疲労回復の鍵は食事にあり!今すぐ改善できるポイント解説

近頃、慢性的な疲労に悩んでいませんか。常に身体がだるい、一晩休んでも疲れが取れない。それは乱れた食事習慣がそうさせているのかもしれません。インスタント食品やスナック菓子ばかり食べていませんか。

そんな食生活を繰り返していたら、身体が欲している栄養素が十分摂取できていないかもしれませんよ。いざという時、疲れて動けないことのないように、食事で疲労回復に必要な栄養を補給し、疲れに打ち勝ちましょう。疲労回復が望める食材を知り、日々の食事を見直してみましょう。

疲労の原因を理解しよう

疲労の原因は乳酸です。乳酸は激しく運動した後などに「疲れたなぁ。」と感じる原因物質です。炭水化物や脂肪が運動エネルギーに変換されるときに発生し、乳酸が体内にたまることで人間は疲れを感じます。

肩こり、腰痛の原因でもあり、この乳酸を上手く減らせば、疲労回復に繋がります。また、必要な栄養が摂取できないと、パワーが出なくなり、それが疲れの原因にもなります。バランスの良い食事を心がけて体に栄養を送りましょう。

 

鶏肉を食べよう

鶏肉には良質なタンパク質が含まれています。その上、高たんぱく低カロリー。疲労回復に理想的な食材です。ビタミンも豊富で、ビタミンAは、疲れ目に効きます。

ビタミンにはストレスを緩和、精神安定させてくれる機能もあるので精神的に疲れた人にもおすすめです。鶏肉で最も注目したい栄養素がイミダペプチドです。

科学的にも証明されている成分で、イミダペプチドが活性酸素を抑え疲労回復に役立ちます。酸化が起こると体内が錆び、疲労が増してしまいます。それを防ぐのが抗酸化作用です。風邪の予防もしてくれます。

 

たまごを食べよう

卵はとくに眼精疲労に効果的です。燃焼しやすい、良質タンパク質をふんだんに含んでいることもポイントの一つです。ビタミンB群が豊富です。

ビタミンBは糖質を分解し、新陳代謝を促進します。細胞の再生に役に立ち、すこやかな皮膚を取り戻してくれます。アミノ酸は筋肉痛に効きます。炭水化物がエネルギーに変換される際に発生した疲れの元、乳酸を減らしてくれます。

逆に、アミノ酸不足になると筋肉痛が発生しやすくなるので、疲れがたまっている人はアミノ酸は食事に取り入れるよう気を使いましょう。生卵には免疫力もアップ効果もあります。

 

すっぱいものを食べよう

オレンジ、レモンなどの柑橘類やお酢は疲れを取ります。オレンジ100%ジュースは比較的飲みやすく、手軽に摂取しやすいです。ビタミンCは、抗酸作用もあり、身体の代謝の向上も期待できます。

女性の強い味方でもあり、肌の老化防止、シミの抑制など、美肌効果も期待できます。ビタミンCにはカルシウム、鉄分の吸収を助けてくれる働きもあり、この3つを同時に取ることで、疲れた肌にハリと弾力が戻ります。

オレンジを食べると、クエン酸も同時に摂取できるので、疲労回復をより促進してくれることでしょう。疲労がたまると良いことがありません。ビタミンを摂取して、イライラ、倦怠感を上手く緩和させましょう。

 

医者要らずの食べ物を食べよう

「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉がるようにトマトは、栄養価が高くすぐれた食材です。食事に積極的に取り入れましょう。トマトに含まれる成分には、クエン酸、リンゴ酸、リコピン、ビタミン類、ミネラルがあります。

リコピンはトマトを代表とする栄養素ですリコピンにはβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍に値する抗酸化作用があります。納豆も医師がおすすめする健康食品です。調理しなくても良いお手軽さがあります。

タンパク質、ビタミンBが豊富に含まれています。納豆菌は、ナットウキナーゼという酵素でできています。善玉菌の生成を助けてくれるので便秘解消に効果的です。また、血液の中をきれいに掃除し、血圧を下げ骨粗鬆症の予防もしてくれます。

身体の働きを手助けしてくれる酵素なので、食事で合わせて取りたい食材です。料理に一品加えてみてください。但し、ナットウキナーゼは熱に弱いので注意が必要です。

 

タウリンを摂取しよう

魚介類、特に貝類ホタテに多く含まれるタウリンにも疲労回復の効果があります。貝類、特にホタテは良タンパク質、ビタミンB、アミノ酸、亜鉛、タウリン、ミネラルと栄養素の宝庫です。タウリンには新陳代謝を活発にする力があります。

脂肪を効率よく燃焼させ、毒素を分解、デトックス効果が期待されます。肝機能の向上、コレステロールの抑制に良く効きますので疲労回復、食べ過ぎ、飲みすぎの時はぜひ摂取したい栄養素です。

タウリンが不足すると人は不安になったり、パニックを引き起こしたりします。タウリンを摂取すると、リラックスでき落ち着きますので、精神疲労にも良いです。

 

甘いものに注意しよう

砂糖、合成甘味料、カフェインといった刺激物質は体に好ましくありません。コーヒーを飲むと、眠気がなくなったり元気になったりしますが、それは一時的な効果にすぎません。一時は良いのですが、カフェインが切れた時どっと疲れてしまう人もいます。

疲れると甘いものを食べたくなりますが糖分は、体内のビタミンやカルシウムを減らしてしまいます。折角摂取したビタミンBが糖分の分解に使われ、意味のないものとなってしまわないよう、糖分の取りすぎには注意しましょう。

 

眼精疲労や肥満の抑制、精神安定など、健康に良い栄養素を知ることで、これからの食事に上手く活しましょう。鶏肉にトマト、ゆで卵を添えドレッシングをかけたヘルシー料理、良質なたんぱく質と納豆菌を組み合わせて脂肪燃焼を高めるレシピなど、上にあげた食材を複数使って、疲れに効くオリジナルレシピを作るもの良いですね。

栄養が足りないと、免疫力が低下したり、疲れが溜まりやすくなったりと、イライラしたり良いことがありません。毎日の食事に、疲労回復に効く食材を取り入れて、栄養に気に配りながら、疲れ知らずの身体を手に入れてください。楽しく食事して体内をメンテナンスしよう。

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