仲の良い友人から結婚式のスピーチを頼まれたものの、何を書いたらいいのかわからない、、、。失敗したりしらけてしまったらどうしようと思えば思うほど筆が進まないものですよね。
でもほんのちょっとの工夫であっという間に感動スピーチのできあがりです。新郎新婦やご両家に喜んでもらえるような、暖かいスピーチを贈ってみませんか?そこで今日は友人スピーチを行う時に周囲を感動させるポイントについてお伝えします。
出だしが肝心!
まずはお祝いの言葉が必要です。「△△くん、□□さん、ご結婚おめでとうございます。 ご両家の皆様におかれましても、本日は誠におめでとうございます。」お祝いはご本人以外にご両家にもしましょう。
そして忘れがちですが、新郎新婦とご両親は立っていますので「皆様、どうぞご着席になってください」と着席を促しましょう。これだけでも、きちんとした人だなと印象が良くなり、その後のスピーチがスムーズになります。
自己紹介と新郎新婦の呼び方
「只今紹介に預かりました〇〇と申します。新婦とは学生時代からの友人で、今でも仲良くさせてもらっています。」など自己紹介は完結にしましょう。あまり自分のことばかり話すのも良くないですし、なんといっても主役は新郎新婦です。控えめに自己紹介しましょう。
そして呼び方はいつも通りが良いですね。○○さんなど、よそよそしい呼び方だとせっかくのスピーチなのに新郎新婦は人ごとのように感じてしまいます。「○○さんのことは普段△△と呼んでいるので、そう呼ばせてください。」と一言断ると気も楽になります。
思い出話で和やかな雰囲気に
あなたと新郎新婦のとっておきの思い出を伝えましょう。印象強い思い出を盛り込むと、新郎新婦が「そんなこともあったね」と昔を思い出して懐かしく感じます。
特に、他の出席者の方々が、「新郎新婦はこの人と楽しく過ごしたんだな」と微笑ましくなるような内容だと、会場に暖かい空気が流れてとても良いですね。ですが、あまり内輪受けすぎる内容や当人達しかわからない話を延々と話してしまうと招待客がつまらなくなってしまうので、状況を知らない人にもわかるような内容、説明にしましょう。
新郎新婦はあなたにとってどんな存在か
友人スピーチを頼まれたということは、あなたは新郎新婦にとってかけがえのない存在です。新郎新婦が今までに出会ったたくさんの人達の中から、あなただけが選ばれたのです。
ですから、あなたにとっても新郎新婦が大切な存在であるということを是非伝えましょう。「辛い時にいつでも話を聞いてくれた」「時には叱ってくれて、自分のことを本当に心配してくれた」など、具体的であるほど喜ばれます。
結婚を聞いた時のあなたの心境
「結婚すると聞いた時は自分のことのように嬉しかった」など、あなたの感情を必ず入れましょう。少しオーバーな方が新郎新婦に喜ばれます。また、喜びだけでなく、「嬉しいのと寂しいのと複雑な心境だけど、、、それでもやっぱり嬉しい」など、正直な気持ちを盛り込むのも効果的です。
その際は締めは必ず喜びの表現で終わるようにしましょう。「結婚してしまって寂しい」で終わるとお祝いムードにならないので注意が必要です。
新郎新婦の意外な一面も話しましょう
新郎新婦の馴れ初めにあなたが関わっている場合や、二人の相談を受けていた場合などはスピーチ内容に盛り込みましょう。また、新郎新婦の意外な一面など、招待客も聞いていて楽しめるような話題はとても喜ばれます。
「〇〇はしっかりしているようにみえて実は、、、」など、新郎新婦の内面にも触れると、新郎新婦は仲の良い友人にも恵まれていたのだとご両親も嬉しくなります。
緊張しても大丈夫
たくさんの人の前で話す機会というのは普段なかなかないですし、友人の大舞台だと思うと緊張してうまく喋れないものです。ですが無理に緊張しないようにしようとするとかえって失敗してしまったり、緊張のあまり自分が何を言っているのかわからなくなってしまいます。
そんなときは、緊張して当たり前だと思いましょう。新郎新婦も招待客も、スピーチは緊張するものとわかっています。ですから、足がすくんでしまっても手が震えても恥ずかしいことではありません。スピーチ内容を無理矢理暗記してすごい剣幕でまくし立てるよりも、不安ならば手紙などにしてゆっくりと読み進めると安心です。
話しかけるように心を込めて
余裕があれば会場全体を見渡しながら話すと堂々とした印象になりますが、新郎新婦へのスピーチですから、最初の挨拶や自己紹介以外は新郎新婦に向けて話して大丈夫です。手紙を読む場合は手紙ばかりを目で追わず、新郎新婦に話しかけるように心を込めて読みましょう。
なによりも喜びを伝えましょう
友人スピーチで一番大事なことはあなたの喜びを伝えることです。大事な友人が幸せになることがどれほど嬉しいか、心から末永く幸せでいてほしいと願っているいう気持ちを込めてスピーチしましょう。
新郎新婦との思い出話などは喜びの伏線であり、重要なのは喜びの気持ちを言葉にすることです。普段なかなか友人に面と向かって大事な存在だと言う機会もないですから、この機会にありったけの思いを言葉にしましょう。
このように、新郎新婦を感動させよう、泣かせようと躍起になるよりも、あなたの真摯な気持ちや言葉が新郎新婦の心に届くことが、結果的に感動に繋がるということが重要です。あなたのスピーチが新郎新婦との絆を再確認し合うきっかけになりますよう、心を込めてはなむけの言葉を贈りましょう。
まとめ
友人スピーチを行う時に周囲を感動させるには
・出だしが肝心!
・自己紹介と新郎新婦の呼び方
・思い出話で和やかな雰囲気に
・新郎新婦はあなたにとってどんな存在か
・結婚を聞いた時のあなたの心境
・新郎新婦の意外な一面も話しましょう
・緊張しても大丈夫
・話しかけるように心を込めて
・なによりも喜びを伝えましょう
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