資格と検定でまさかの本番ミスを防ぐ★当日のための対策

資格と検定でまさかの本番ミスを防ぐ★当日のための対策
資格や検定は、学生だけではなく、社会に出た大人でも受験する機会があります。資格や検定は、国家資格、公的資格、民間資格の3つに分けることができますが、その後の人生を大きく左右するものも多いので、「受験」という二文字が重くのしかかることもありますよね。

資格や検定試験の受験会場は、独特な雰囲気がありますが、この雰囲気に飲み込まれてしまうと、過去問や模擬試験などで合格ラインを余裕で突破していた人ですら、想像すらしなかった凡ミスをしてしまうことがあるんです。

でも、これまで時間を見つけては勉強したり、寝る間を惜しんで勉強したりなど、たくさんの努力を積み重ねてきたのですから、「合格」を手にしたいと思うものは当然のことではないでしょうか。

そこで今回は、資格や検定試験の本番でまさかのミスを防ぐために、今から準備しておきたい対策をお伝えします。

切り替え力を身につけましょう

資格試験や検定で本番ミスを防ぐためにもっとも必要なことは、特別なことではありません。本番で「いつも通りの力を発揮する」ただそれだけ。でも、緊張が邪魔をするので、ただそれだけのことが難しいという人も多いですよね。

実は、本番に弱いと思い込んでいる人に足りないのは、「切り替え力」。合格を意識するあまり、1問でも分からない問題が出てくると焦ったり、難問に多くの時間を割いたりなど冷静な判断を欠いてしまうのです。

でも、資格試験や検定での合格ラインは、100点ではありません。言いかえれば、合格ライン以上の点数を取れれば良いのですから、「この問題ができなくてもほかがある」と考えられるくらいの心の余裕が必要です。

心の余裕を持つためには、本番をシミュレーションした模擬試験が有効です。合格ラインを把握して、自分はどの程度を目指すのか、そのために必要なことを明確にして、問題を解き進めるペース配分などを想定しておくと良いでしょう。

ただし、シミュレーションした内容と当日の内容はまったくの別物。十分な切り替え力を身につけるためには、さまざまなシーンを経験しておくことが大切です。

試験当日、何が起こってもどれだけ冷静でいられるか、どれだけ早く気持ちを切り替えられるかがポイントなので、静かなところだけでなく、雑音があるカフェや移動中の電車内など、さまざまな雰囲気の中で勉強しておきましょう。

 

模試での失敗をプラス体験として捉えましょう

資格試験や検定の模試で失敗すると、「あれだけ勉強したのに・・」と落ち込むこともありますよね。でも、その失敗がなかったら、本番で同じ失敗をしたかもしれません。本番前に失敗に気づけただけラッキーなんです。

すぐに気持ちを切り替えるのは難しいかもしれませんが、失敗を「当日成功するための失敗」とプラスに捉える習慣をつけておくと良いでしょう。ポジティブ思考はそれだけで成功に繋げることができるほど高い効果を持ちます。

日ごろから、できるだけ前向きを心がけてみてくださいね。また、資格試験や検定の過去問や模試で良い結果が出たときは、大袈裟に喜ぶことも大切です。

問題が解けた喜びによる快楽が強ければ強いほど、本番に対する手ごたえを感じるので、本番に対する行き過ぎた不安を抱えることがなくなり、良い結果に繋がります。

 

自分のミスパターンを把握しておきましょう

資格試験や検定の勉強をしていると、自分の苦手な部分や間違えやすい部分に気づきますよね。これがあなたのミスパターンです。自分のミスパターンを知っておくことで、本番でも「ここはミスしやすい部分」だと意識することができます。

意識することで、本番でのミスを大幅に減らせるので、しっかりと自分のミスパターンを把握しておきましょう。そのために有効なのが、過去問や模試。

解くだけではなく、一度解いた問題を復習することが大切です。どんなミスをしたのかを徹底的に分析して、同じミスをしないためにできる対策を整えておきましょう。

 

受験当日は敢えていつもと同じを心がけましょう

いよいよ翌日に控えた資格試験や検定の受験前日。必要以上に緊張して、なんとなく落ち着かないことも多いですよね。そのため、ゲン担ぎに特別なことをする人がいますが、これがかえって緊張を強めてしまう原因になることも・・。

受験当日は、「どれだけ冷静さを保てるか」が重要なので、ゲンを気にせず、いつもと同じことをしましょう。毎朝の食事がパンならパンを、ランニングの習慣がある人はランニングをなどのように、できるだけいつもと変わらないようにすることが大切です。

こうして、脳に「いつもと同じ状態」を体感させることで、脳をリラックスした状態にすることができます。資格試験や検定の勉強をしているときに、特定の音楽を聴きながら勉強するのもおすすめです。

受験当日に、その音楽を聴くことでリラックス効果を得ることができます。適度な緊張には、人のパフォーマンスを向上させる効果がありますが、過剰な緊張は失敗のもと。

いつもと違うことをすれば、どうしてもこれから受験が控えていることを意識せざるを得なくなるので、緊張が高まってしまいます。過剰な緊張を抱えずにすむよう、できるだけ「いつもと同じ」を心がけましょう。

 

凡ミスを防ぐためのコツを覚えておきましょう

合格ラインギリギリのところにいる場合は特に、ひとつのミスが命取りになることもあります。凡ミスを防ぐためのコツを覚えて、受験当日に備えましょう。

▢開始30秒で、すべての問題にさっと目を通し、大まかな時間配分の目安を作る

▢時間がかかる難問に取り組むより、確実に点数を取れるように見直す時間を優先する

▢自信がない部分には、目印をつけておき、時間が経ってから見直す

▢問題で問われていることを明確化するために、大切な部分に線を引く

▢解答位置を間違えない

これだけでも知っておくと、本番でのミスを大幅に減らすことができます。自分のミスパターンに注意することも忘れないでください。

 

さて、せっかく資格や検定の勉強を積み重ねてきたのですから、合格したいと思うのは当然のことですよね。合格するために必要なことは、「自分の実力を十分に発揮すること」。そのためには、緊張し過ぎないことが大切です。

当日の朝は、できるだけ「いつもと同じ」を心がけ、脳をリラックスさせましょう。同時に、資格試験や検定の当日での凡ミスを防ぐことも大切です。

資格試験当日、何が起こっても冷静でいられるよう、気持ちをうまく切り替える力を身につけるとともに、資格試験や検定の勉強に、過去問や模試を取り入れ、自分が陥りやすいミスパターンをしっかりと把握しておきましょう。

資格試験や検定の合格ラインは100点ではありません。合格ラインを越えていれば良いだけなので、これまでの勉強で身につけた実力を十分発揮できるよう、ここでご紹介したことをぜひ参考にしてみてください。

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