勉強のやる気がキープできない…と悩んでいる人は少なくないと思います。最初は勉強に対するやる気満々で取り組み始めても、数時間もしないうちに集中が切れてしまう…ということはよくありますよね。
特に高校・大学受験を目指す受験生であれば、1日の大半の時間を勉強に当てている人も多いはずです。その場合、まず1日の中で勉強のやる気をキープするためのスケジューリングをする必要があるでしょう。
また中には、1ヶ月~半年という中長期的なスパンで見たときに、最初の頃は勉強のやる気に燃えているけれど、時が経つにつれやる気がなくなってしまい、結局は目標を到達できない…という人もいるでしょう。
特に忙しい社会人が、仕事と並行して資格や語学を勉強するような場合には、1ヶ月~半年単位でのスケジューリングが必要になってくるはずです。
このように、勉強のやる気をキープするためには、時間管理が大きなカギを握っているんですよ。そこで今回は、勉強のやる気をキープするときに欠かせない時間管理のコツを5つお伝えします。
時間の使い方を記録しよう
まずは、1日単位で勉強のやる気をキープするためのコツについてお伝えしていきますね。勉強の時間管理で悩んでいるあなたがまずすべきこと、それは「時間の使い方を記録する」ことです。
頭の中では予定を組んで勉強を進めている場合には、実際にどんな勉強を何時間ずつやったか、時間を記録してみましょう。
勉強時間の記録を取るときには、そのときの集中度合も一緒に記録しておきます。◎△×の記号を使ってもいいでしょう。
たとえば「17:00~19:00 英語◎」といったように、専用のノートに1日の勉強時間の使い方を時系列で記録していきます。
そうすれば、自分がどんな時間帯に集中できるのかといった傾向が分かるので、次はもっと効率的なスケジュールが組めるはずですよ。
データをもとにスケジュールを組もう
勉強時間の使い方を記録し、データをとったら、それをもとにスケジュールを組んでいきましょう。着目するのは、集中力◎の記号がたくさんついている時間帯です。
その時間帯に、最も重要な内容を勉強しましょう。早朝がもっとも集中できるタイプもいれば、夜集中力が上がってくるタイプもいます。人それぞれなので、自分に合わせたスケジュールを組みましょう。
30分刻みで時間割を組もう
1日単位で勉強のやる気をキープするときに重要なのは、休憩時間をしっかり決めて勉強することです。集中力が続くのは、30分~45分程度と言われています。
最初は勉強へのやる気に燃えているので、2時間・3時間と続けて勉強しても苦にならないと感じるかもしれませんが、それでは集中力が続きませんよね。
30分ごとに5分の休憩を入れたり、勉強する科目を変えて気分をリフレッシュしたりすると集中力が続くんですよ。休憩時間を入れると、時間のムダだと感じられるかもしれませんが、適度な休憩を入れることで、勉強のやる気を長い時間キープすることができるんですよ。
1週間単位でのペース配分を決めよう
次に、1ヶ月~半年の中長期的なスパンで勉強のやる気をキープするコツをお伝えしていきますね。ある程度の期間、勉強時間のデータを取ったら、1日の中での勉強時間の使い方だけではなく、曜日にも着目をしてみましょう。
ある曜日に集中力◎が集中していたり、特定の曜日だけ勉強時間が減っている…というような傾向が見られるはずです。
受験生であれ、社会人であれ、完全に自分の計画した勉強だけをして日々を過ごすことはできません。学生であれば副教科も含めた学校のカリキュラムがあり、社会人であれば仕事があります。
勉強時間の使い方は、どうしても何かしらの外部的要因に影響を受けてしまうものです。そんな中、すべての曜日に最大限の集中・勉強をしようとしてもかなり難しいですよね。
たとえば、毎週月曜日に勉強時間が減っている・集中力×がかたまっている…というような傾向も、何週間かデータを取れば見えてきます。
そこで無理して集中を高めようとするのではなく、その曜日には軽めの復習を入れるにとどめるようにしましょう。割り切って、自分なりに1週間のペース配分を決めることがコツです。
1ヶ月単位の小目標を立てよう
ここまで勉強のやる気をキープするための時間管理のコツをお伝えしてきました。どんな方法を駆使しても、数ヶ月~1年という長期スパンでやる気をキープし続けることは難しいもの。
勉強のやる気をキープするためには、こまめにクリアすべき課題・目標を立てるのがコツです。最終的な目標から逆算して、その1ヶ月でクリアすべき小目標を立てるのです。その課題に基づいて、1ヶ月・1週間のスケジューリングをしていきましょう。
勉強のやる気を失ってしまう人がよく陥りがちな罠としては、あまりにも激しいスケジューリングをしてしまう…というものがあります。
最初はやる気に燃えているので、「最低1日6時間勉強する!」といった無茶なスケジューリングも達成できてしまいますが、なかなか長続きはしませんよね。
<理想>と<現実>は別物だ、ということを胸に刻んでスケジュールを立てましょう。あまりに理想ばかりを追求した極限的なスケジュールを立てると、それが守れたときには大きな自信になりますが、何かの外部的要因で達成できなかったときには、急激にやる気がしぼんでしまいます。
最初から自分にはできないようなスケジュールを立てておいて、後になって「やはりできなかった、私は意志が弱いんだ…」と自己嫌悪に陥るのは、あまり生産的なやり方とは言えません。
何より、理想通りに極限まで勉強しなければ目標を達成できない、というわけでもありません。自分が現実的にこなせる範囲で、効率性を上げることで目標を達成する方法を考えていきましょう。
そのためには、今回お伝えした通り、自分の勉強時間の記録を取って分析し、自分がいちばん集中力を発揮できるようなスケジュールを組むことが大切なんですよ。ぜひ皆さんも、勉強のやる気をキープするためのコツを今日から取り入れてみてください。
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