一瞬でやる気を出す3つの思考転換術

一瞬でやる気を出す3つの思考転換術
やる気の出ないときにやる気を出すのはとても難しいことですが、人間誰しもやる気の出ないときがあります。やらなければいけない、頭ではそれがわかっているのに集中できない、そんなときは自分で自分がいやになってしまいますよね。

明日までの宿題があるのに集中できない、テストが迫っているのに勉強に集中できない、大事な発表があるのに準備に集中できない、そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

学生時代なら宿題ができずに先生に叱られるくらいですみますが、社会人だとそうはいきません。どうしても仕上げなければいけない仕事があるときは、搾り出してでもやる気を出す必要があります。そこで今回は、そんなときのために、一瞬でやる気をだす思考転換術をお届けします。

怠け心を吹き飛ばしてやる気を出す「時間を浪費するな!」

時間
一言でやる気が出ないときといっても、実際にはいくつかのパターンがあります。期限までまだ間があるときは、どうしても怠け心がでてしまうものです。今日はまだやらなくても大丈夫、明日とりかかれば何とかなる、今日はまだ大丈夫・・・。

そう考えて一日一日先送りにしているうちにいよいよ当日がきてあせってしまう、やる気を出すにももう遅い・・・。そんな人に贈りたい言葉がこれです。

時間を浪費するな!人生は時間の積み重ねなのだから。
(If you love life, don’t waste time, for time is what life is made up of.)

早世した格闘家で映画俳優のブルース・リーの言葉だと伝えられています。

時間は目には見えません。砂時計でも見ない限り、失っていることにも気付かず、ただ静かに流れていきます。気がついたときにはすっかり失われている、失った時間は二度と取り戻すことはできません。その時間のあいだに出来ていたはずのことは永遠に出来ないのです。

そういう羽目に陥らないためには、時間を浪費しないこと。人生は一分一秒の積み重ねです。人生を作り上げているもの、その最小単位が今私たちの指の隙間からこぼれおちていく一分一秒なのです。

やる気がでない、やる気がでないといっているうちに、人生の最期の日が来たら・・・。そう思うと、ぼんやり寝ころんでテレビを見たり、うだうだとネットショッピングをはしごしたりしていられなくなるものです。怠け心がわいてきたときは、この言葉を思い出してやる気を出すようにしましょう!

 

挫けそうなときやる気を出す「決して屈するな!」

やる気

人間、生きていれば、挫けそうなときもあります。そんなとき思い出して欲しいのが、イギリスの首相でノーベル文学賞の受賞者でもあるウィンストン・チャーチルの言葉。シンプルだけど、いや、むしろ、シンプルだからこそ、良く知られている演説の一部です。

決して屈するな。決して、決して、決して!
(Never, never, never, never give up!)

これはチャーチルが自らの母校であるハロー校の卒業生に向けた餞の言葉と言われています。第二次大戦中のことですので、戦況を鑑みてのNever, never, never give up!なのでしょうが、日常の色んな場面で私たちを助けてくれます。

実際の社会では、諦めなければならないこともたくさんあります。諦めることが次のステップになることもあるでしょう。いずれのケースにおいても、諦め方というのが問題になってきます。後悔しない生き方をするためには、やるだけのことをやって諦めること。それが大切です。

やるだけやって敗北するなら、たとえその代償が大きくても、納得はいきます。けれど、やらずに屈するとなると、どうしてもっとしっかりやっておかなかったんだろうと一生後悔することになるのです。

そのように考えてみると、「決して屈するな。決して、決して、決して!」というチャーチルの短いけれど力強い言葉は、やる気がでないとき、心の底に沈んでしまっていたやる気を出すための魔法の言葉といえるかもしれませんね。

 

ふさぎの虫を吹き飛ばしてやる気を出す「退かざる者は必ず進む」<

どうしてもやる気を出す気になれないときというのは、ふさぎの虫に取り付かれているときです。軽いうつ症状のときなど、自分には何もやり遂げられないと感じられるものです。そういうときでも、仕事や約束があれば、無理にでもやる気を出して仕上げるしかありません。

そんなとき思い出したいのが、一万円札でもお馴染みの、教育者で思想家の福沢諭吉の言葉。

「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」

退かざる者は必ず進む
進まなければその場に留まっているかのように思いがちですが、結果的には場所を譲り、退くことになるものです。逆に、退きさえしなければ、やがて必ず前に進むことになる。

いま、無理にでもやる気を出すこと、そして退かずそこに留まること、それが結果的に、進むための土台になる

のです。

やる気のない状態のとき、進むことばかり考えていると気が遠くなってきます。そこで、せめて退かないことにしようと考えなおすと、気持ちが楽になってやる気が沸いてくるものです。

行き詰ってしまっているときは、受け入れやすい考え方、動きやすくなる考え方をすることが大切です。頑張ろう、頑張ろうと考えすぎても身体も頭も動きません。「とりあえず」退かなければ良いというくらいに妥協してあげると、身体が軽くなります。

ものは考えようです。ひとつの考えに取り込まれず、妥協しやすい柔軟性のある考えを取り込んでいきましょう。

 

失せてしまったやる気を出すためには、失ったもののありがたみを感じることが大切です。「時間を浪費するな。人生は時間の積み重ねなのだから」という言葉は、失われた時間の重みと今もっている時間のありがたさ、そして、これから先の時間への期待をはらんでいます。

「決して屈するな。決して、決して、決して!」というチャーチルの短い、しかし力強い言葉は、ただやり遂げるのではなく、どうやり遂げるかという点にまで考えを運んでくれます。

福沢諭吉の「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」という言葉には、留まることの重要さ、そして、自分と妥協することの道筋を教えてくれます。

心が折れているときにやる気を出すのは簡単なことではありませんが、先人たちの言葉のなかからエキスを吸収してやる気を出していきましょう!

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