同棲にかかる生活費を揉めずに分担するには?

同棲にかかる生活費を揉めずに分担するには?
同棲にかかる生活費の分担方法は、自分からこうしようと相手に切り出しにくいですよね。お金のことですから、自分が得をするような提案はしにくいですし、かといって、自分の負担が大きくなるような提案は、特に女性の場合は、男性のプライドを傷つけてしまうことがありますから、気を遣って言えないでしょう。

しかし、金銭のことは、後々になってトラブルの原因になりえます。二人の関係が悪くなった時やケンカをした時に、同棲にかかる生活費のことで不満があれば、口論の時につい引っ張り出してきてしまうものです。こうなると関係性はどんどん悪化し、最悪の場合破局になりかねません。

ですから、同棲にかかる生活費は、最初の時点でお互い納得がいく形で決めておく必要があります。そこで、同棲の生活費を揉めずに分担する方法を6つのポイントに分けて解説します。

年収はむやみに聞かない

同棲にかかる生活費の分担を決めたいと思ったら、まず気になるのが相手の年収ですよね。しかし、ここで注意したいのは、相手と自分の年収が明らかに差がある場合はむやみに聞かない方がよいという事です。

同年代でだいたいお互いの年収が同じくらいだったり、同じ会社だからわかっているという場合にはよいのですが、例えば、男性が会社役員や経営者で女性が一般的な年収の場合、女性から男性に年収のことを聞くと、所得が目当てなのかとか、結婚を考えているのかと警戒される恐れがあるので、慎重にならなくてはいけません。

 

支出項目ごとに分担する

どちらか一方の年収が明らかに高いという場合は、同棲の生活費は折半よりも年収が高い方が多く負担した方が不満が溜まりません。しかし、何%という風に割合を決めるのは露骨すぎます。そこで、おすすめなのが出費の項目別に分担することです。

年収の少ない方が食費を負担し、年収が高い方がそれ以外を負担するのです。二人分の食費はおよそ月3万円、外食をしたとしても5万円未満程度です。一方、2人で済む場合、家賃と光熱費は合計で10万円以上することもありますから、結果的に年収が多い方が多く負担することになります。

それでも、最初に決めておけば「自分は食費が担当なんだ」と思えるので負担が少ない方も負い目を感じずに済みますし、少しでもよい食材を買おうとしますから自然と食卓が楽しくなり、2人の関係も良好になれるのです。

 

きっぱり折半する

職場の同僚や同級生同士の同棲の場合、お互いの年収がだいたい同等だということがわかりますよね。このように年収に差があまりない場合には、同棲にかかる生活費の分担は折半した方が良いでしょう

男性だから多く払うとか、何となく女性の方が家賃を払うなど、あいまいな根拠で分担をしてしまうと後でどちらか一方が「不公平だ」と感じ始めます。しかし、お金に関する不満はすぐに相手に伝えにくいものですから、ため込んでため込んで最終的に不満が爆発して大喧嘩になることも十分あり得ます。

最初に「年収が同じくらいだから折半にしよう」ときっぱり認識を合わせておくと揉めごとを回避することができます。

 

立て替えたレシートの保管

同棲にかかる生活費を折半にしようと決めたら、お互いに自分が負担した分の半分を相手に請求することになります。しかし、都度金銭の受け渡しをしていると、漏れが発生したりダブって請求してしまう可能性もあります。

そこで、おすすめなのがお互いに自分が立て替えた分のレシートを保管しておくことです。レシートを保管しておき、精算済みのレシートに印をつけておくと忘れません。レシートを紛失したら自己責任だと諦めれますし、お互いに相手を疑うことなく気持ちよく精算ができます。

 

大きい買い物の時は相談

同棲にかかる生活費で見落としがちなのが、家電や家具などの大きな買い物です。実際に一緒に暮らしてみると「これが足りない」というのが発生するのです。しかし、この時に独断で大きな買い物をしてはいけません。自分が負担するならよいのですが、勝手に買ったものを折半しようと言われても納得できないのが普通です。

例えば、洗濯機であれば、どのような機能が必要なのか、予算はいくらまでで選ぶかを二人の合意のもと決定する必要がありますし、便利家電やキッチングッズは必需品ではないため「本当に必要か」を二人で相談しなくてはいけないのです。

 

共通の口座で貯金

同棲をした後に結婚を考えている二人の場合、同棲の生活費分担と連動して進めておかなくてはいけないのが、結婚資金の貯金です。一言で貯金をしようと言っても、2人が別々の口座で貯金をするのと共同の口座を持つのとでは状況が大きく異なります。

おすすめは共通の口座を作ることです。別々だとお互いにこっそり買い物をすることができますし、どちらかが無駄遣いをしていると、そうでない一方は「自分は節約しているのに」と不満が溜まります。共通の口座を持つことで結婚というゴールにともに歩んでいくことができます。

 

さて、同棲にかかる生活費で揉めると、関係修復には大きな時間を費やすことになりますよね。最悪の場合は破局ということにもなりかねません。浮気や気持ちが冷めたなど破局の原因になることはたくさんありますが、金銭トラブルというのは特に関係修復をするのが難しいものです。

ですから、たかが同棲にかかる生活費の分担だと軽視せずに、同棲したら最初に決めておくことが肝心です。お互いが納得できる形で分担を決めるのが一番よいですね。

ですが、年収に格差がある二人、年収を相手に教えたくない人など様々いますから、もし同棲にかかる生活費の分担をするにあたって相手の収入のことを聞けない雰囲気であれば、そこは触れなくてもよいでしょう。相手の様子を伺いながら慎重に決めていくのがポイントです。

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