日常生活において、男女の考え方の違いを感じることがあるでしょう。伝えたいことが上手く伝わらないことや、誤解から人間関係の悪化につながることもある話です。
プライベートな仲であれば、お互いに時間をかけて分かり合うこともできますが、こと仕事に関してはそうのんびりと構えるわけにはいきません。特に仕事に対する考え方には、男女で大きな違いがあります。
女性にとって仕事とは、生活のためであり、できれば心地よい時間を過ごしてお金をもらいたいと考えています。一方で男性にとって仕事とは、人生ややりがいであり、生きるために欠かせないものだと認識しています。
つまり、仕事を上手く回したり職場環境を良くするためには、こういった男性の心理を理解することが大切です。そこで今回は、男性心理のパターンを理解することで仕事効率を上げることができる7つの方法をご紹介します。
男性の心理7つのパターンを理解して
仕事効率を上げる方法
1つの物事に集中してもらおう
研究者が男女の脳の違いを調べると、あることがわかりました。女性の脳は左脳と右脳の接続がより強く、同時に多数の物事を処理する能力に優れている一方で、男性の脳は特定の領域で激しい活動を見せるため、複雑な1つの物事の処理能力が得意だということが判明したのです。
ようするに、男性により効率よく仕事をしてもらいたいなら、一気に仕事を頼むのではなく、1つ1つのタスクに集中できるようにするべきなのです。たったこれだけのことで、同時にあれもこれもとお願いするよりもはるかに早く、良い結果を得られるようになるでしょう。
メンツを立てよう
職場の人間関係に対する考え方においても、男女の違いがあります。女性は職場の人を自分にとって心地よいかどうかで判断する傾向にありますが、男性は好きか嫌いかといった感情はさておき、自分を中心に上か下かといった序列の関係で見ているのです。
なぜなら、男性にとって職場は出世競争の場でもあるためです。そのため、男性と接する際にはプライドを傷つけないように配慮する必要があるでしょう。メンツをしっかりと立ててあげることで、張り切って仕事をしてくれるようになるでしょう。
使命感を刺激しよう
冒頭に述べたように、男性にとって仕事とは人生そのものでもあります。仕事をこなすことでやりがいを感じ、自信をつけているのです。そのため、誰にでもできるような雑務は自分にふさわしいとは思えず、やる気も出ません。それを逆手にとって、使命感を刺激してあげましょう。
重要な仕事や裁量のある仕事を任せることで義務感や正義感が増し、一層邁進するでしょう。また、「あなたにしかできない」といった言葉をプラスすることで、自分の価値が高まったと感じ、やる気に満ち溢れることでしょう。
困った時に頼りにしよう
男女の考え方の違いは、悩み相談の場面でも顕著に出ています。例えば女性が悩みを持ち掛けたときに求めているのは「同調」です。自分の気持ちに理解を示し、慰めてほしいと考えているのです。
しかし男性の場合、相談事を聞くとどのように考えているのかというと、「その問題を解決しなければならない」と思うのです。もしあなたが何か問題を抱えて答えを求めているならば、男性に相談することです。頼られた男性は張り切って考え、あなたに具体的な解決策を提案してくれるでしょう。
メリットを理解させよう
仕事にやりがいを感じる男性にとって、自分が携わる仕事の内容はとても重要です。それは自分にとってメリットがあるかどうかを考えているからです。メリットとは、自分を成長させてくれるかどうか、評価され出世につながるかどうかということです。誰にでもできる仕事や、裁量権がないような仕事ではモチベーションが上がらないのです。
もしあなたが男性に対して仕事を与える立場ならば、ちょっと難易度の高い仕事や裁量権のある仕事を任せてみてください。あるいは、社内外で注目を浴びているようなプロジェクトの担当に任命しましょう。自分にとって何かしらのメリットがあると感じれば、熱意をもってやり遂げてくれるでしょう。
プロセスより結果から伝えよう
何かの事象について説明をするとき、女性はプロセスを大切にするため、結論は後回しにします。一方で男性は何よりも結果が大切だと考える傾向にあります。もちろん、その結果に至った経緯を疎かにするわけではありませんが、それはあくまでも原因追及のための補足事項にすぎないのです。
同じことを説明しようとしても、伝え方次第で聞く耳を持ってくれなくなる可能性だってあるのです。相手が男性であれば、プロセスから伝えるのではなく、結果から伝えるようにするだけで、すんなりと話を聞いてくれるようになるでしょう。
根拠を説明しよう
男性脳は論理的思考回路を持っていますから、物事には当然原因と結果があると考えています。女性によくある、なんとなくそう思うからなどという理由は、あまり理解ができないのです。あなたが何か意見を通したいならば、必ずその根拠を示すようにしましょう。
具体的な数字を示したり、ニュースや新聞記事を見せたりすることで、一気に説得力が増します。話の裏付けができるのであれば、あなたの意見ははるかに通りやすくなるでしょう。
いかがでしょうか。
職場においては、男女の違いだけでなく、年齢や家庭環境の異なる様々な人間がともに過ごすことになります。考え方の違い1つで、あらぬ誤解を招いたり、トラブルが発生してしまっては、職場環境に悪影響を及ぼすことになるでしょう。
全ての違いを理解し受け止めることは難しいかもしれません。しかし例えば、男性の心理を知ることで回避できるトラブルがあるのかもしれません。また男性心理のパターンを理解することで、一層仕事の効率を図ることだって叶うのです。
職場環境を整え、気持ちよく仕事を進めるためにも、ご紹介した7つのパターンを理解していただき、職場で活かしてみてはいかがでしょう。
まとめ
男性の心理7つのパターンを理解して仕事効率を上げる方法
・ 1つの物事に集中してもらおう
・ メンツを立てよう
・ 使命感を刺激しよう
・ 困った時に頼りにしよう
・ メリットを理解させよう
・ プロセスより結果から伝えよう
・ 根拠を説明しよう
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