学校へ行くにも仕事へ行くにも、人間関係というのは離れられない問題ですよね。タイプが違う人同士のコミュニケーションでは、その煩雑さから「もう友達はいらないから、一人で自由にやっていきたい」と思うこと、誰しもあるはず。
十人十色というように、人の意見や置かれている状況は様々。たった三人だとしても意見がまとまるのが難しく感じられます。そして、人間関係の難しいところが「あちらを立ててもこちらが立たない」こと。素直な気持ちだけで付き合えるならまだしも、そこには利害関係や虚栄心、競争意識など、本人にとっては大切だけど、他人から見たら余計とも思える感情も多々ありますよね。
人間関係に振り回されすぎると、自分の大切なものまで失くしてしまいかねません。でも、「友達なんていらない!」という考え方には人生において大きなデメリットをもたらすのです。そこで今日は、友達なんていらないと思う人に知って欲しい5つの事についてお伝えします。
コンテンツ目次
友達なんて、いらないと思う人に
知って欲しい5つの事
話を聞いてもらえるだけでも精神的な支えになる
人間にとって共感力というのはとても大切な能力です。人は共感し合えることで安心できますよね。イライラは嫌な奴や理不尽な出来事から起こるものですが、そんな気分から救ってくれるのもまた「人」なのです。
辛いことが起こったとき、大きな間違いをしてしまったとき、理不尽な思いをしたときなど、側にいて話を聞いてくれるだけでも「自分は間違ってない」と卑屈にならずにまた前向きになれます。自分の支えになってくれるような友達をいらないと思ってしまうなんてもったいない考え方です。
喜びを分かち合うことで幸せになれる
もう一つ共感力の大切な部分で、うれしい気持ちを分け合えるという点があげられるでしょう。
友達は話を聞いてくれるだけの存在ではありません。楽しいことやうれしいことがあれば一緒に喜んだり、相手を喜ばせてあげることで自分も幸せな気分になれることがあります。もちろん、親切は見返りを求めてしてはいけませんが、自分の好意を受けとってもらい、それが相手のためになった時のうれしい気持ちはなかなか味わえないもの。
「誰かの役に立てている」という気持ちは自分の存在を肯定できる唯一の方法です。そう、自分が精神的に健全であるためには人を喜ばせることが必要です。人生の喜びを分かちあえる友達など、本当にいらないと思いますか?
縁の力は絶大なので手放すべからず
なにも正攻法ばかりが良いわけではないこの世の中。仕事を手に入れるにしても、コミュニティーに属するとしても「縁」の力は絶大に人生に作用します。友達がいらないと誰とも付き合いを拒否してしまえば、この大切な縁の力は途絶えてしまいます。
そのなかでも、友達というのは親や家族と違って、自分の心の細かい部分まで理解できる存在。そんな微妙な部分を知ってくれている友達は、時に素晴らしい縁を運んできてくれます。
「類は友を呼ぶ」と言いますが、やはり友達というのは他の人間関係の中でも自分の内面をよく知っているため、趣味の集まりにしても、恋愛にしても、かなり良い縁を運んでくれる可能性は高いでしょう。
人は、人との関わりからでないと成長できない
「客観性」というのは字のごとく、自分以外の他人の視点からでしか得ることができないものです。問題解決にとても重要な考え方であるこの客観性は多くの人とのコミュニケーションの中でなくては学ぶことができません。
新しいアイディアであったり、柔軟な考え方なども他の人から得られるもの。手っ取り早く読書などをすればそれらの能力は得られると思っている方も多いかもしれませんが、料理やスポーツ、音楽などと同じで、能力の習得というのは実践するに勝るものはありません。
特に、友達は人間が成長する上で考え方を成長させてくれる重要な存在。そんな友達をいらないなどと言ってしまうのは、まだ未熟な証と言えるでしょう。
友人関係は有益な情報源となる
もし、友達がいらなかったら、生きる上で重要な情報はどこから得ますか?現代はインターネットが普及しているため、スマホを見れば同じような状況、価値観の人たちの意見に触れることができ、あまり寂しい思いをすることは少ないかもしれません。
ですが、実はそれも人間関係のうちです。ネットからの情報だけの受身でいるよりも、双方向で意見を交わすと、ひとりが持つ情報量に無限の広がりが加わります。受け取るだけでは物事の側面しか見えませんが、質問することで方向性を示したり、掘り下げたりして新たな可能性が出てくるものです。
人生を薄っぺらいものにしないためにも、ネットでも現実でも、自分にとって有益な人間関係を築いていけるようにしておきましょう。
今回は、友達なんていらないと思う人に知って欲しいことについてお伝えしました。
友達をいらないと考えてしまうのは、「友達」の形やつくり方に固定観念があるのかもしれません。例えば、小さな頃にテレビや学校、マンガなどの影響から「友達」とはこういうもの、こうやって付き合うもの、と「友達」のイメージを植え付けられている側面が強いこともあげられるでしょう。
しかし、人の性格はそれぞれなので、型にはまった「友達」であれば、付き合うのが面倒になり「いらない」と思ってしまうことだってあります。ですので、あまり友達という枠に囚われず、単純に会話を楽しんだり、共感したり、知識の交換をしたり、時間を共有することが大切なのです。
また、友達が必要だとしても、生活の全てにおいて共感できる友達を作る必要はないでしょう。なぜなら、友達とは立場や考え方、置かれた環境が違うもの。そういった自分と違う存在は刺激をくれるので、相手を尊重して話してみると楽しくなりますよ。
まとめ
友達がいることのメリットとは
・精神的な支えになる
・喜びを分かち合い幸せに
・縁の力は絶大
・人間同士の関わりで成長する
・有益な情報源となる
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