一生独身で過ごしたいと考えている人は意外と多いですよね。家族や子供を気遣うことなく時間もお金も自由に使える独身生活には確かに魅力がありますし、一生独身の道を選ぶ人はそんな自由気ままなライフスタイルを変えたくないのを理由にしています。つまり、一生独身で過ごしたいという人は独身生活の長所、結婚生活の短所からその結論に至っているのです。
しかしそれだけで判断するのはあまりにも軽率であり、将来後悔しないためにも逆のパターンも考えてみるべきでしょう。つまり独身生活の長所と結婚生活の短所だけでなく、その逆となる独身生活の短所と結婚生活の長所にも目を向ける必要があるのです。最も、独身生活をエンジョイ中の人からすれば一生独身でいることに短所はないと思うかもしれません。
そこで独身生活の短所をテーマにして、今回は「一生独身を貫くためには、知っておくべき6つの不安」をお伝えします。
老後の生活の不安
一生独身である以上、独りで生活しなければなりません。若い時はそれに対して何の問題もないですが、老後のことを考えると不安があります。
健康な身体を維持できればよいですが、もし身体が不自由になってなおかつ病院通いが必要になったらどうすればよいのか?…家族がいなければそんな時でも独りで病院に通わなければならないですし、身の回りの世話をしてくれる人もいません。
また、いずれ老いて死亡した時、その後のことはどうなるのか?…このように身体の衰えと死が現実的なものになる老後においては一生独身は不安だらけです。
病気になった時の不安
老後に関係なく、時に人は病気になることもあります。家族がいればそんな時は誰かが病院に連れて行ってくれますし、入院した時も助けになってくれるでしょう。しかし独身の場合はそうもいきません。
最も、両親が健在なうちはこうした際に両親を頼れますが、いずれ両親が他界し本当に独りになった時は誰も助けてくれないのです。一生独身ということはお金においても自分の収入しかあてにできないわけで、身体を壊して働けなければ毎日の生活すら危うくなってきます。
収入面での不安
特に女性が一生独身の場合に感じる不安です。一般的に男性の方が収入は多く、定年まで一企業で働く女性はなかなかいません。しかし一生独身であるからには生活のために仕事を続ける必要があるわけで、そんな収入面の不安もあるのです。
女性の場合大幅な年収のアップは見込みにくいですから、生活はできても老後に向けた貯蓄は難しいでしょう。また、男性においても長期で入院した際は一切収入が得られなくなり、一生独身でいることは起こること次第で生活できなくなる危機に直面します。
独身を選んだことに後悔する可能性の不安
これは心の問題です。一生独身の道を選んだとして、本当にそれに後悔しないでしょうか?友人達も結婚して子供が産まれることで生活はガラリと変わり、自分と付き合ってくれる機会も少なくなるでしょう。
そうなると独りで過ごす時間が増えますし、その時になって後悔してももう遅いのです。結婚すれば良かったと絶対に後悔しないかどうか?…一生独身の道を選ぶ時にはそれを自分に問いかけてください。
孤独が訪れる不安
一生独身とイコールで結び付けられる表現が「孤独」です。若い時は仲間と遊べることで孤独を感じないですが、年数が経つことで孤独を実感する場面が多々訪れます。両親の他界、仲間達の結婚、独りの食事…一生独身である以上、孤独を感じるこれらの場面は必ず訪れます。
孤独になれば遊び相手はもちろん話し相手すらいないですし、年齢が高くなれば若い時のように仲間と頻繁にLINEや電話をすることもなくなります。つまり一生独身の道を選ぶと、年齢が高くなるにつれて孤独を実感する機会が増えてくる不安があるのです。
両親の老後の世話の不安
両親の介護をする大変さは度々ニュースなどでもテーマに取り上げられています。両親の老後は場合によって介護が必要なケースもありますし、だからと言って介護に集中すれば仕事ができなくなってしまいます。
介護士に依頼するにしても専用のスタッフを雇うには毎月高い費用が掛かります。一生独身となるとこうした場合に妻や夫に頼ることができず、生活に大きな支障が出るのです。
一生独身に過ごすことは自由や気楽さにおける長所があるものの、これらの不安があることが短所です。結婚すればその不安は解消されますが、結婚というのはしようと思った時にできるものでもなく、しかも年齢が高くなるにつれて結婚は難しくなるのです。もちろん一生独身の選択が間違っていると言っているわけではありません。
ただ、一生独身を貫くからには様々な不安要素があることを知っておかなければならないのです。そして、そんな多々ある不安要素の中で1つでも耐え切れないことがあれば一生独身の選択をしてはいけないのです。
結婚か一生独身を選ぶか…それは今だけでなく将来のことも考えた上で決断してください。また、結婚と一生独身のそれぞれのメリットとデメリットもそれぞれ把握してください。
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