陰と陽を活かして「春」を快適に暮らす7つの方法

陰と陽を活かして「春」を快適に暮らす7つの方法

少し前に、「陰と陽を活かして「冬」を快適に暮らす7つの方法をご紹介しました。

陰と陽を活かして「冬」を快適に暮らす7つの方法
世の中には、相反するものが存在します。 例えば 男と女 太陽と月 夜と朝 右と左 生と死 交感神経と副交感神経 暑さと寒さ 等。 東洋では、これらの相対的な物事を「陰陽=上記表で言うと、左が陽、右が陰」というモノサシで見て、そのバランスをとる生活の仕方、食の仕方をしてきたのです。 言うならば、「自然の摂理」「宇宙の秩序...

復習も兼ねて、簡単にご説明しますね!

世の中には、相反するものが必ず存在します。男と女、太陽と月、朝と夜、静と動、生と死。

これのように相対的な物事を「陰陽」として見るのですが、このバランスが大切で、意識して生活すると、自然調和し、心身穏やかに、健康に暮らせる、長年の東洋に伝わる智恵なのです。

大切なのは、「バランス」

どちらかに偏っているならば、もう一方を補って「中心」に持ってくるように工夫をしていこうよ、という考え方なのです。

早速、春バージョンをご紹介しましょう。

1シーズン前の冬は、極陰でしたよね。

陰の特徴は、冷たく、静かで、遠心的、上昇的。寒いシンと静まり返った朝に、太陽を浴びて、蒸気が上に上がる様子。方々に踊りだす雪のダイヤモンドダストと思い浮かべると、この特徴は分かりやすいですね。。

さて、春。

春は「小陽」と位置付けられます。極陽である「夏」の一方手前という所でしょうか。この小陽の春の大きな特徴は「上昇するエネルギー」があります。

春になると、何だか、やる気がでますよね、あれは自然の上昇エネルギーなのです。この時期に大切なのは、地球の上昇に乗って、身体を上昇ペースにもっていく事です。冬の目覚めを促す過ごし方がポイントになります。

上昇する食材を食す

「エネルギーの上昇」

これを体に当てはめて見てみると、身体の不要な毒素を上昇(最終地点は顔)させ、排出とイメージできます=身体のデトックス。

冬にため込んだ毒素も上昇させ、一気に出してしまいましょう。

実は、春に肌荒れを起こしやすいのは、これに関係しているのです。顔は上昇した体の毒素をだす、最終地点ですから。春の肌荒れは、歓迎しましょう!体の不要なものデトックスですから!

さて、上昇する食材

① 上伸野菜(上に向かって伸びている野菜)

菜の花、ねぎ、水菜、パセリ
ここで重要なのは、デトックスしやすい野菜=苦味が強い成分のものが効果的です。

② 雑穀(大麦、はと麦、まる麦、ライ麦)

雑穀は、白米や玄米よりも、パワーがあります。エネルギーが高いのです。この上昇エネルギーの時期にエネルギーが高い雑穀を食すと、エネルギー上昇を促すことができますよ

 

「小陽」向けの調理法で食す

1シーズン前の冬は、陽性の力を多く必要としたので、火力(=陽性)を加える煮込み料理がいいとお伝えしました。

春は、小陽ですので、今度は抑えていかなければなりません。

火力を少しにする、ゆでもの、和え物、さっと炒める程度のものに変えていきましょう。次に来る「極陽」の夏に向かって、火力を減らしていく意識をしていると、季節の変わり目に心身が対応しやすくなりますよ

 

早起きをする

春になると、「陽気=陽性の気」が流れ始めます。

「陽気だね」という言葉、この春から来た言葉なのかもしれませんね。冬には縮こまっていた体や心を解放するために、日の出をたっぷりあびる早起きをしましょう。

冬で癖がついてしまった体の縮こまりを、緩めてあげましょう。大きく伸びをして、まるで土から根がでるようなイメージをしながら、太陽の陽の気をあびて体を春モードに合わせてみましょう。

 

新しい事を始める

春は芽吹きの季節です。自然の視点から見ると、春は植物の芽吹きにパワーを取られて
人はおいて行かれがちになります。なにせ、一つ前は極陰の冬でしたらから、まだ体が目覚めていなかったりするのです。

意識を上昇するエネルギーに切り替えましょう。

そのためには、春に新しい事をするのが適しています。

春・・と言えば、入学式、新学期、確かに新しい行事をここに持ってきていますよね。理にかなった配置ですよね。学生生活から卒業すると、新学期を意識できなくなってしまうので、何か一つ、春に始めてみましょう。早起きの習慣、朝のランニング、英会話、せめて1年かけて続ける何かをやり始めてみましょう

 

肝臓と目をいたわる生活にする

春は、肝臓が疲れやすい季節と言われています。周りの自然環境が春に移り変わるにつれて、体も春に移行しようと頑張ります。

しかし実際は、冬の漂流したエネルギーの転換はすぐにはできません。

肝臓は、「怒り」の臓器ですから、体のエネルギー転換がうまくいかないと、イライラしやすく⇒不眠⇒血圧上昇や生理不順、アレルギー という悪循環を生んでしまいます。

肝臓を通っている道(体の道筋=経絡)は目に繋がっているので、肝臓の調子が悪いと目に不調がでます。目の疲れ、目の疾患、この時期は十分に注意をするといいでしょう。

日が伸びたからといって、夜遅くまでテレビを観たり、飲んでいると、肝臓や目に不調がきてします。体=心ですから、両者のバランスが崩れると、心も不安定になり、怒りやすいくイライラしがちになってしまいます。

陽に転じたとは言え、緩やかな対応をしていくようにしていきましょうね

 

陽気にふるまう

陽気は、春にピッタリの言葉です。

気持ちも朗らかに、体も緩んでくる季節です。

社交的にもなるでしょう。是非、意識的に「陽気」に振る舞ってみましょう。笑顔を作ると笑顔筋肉を通じて脳が「笑っている=楽しんだな」と勝手に判断して幸せホルモンを出します。

陽気で幸せな気分になると、体全体が冬を脱する事ができ、新しい春に適合できるようになります。

自然のリズムに体が適応できると、心身の不調和を起こしにくくなりますよ

 

自然を愛でる

春は、自然のパワー、エネルギーをふんだんに感じる季節です。

突然に出した植物の芽に、花に驚く事もあるでしょう。まさに「エネルギーを蓄えていた」ことを感じさせられるでしょう。

こんな言葉があります

“何も咲かない冬は、下へ下へと根を伸ばそう。春になると、やがて大きな花が咲く“

植物は、まさしく寒い冬をじっと地面で耐えていたと言えるでしょう。何も言わず、文句も言わず、ただじっと耐えていたのです。ある日来る春のために。そんな植物に、自然にレスペクトの気持ちを感じませんか?

忙しく飲んでいる人間たちとは違い、しっかり根を下にはって次の季節に備える自然。
その力強さを見習い、感謝し、愛しましょう。

その気持ちが周りの人達への愛にも通じ、より良い人間関係を築くスタートになりますよ。

 

さて、このように陰陽で季節をとらえて、特徴を知ると、色々な側面が見えてきますよね。是非とも、意識してみてくださいね!どうぞ素敵な春ライフを。

春夏秋冬、陰と陽についての記事はこちら
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