心理学の大学を選ぶ時チェックするべき5つの確認ポイント


心理学をより深く学ぶ為に大学に進学したい。もしあなたがそうお考えなら、心理学の大学を選ぶ時に見落としてはいけないポイントをご存知でしょうか。

実はこの確認ポイントを知らないばかりに心理学の大学に進学してから失敗したと感じる人は大勢いるのですよ。いざ授業が始まってから思っていたものとは違っていたと解る場合もあります。

しかしながら一度心理学の大学に入学してしまえばその環境を変える事は簡単な事ではありません。せっかく興味がある心理学を学ぼうと希望を抱いて大学に入学しても、思っていたものと違っていれば、卒業までに挫折してしまうケースだってあるのです。

大学進学は人生を左右する一大イベントの一つですよね。今日は心理学の大学に進学するのであれば必ず知っておきたいポイントについてお伝えします。

まずはあなたが学びたい事を明確にしよう

心理学の大学選びをするのであれば、まずはあなたが何を学びたいのかを明確にする必要がありますよね。そしてそれを考えるには将来何をやりたいのかを考える事も必要になってきます。

そういった事を一度じっくり考えてみて下さい。それは何故かというと、心理学を大学で学ぶといっても様々な選択肢があるからです。

心理学は大学の心理学部だけで学ぶものではありません。教育学部でも社会福祉学部でも心理学を学ぶ事は大学であれば可能なのです。

例えばスクールカウンセラーや学校という教育の分野で心理学の知識を活かしたいのであれば、心理学部よりも教育学部の大学の方が適切ですよね。

医療や福祉分野で心理学の知識を活す為に大学で学ぶのであれば、社会福祉学部の方がいいのかもしれません。しかしながらより専門的に学びたい、研究がしたいという場合は心理学部の大学に進むべきです。

つまり心理学を大学で学ぶことを考えた時の選択肢はかなり広いという事なのです。その選択を間違いないものにする為にも、まずはあなた自身が何を学びたいかを明確にする事が大切になるのですよ。

 

心理学のどの分野を深く学べるのかを確認しよう

大学の心理学部と言ってもどの分野を深く学べるかは各大学により異なりますよね。その辺りの特徴を掴んでおかないと、入学した後に後悔する事になりかねないのです。

心理学の大学で学べる分野も細かく見ていけば発達心理学、社会心理学、認知心理学、臨床心理学、犯罪心理学等々、多岐にわたります。

だから事前に希望している大学では何を学べるのかを確認しましょう。その為にはまず、あなたが興味を持っている心理学の大学をリストアップすることです。

そして各大学の心理学部、心理学科ではどういった分野に力を入れているかを調べましょう。授業内容やカリキュラムにもしっかりと目を通してくださいね。

まずは心理学の大学のHP等に開示されている情報を閲覧するところから始めるのです。心理学部の大学とはいえ、理系と同じようにデータ分析が多くなる授業だってあります。

文系の方の多くはそういった細かく数字を扱う事が苦手な場合が多いですが、事前にそういったカリキュラムがある事を知っていれば入学してから驚くような事は無くなりますよ。

調べ方としてはネットが手軽ではありますが一番いいのは直接その心理学の大学に行く事です。そしてそこで実際にどのように心理学を学べるのかを確認して大学の空気を感じ、生徒の雰囲気なども確かめましょう。

特におすすめは心理学の大学のオープンキャンパスです。そういった機会は質問タイムが設けられている事がほとんどです。直接質問する事で具体的に何を学べるの確認できるのです。

 

大学生活に必要なお金について確認しよう

心理学部、心理学科と呼ばれる学部・学科を持つ大学の初年度の学費は高額なところは約160万円です。比較的低額なところでも約70万円です。

中には研修や教材の購入で学費とは別に費用が必要な場合もあります。そういった諸経費含む4年間の学費をしっかりと確認してくださいね。

もし仮に心理学の大学の立地が自宅から通えないような場所にあるのであれば、そこに更に毎月の家賃や食費、光熱費等も必要になります。

そうなってくるとアルバイトの必要性も考えなければなりません。奨学金を申請する必要性も出てくるかもしれませんね。現実的な話になりますが、このあたりは計画性が必要になってきますよ。

何故このお金について考えなければならないかと言うと、4年の間に学費が払えなくなり退学を余儀なくされるケースもあるからです。

多くの場合は親の病気やリストラ等が原因ですが、これらの問題は決して他人事ではありません。せっかく心理学を学べる大学に入学出来たとしても卒業出来なければ意味がありませんね。

心理学を学ぶという目的で入った大学生活にはお金という落とし穴があるのです。ですから4年間の学費とその間の生活をどのように過ごすのか、これらのお金の話を両親(もしくは援助してくれる方)としっかりと相談して計画性を持ちましょう。

 

大学のブランド力や知名度を確認しよう

心理学を学びたいけれども、将来何がやりたいのか解らない。漠然と心理学に興味があるけど心理学のどの分野を学びたいのかまでは解らない場合。

そういった時は大学の知名度を考えて受験してください。学歴社会が以前よりも弱くなってきているとはいえ、まだまだ有名大学のブランド力は健在ですよ。

卒業生やOBのつながりもありますから、有名大学の方が卒業後も何かしらのメリットがあるのです。それに心理学科で学んでも全ての人が心理カウンセラーになるわけではありませんね。

一般企業に就職する人もたくさんいます。心理学で学んだ知識を活かしてビジネスの世界で活躍する選択肢もあるのです。

心理学部の授業では統計学を使ってデータ分析する機会も多いですから、そうやって培われた数字への強さが一般企業でも役に立つのですよ。

そして有名企業や大企業への就職はやはり知名度が高い大学の方がそうでない大学よりも有利なのです。将来の選択肢を広げる為にも、有名大学の心理学部(心理学科)への進学は賢明な選択だと言えますね。

 

どのような心理学関係の資格を取得できるか確認しよう

心理学の大学ではどのような資格を取得できるかを確認しましょう。一番有名な心理系の資格は臨床心理士ですよね。しかしながら臨床心理士の資格は大学院で修士課程を修了しなければ取得できません。

現段階では国家資格ではないですが臨床心理士を取得する事が出来ればカウンセラーとしての信頼度が増す事は間違いありませんよ。

他に有名な資格としては精神保健福祉士というものがあります。これは福祉系国家資格として有名なものですが、介護や医療分野で活躍していきたいのであれば取得するメリットがあります。

企業で心の悩みを解決する手助けがしたいという場合は産業カウンセラーという資格があります。この資格は取得しておけば企業内で活躍する時に信頼が増しメリットとなりますよ。

ここまで述べてきたようにそれぞれの資格は決してオールマイティなものではありませんが、進みたい分野が明確な場合はメリットがありますよね。

取得したい資格がある場合は必要な単位や条件がありますので、心理学の大学を選ぶ前にしっかりと調べてください。ここまで資格のメリットについて述べてきましたが、資格はただ闇雲に取得すればいいというものではありません。

先ほども述べたようにほとんどの心理系の資格は特定の分野においてメリットがあるからです。だからまずは出来るだけ早い段階で自分の進みたい方向性が明確になるように自己分析をしっかりと行いましょう。そうする事でどの心理学の大学に進学すべきかが分かってきますよ。

 

もしあなたが心理学を大学で学びたいと考えているなら今回の5つのポイントを確認しましょう。まずはあなたが心理学の大学で学んで何をしたいのかを明確にすることからはじめるのです。

それがはっきりすればどの分野の心理学の大学を学ぶべきなのかが分かってきますよね。何の資格を取得するべきなのかも分かってくるのです。

そして4年間の心理学の大学生活でかかる合計費用についても確認してくださいね。学費の支払いや奨学金の利用には計画性が必要です。心理学の大学の知名度についても確認しましょう。

こういった事を調べていけばどういう心理学の大学に進学すべきか候補が絞られてきますよね。そして自己分析もしっかりと行っておきましょう。

大学選びはあなたの将来を左右する人生の一大イベントです。5つのポイントをしっかり確認して悔いのない心理学の大学を選んでくださいね。

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