようにしましょう。「自分は同じことは絶対しない」と考えることができますよね。相手がわざわざ悪い例を挙げてくれていると考えれば、逆にありがたいと思えてきます。

 

接するときはできるだけ必要最低限にとどめておく

「苦手な人とはできる限り接したくない」と思っても、組織や付き合いの中では多少なりとも接していかなければならないことがありますよね。そんな避けられない場合は、開き直って「仕事だからしょうがない」と思い、必要な時だけ接するという関係に持っていきましょう

特に直接自分の仕事に関係ない人であれば、無理に接することはやめ、かわすことでストレスもある程度軽くなっていきます。情や雰囲気に流されて、無理して苦手な人と接する必要はないので、自分の中でラインを引いておきましょう。ただし、組織的に迷惑になるような避け方はしないようにしっかり判断してくださいね。

 

あえて自分から接しに行く

上述した方法とは逆になりますが、あえて苦手な人に自分から接しに行くことも一つのコツです。あの人は苦手だと思っていてはずっと苦手のままですし、それではいつまでもストレスを抱えることに変わりはありません。いわゆる苦手意識が付いたままの状態ですね。

しかし、自分から接していくことにより会話が生まれて、じっくり話をしてみたら「実は良いところがあるな」と気づくこともあります。「ただうるさいだけだ」と思っていたら、実は「相手なりの考え方や気遣いがあったのか」ということに気づけば、苦手意識もなくなるでしょう。

喧嘩してもしっかり話し合えば解決することは多いですが、相手のことをよく知らない故に、勝手に嫌気がさしたり合わないと判断してしまうことは多分に起こります。ですから、自分から接して相手を理解するように努めれば、解り合えるときがくるはずです。会社の飲み会などで苦手な人にお酌してみたら、それがきっかけで仲良くなったなんてこともありますから。

 

苦手な相手を分析する

少し変わったコツですが、苦手な人の言動などを分析することはストレスの軽減に効果があります。人は生きていく上で様々な環境の中で育ち性格も作られていきますので、「この人はどのような環境下にいたのか」「どんな環境で育つとこういうことをする人になるのか」など推測し、自分なりに分析してみましょう。

基本的に、子供のころに十分な愛を受けてない人は、大人になり人を傷つける性格になってしまいます。また、仕事などで周りに認められない状況下にいると、捻くれた性格になるものです。そういったことが解れば、苦手な人のいる環境では自分から見て嫌な言動も「しょうがないか」という気持ちになるかもしれません。

 

以上、苦手な人とストレスをためずに付き合う方法をお伝えしました。少しでもストレスを軽減する方法を知っていれば苦手な人との付き合いも楽になりますよね。今回お伝えしたコツは、自分自身の思考術を変えるというもの、それは同時に相手を変えようとしないことでもあります。

重要なことは、人の性格は簡単に変えることはできないので相手を変えようとせず、自分の考え方を成長させること。特に、相手の悪いところを注視するのではなく、理解しようと努力することが大切です。

とは言え、苦手な人と付き合っていくことに、少なからずストレスはつきものですよね。もちろん苦手な人は少ない方が良いですし、できる限りこれからも作りたくないものです。そのためには、自分の考え方を見直し、苦手な人とも上手に付き合っていくようにしましょう。

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