結婚式で会場を感動に包み込む、友人代表スピーチ9つの例

結婚式で会場を感動に包み込む、友人代表スピーチ9つの例

友達の結婚が決まり、あなたに「友人代表スピーチ」の話が来るということは、あなたは、その友達にとって、とても大切な存在なのでしょう。その時、友達の気持ちに応えられるよう、「素敵な友人代表スピーチをしたい」と思うのは至極当然のことです。

でも、いざ、「披露宴でスピーチをする」というのは、意外と大変なことです。そこで、スピーチの基本やマナーなどを、しっかりと押さえておくことで、臆することなく、素敵な友人代表スピーチが出来ます。

そして、さらに、あなたなりのアイデア溢れる友人代表スピーチが出来れば、友達も披露宴に出席されている方たちにも、喜んでいただけるのではないでしょうか。

スピーチの基本、原稿をしっかり作りましょう

結婚式の披露宴というのは、気心の知れた仲間ばかりの、「内輪の集まり」ではありません。そこには、新郎新婦のご両親をはじめ、親戚の方々、会社の同僚や上司の方も出席されていると思います。

友人代表スピーチなので、「なんとなく友達のことを話しておけば良いや」と軽い気持ちでスピーチをするのは、友達だけではなく、他の方々にも失礼になります。まずは、しっかりと原稿を作りましょう。スピーチの基本は、1・スピーチを引き受ける、2・テーマを決める、3・骨組みを作る、4・原稿にまとめる、です。

 

基本の型は「導入」「展開」「結び」です

スピーチの基本は、大きく三つに分かれています。まずは、「導入」→「挨拶」です。お祝いの言葉を述べ、簡単な自己紹介と、招待されたことへのお礼なども述べておきましょう。この時、当日の新郎や新婦の感想を入れても良いでしょう。

次に、「展開」→「エピソード」です。ここは、スピーチの中心となる部分です。友達の人柄が伝わるエピソードなどを、テーマに添って紹介しましょう。この時、内容によっては、本人に承諾を得ておいたほうが良い場合もあるので、注意が必要です。

最後に、「結び」→「はなむけ」です。期待や希望、幸せを願う言葉と共に、もう一度お祝いの言葉で締めくくります。二人へのはなむけの言葉を述べましょう。

 

原稿が出来たら、音読してみましょう

原稿は、必ず声に出して読んでみましょう。一般的に、スピーチは1分半~3分が目安です。時間も計って調整しましょう。この時、出来れば、家族や友人に聞いてもらうと良いです。自分では気がつかない所を指摘してもらえます。

そして、言いづらい言葉はないか、無駄な言葉はないか、また、耳で聞いて音だけで意味が伝わるか、などをしっかりとチェックしましょう。今回は、「友人代表スピーチ」ということなので、あまり堅苦しい言葉ではなく、ソフトな表現にすると、尚、良いと思います。

 

要点をまとめた「メモ」を作っておきましょう

当日までに、原稿は頭に入れておくのがベストですが、万が一のために、メモを作っておくと安心です。話の流れに沿って、要点となる言葉や忘れそうなこと、名前などを書いておくと良いでしょう。鏡の前で、ちらっとメモを見ながら顔を上げて話す練習をしてみてください。

あまり、顔を下げてばかりでは見栄えも良くありませんし、折角の友人代表スピーチが台無しになってしまいます。どうしても不安で、原稿を見ながらスピーチする場合も、ときおり見る程度に抑えたほうが良いでしょう。

 

おめでたい席で、使ってはいけない言葉に気をつけましょう

「忌み言葉」や「重ね言葉」は別れや再婚などを連想させるということで、おめでたい席では使ってはいけない、とされてきました。例えば、忌み言葉とは「別れる」「切れる」「離れる」などで、重ね言葉とは、「たびたび」「ますます」「重ね重ね」などです。

最近では、あまり気にしない傾向にあるようですが、出席者の中に年配の方が多い場合は、避けたほうが無難です。また、敬語は正しく使いましょう。「尊敬語」と「謙譲語」の使い分けや、敬語を重ねてしまう「二重敬語」、敬語を続けてしまう「過剰敬語」などもしっかりチェックしましょう。

 

スピーチのマナーを頭に入れておきましょう

当日は、あがらないように、会場に入ったらマイクの位置、自分のスピーチの順番や大体の時間を確認しておきましょう。リラックスするのは良いのですが、お酒を飲み過ぎるなどはNGです。紹介されたら、落ち着いて、ゆっくりと行動します。

マイクの前で一礼してから、話し始めましょう。会場全体を見渡すように、にこやかに話し、お祝いやはなむけの言葉の時は、新郎新婦の方へ向くと良いと思います。話し方はゆっくり、はっきりとした言葉で、メリハリをつけ、気持ちを込めて話しましょう。スピーチが終わったら一礼をし、ゆっくり歩いて自分の席に戻りましょう。

 

アイデアスピーチで二人を祝福しましょう

プロポーズシーンなどを、仲間に協力してもらい、寸劇で再現するなど、演出を加えたアイデアスピーチにしても良いと思います。その他、会場にいる人たちから、ひとことメッセージを貰ったり、本人についてインタビューしたりするのも良いでしょう。

二人の人柄やエピソードを交えて、会場を沸かせましょう。アイデアスピーチは、出席者全体に好感を持たれるような内容にして、節度を守りましょう。また、同じような演出の人がいないか確認することと、プライベートな内容の場合、事前に相談をして、二人の承諾を取っておきましょう。

 

思い出の品や音楽などで、エピソードを紹介してみましょう

エピソードにまつわる思い出の品があれば、それを見せながら、話をすることで、視覚的に注目を集めることができ、より一層印象に残るスピーチになると思います。懐かしい品やゆかりの品、本人から貰った品などを使って、人柄が伝わる紹介をしましょう。

また、本人が好きなBGMをかけたり、歌を歌ったりするのも良いでしょう。思い出の曲として、校歌、合唱コンクールで歌った歌、昔のヒット曲など、本人とのエピソードを交えながら歌いましょう。選曲は、なるべく明るい曲で、しんみりし過ぎないようにしてください。

 

ハプニングが起きても慌てないで、落ち着きましょう

披露宴のスピーチにハプニングは付き物です。あがってしまい、頭が真っ白になってしまったら、まずは、深呼吸です。メモや原稿を見ながら、落ち着いて話す努力をしましょう。どうしてもダメな場合は、素直に「あがってしまい、言葉になりません。本日は本当におめでとうございます」と言うだけでも十分です。

大事なことは、二人に祝福の気持ちを伝えることです。また、自分の前にスピーチに立った人と、自分の原稿の内容が似ている場合もあります。こんな時も、慌てずに「先ほども、話題にあがりましたが…」とひとこと付け加えてから話し始めましょう。

 

世の中には、まるで素晴らしいショーを見ているような、披露宴のスピーチもありますが、友人代表スピーチで一番重要なことは、主役である、新郎新婦を、心から祝福することだと思います。

この日のために、いろいろ準備をして、練習を重ね、そして「いざ、本番!」となっても、自分が思った通りに出来ないこともあるかもしれません。でも、大丈夫です。あなたのそんな気持ちは、しっかりと二人に伝わっています。

二人の幸せを願い、心を込めて、一生懸命に話すことが、披露宴会場を感動に包み込む、素晴らしい友人代表スピーチになるはずです。自信を持って、臨んでください。

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