定期テストや資格試験など、何かと学習する機会って多いですよね。でも、学習する必要があることは分かっているのに「どうやって学習して良いのか分からずに、ただなんとなく学習をしている」とか「勉強の仕方が分からないから家ではほとんど学習していない」なんて人も多い事でしょう。
実は、ただやみくもに学習をしていても、しっかりと身につくことはほとんどありません。みなさんの中にも、日ごろからしっかりと学習しているのに、なかなか結果が伴わないという経験がある人も多いのではないでしょうか。
せっかく学習するなら、楽しく短時間で学習したことを身につけたいですよね。そこで今回は、短時間でしっかりと身につく勉強の仕方についてお伝えします。
30分勉強したら10分休憩しましょう
みなさんは、学習をしているときに、次のような経験がありませんか?・途中で飽きてしまう・なかなか覚えられない・人と同じ時間学習しているのに理解度に差が出ている思い当たることがひとつでもある人は、集中力が欠けていることが考えられます。
このままでは、学習が楽しいものとなるどころか、つらいものになってしまうこともため、学習することが苦痛になってしまいます。これでは、どれだけ学習しても身につきませんよね。
学習したことをしっかりと身につけるためには、楽しんで学習をする必要がありますが、そのためには、「学習=つらいもの」という認識を変える必要があります。そこでおすすめしたいのが、30分学習したら10分休憩する方法です。
この勉強の仕方は、脳のメカニズムを応用した方法です。脳科学的に見ると、個人差もありますが、集中して学習できる時間は最大で90分だと言われています。
しかし、実際には30分学習を続けると、学習することが苦痛になってくるので、「学習がつらい」と思う前に10分間の休憩を取り入れることで集中力の欠如を防ぎます。学習を再開するときにも「30分くらいならがんばれる」と思えるので継続させやすい学習法です。
暗記ものは声に出して読みましょう
学習には暗記がつきものですよね。教科や資格内容によっては、たくさんの暗記が必要になるものもあります。暗記は、書いて覚えるという勉強の仕方もありますが、それよりも有効な方法があるんです。しっかりと暗記するためには、脳に印象づけることが大切です。
そのためには、どれだけ脳を使うかがカギになってきます。そこでおすすめしたいのが「声に出して読み上げる」方法です。声に出すことで、視覚と聴覚を使います。
五感を使うことで脳にしっかりと印象づけることができるので、ただ黙読で覚えるよりも暗記しやすくなります。さらに「話す」という動作は、脳をたくさん働かせる動作なので、暗記力の向上にもつながります。さらに効率よく暗記するためには「体を動かしながら声に出して読む学習」もおすすめです。
脳の海馬は、記憶のコントロールや集中力にに関係しています。この海馬からシータ波が発生すると記憶力や集中力がアップするのです。そのカギとなるのが「運動」。部屋の中をゆっくり歩きながら声に出して読み上げることで、海馬からシータ波が出て効率よく暗記できます。
復習を繰り返しましょう
忘却曲線って知っていますか?これは、ドイツの心理学者「ヘルマン・エビングハウス」が実験から導き出した暗記後の忘却率を表したものです。
これによると、暗記したものは、
・30分後⇒40%
・1時間後⇒56%
・1日後⇒74%
・1週間後⇒77%
・1ヵ月後⇒79%
忘れてしまうというデータが出ています。つまり、一度の学習では忘れてしまうことが多いということです。そこでおすすめしたい勉強の仕方が、復習を繰り返す学習法です。
たとえば、英単語を覚えるとします。ひとつの単語を一度に何度も書いて時間をかけるよりも、ひとつの単語にかける時間を減らし、学習する回数を増やすほうがより効率よく覚えることができます。
最低でも暗記して10分後、寝る前、翌朝の3回は復習しましょう。確実性を高めるためには、1週間後とか1ヵ月後に同じことを復習すると良いですね。
英語で日記を書きましょう
「英単語がなかなか覚えられない」とか「知識として保有する英単語の量を増やしたい」ときににおすすめしたい勉強の仕方は、「英語で日記を書く」ことです。私たち日本人は、日ごろから日本語に慣れ親しんでいるので、英語が苦手な人ほど難しいものです。
その上で、英語で日記を書くためには、文法や単語を自分で調べる必要がありますよね。この「自分で調べる」ということが大切なんです。人から聞いたことは、すぐに答えが出てしまいます。短い工程を経て答えを得るため、記憶をたどるときの道がひとつしかないのです。
しかし、自分で調べるとどうでしょう?より多くの工程が必要になりますよね。これはつまり、その分だけ記憶をたどるときの道が増えるということ。苦労して自分で調べるほど、なかなか忘れない知識となるんです。
英語に限らず、分からないところは、すぐに誰かに聞いて答えを導き出すのではなく、できるだけ自分で調べて答えを得るようにしましょう。どうしても分からない部分は、そのあとで聞いても遅くありませんよ。勉強の仕方に悩んだら「自分で分からないところを調べる」学習から始めても良いかもしれませんね。
ノートまとめに時間を使いすぎないようにしましょう
短時間で効率よく学習するためには「必要のないことに時間をかけすぎない」ことが大切です。勉強の仕方が分からないと、長い時間を費やしてノートまとめをする人がいます。でも思ったように成績は伸びません。
なぜだと思いますか?それは、ノートをまとめることに満足してしまったり、ノートをまとめたことで覚えたつもりになったりしてしまうから。もちろん、ノートをまとめることは良いことです。
でも必要以上にノートまとめに時間をかけてしまうと、そのあとに必要な暗記や問題解きをする時間がなくなってしまいます。これでは思うように成績が伸びないのも頷けますよね。ノートをまとめる場合には、要点だけを効率よくまとめるようにしましょう。
まとめ方が分からない場合には、要点がまとめてある問題集や参考書などからヒントを得ても良いですね。成績を上げる勉強の仕方は、要点の暗記と確認のための問題解きが大切です。この部分にしっかりと時間が取れるよう、学習時間をうまく配分しましょう。
さて、勉強の仕方が分からないと、だらだらとした学習になりやすいですよね。でもだらだらとした学習は、集中力が足りないので、どれだけ学習に時間を費やしても結果が伴いません。短時間で効率よく学習するためには、集中力を維持することが大切です。
勉強の仕方が分からない人の中には、学習に苦手意識を持っていることも多いですよね。苦手意識が強ければ強いほど、集中力も持続しにくいので、まずは短時間でも、学習する時間を決め、その時間内は、スマホや携帯電話の電源を切るなどして、学習だけに集中できる環境を作りましょう。
また、勉強の仕方が分からないと、あれこれやろうとする傾向がありますが、これでは、ほかの学習に切り替えるたびに集中力が切れてしまうため、学習効率が落ちてしまいます。
「この時間はこれ!」とひとつに決めて、それだけに集中することが結果を出すコツです。短時間でも効率の良い学習をしていると、少しずつ結果が伴うようになるので、学習することが楽しくなってきます。ぜひ、自分に合った勉強の仕方を見つけて、試してみてください。
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ほんとこれですね!
最高です!
今まで1度にやってしまおう、と目標を高くしすぎていたので集中力がもつ範囲でやろうと思います!
あと、復習はしっかりしようとおもいます。
何事も、コツコツやっていきます…!(๑•̀ •́)و✧
やってみます(๑>◡<๑)
30分やって10分休憩は、すごくいいです
あざす!
中1です。
30分勉強したら10分休憩というのは、気持ちも楽で良い方法だと思いました。それに、30分くらいなら頑張れるかもという気持ちで取り組めるので、集中してみっちり30分勉強できそうです。
暗記は声を出すというのも、効率が良くて良いと思いました。特に定期テストには教科書の問題がそのまま出ることが多いので、声に出して覚えておけば、無敵です。
復習を繰り返すというのも、良いと思いました。何度も問題を解きなおすことで、内容がはっきり定着すると思います。ただ、テスト週間の間だけでは繰り返してばかりいると、他のことを覚える時間がなくなってしまい、大変そうだとも思いました。
英語で日記を書くというのは、正直なところ、中1にはハードルが高く思います。でも、英語に日ごろから慣れておくという面では良いと思います。
ノートまとめに時間をかけすぎないことは、良いと思いました。私も、綺麗なノートをとることばかり意識して、授業の内容を正しく理解していないことがあります。綺麗なノート、ではなく、少しくらい汚くても良いから、自分には、授業の内容が分かるようにまとめられると良いです。
たくさんの参考になる勉強方法をありがとうございました。
僕もそう思います
同感!!