悪気のない虚言癖を引き起こす7つの意外な原因とは?

悪気のない虚言癖を引き起こす7つの意外な原因とは?
嘘をつくなら墓場までなんて言葉がありますが、多くの人は自分のついた嘘に心の奥底では微塵でも自責の念があることものです。しかし虚言癖のあるひとは、それが少し異なります、無意識に嘘をついてしまったり、自分がついた嘘に対して、精一杯の保身のために嘘という負の行為を行い、あらゆる言い訳で虚言癖を正当化してしまおうとします。

嘘はいつかバレてしまいますし、一番苦しくなるのは自分ですよね。ですので虚言癖のある人はその原因を突き止めて早めに意識して直す事をオススメします。また、周囲に虚言癖のある人がいる場合は、そのひとが嘘をついてします原因を上手に取り除いてあげる事で、人間関係がとてもスムーズになりますよ。

そこで今日は、虚言癖を引き起こしてしまう原因やその対処法についてお伝えします。ではご覧ください。

自分を大きく見せたい虚栄心から

つねに上から目線で相手に対して優位に立っていたいという原因から、嘘が当たり前になり虚言癖で本来のありのままの自分を見失うケースです。優位に立ちたいのは本来持っている資質であり、親、兄弟、親族を見れば自分も「負けず嫌い」だという特徴がわかると思います。

また幼少期からつねに親に競争を求められた、ほかの人々を見下していたなどの原因も虚栄心から虚言癖に陥りやすい人の傾向と言えます。ついつい自分を大きく見せようとして虚言癖で固まった人とつきあう相手は騙されているか、偶像と関わっているだけで、真の恋愛も友情も続きません。

ありのままの自分になることは大変勇気がいりますが、一生の心からのつきあいをしたい、真の愛情が欲しいのなら虚言癖で飾る自分は必要ないのです。誰もデキル人間は人と人との本当のおつきあいの上では求めていないので、自分の全てを認めて受け入れありのままで愛される自分になることです。

 

見られたくないことがある

どうしても人に言えないことがたくさんありすぎる人は虚言癖に陥りやすいので、隠し事が原因でついつい不正直になってしまい偽りを重ね続けることとなります。見られたくないこととは、他人からすればどうでも良いことかもしれませんが、法を犯していたり倫理上や道徳上で問題があるかもしれません。

それはそれで仕方ないのでしょうが一生隠し通して逃げ続けていれば、形は変われども来世までその問題を持ち越すことになり、来世はもっと低いステージから人生を始めなければいけません。

問題に立ち向かいクリアにして虚言癖の原因となる障害を取り去ることが、苦しく大変でしょうが本当の早道です。偽りを重ねる相手に対しては何ら影響を与えず、迷惑をかけていないと表面上は思われてもねじ曲がった関係ではどちらにもいずれかは歪みがきます。

 

プライドが高い

虚言癖に多いのがプライドが高い人で虚栄心にも共通しますが、もっとタチが悪いといえます。プライドの原因というのは単に頑固なだけでこれはなかなか直りません。バカになることは非常に簡単なのになれないのが自我の強さです。

絶対に人に謝れない、お礼が言えないのもこのプライドが原因で、人より下になりたくないため虚言癖に陥りのらりくらりと何とか頭を下げることから逃げ回るのです。そんな人と関係がある人間は同類で、表面だけのつきあいをしているので、たいへん虚しくバカバカしいと思いませんか?

心のつながりのない関係では晩年は孤独が待っているケースが多く、物やお金に囲まれても楽しくないし、誰も心配しないし常に寂しさだけがつきまといます。お金や物や地位がなくなれば誰も見向きもしないかもしれません。

 

努力ができない

ほんとうに働くことや勉強するのが嫌いなのが虚言癖の原因になる場合もあります。誰にも見られていないからとサボりで夕方帰社する営業マンや、机に向かってマンガやゲームで過ごし部屋にこもる子供。

もちろん成績は上がるわけなく口を揃えて一生懸命やってるんだけどと偽りを繰り返し、できない原因を覆い隠します。悪意はないでしょうが、虚言癖のヤツというレッテルを貼られたままそれぞれの人生を閉じては勿体無いです。

勉強が嫌いなら他に芸術、スポーツの得意な分野や役に立つ仕事があります。自分が何に向いているのかを探し、なにより他人から頼られお礼をいわれ必要とされれば人は生きがいを感じ「やる気」が出ます。

子供ならお手伝いやいろいろな体験をさせてほめてあげたり、お礼を言いやる気を出してあげましょう。大人は自分の好きな仕事に就ければいいのですが、そうもいかないのが人生なので、趣味=やりたいことと実益=生活の糧と2本の柱をしっかり持つことです。

 

構って欲しい

自然と身に付いた虚言癖の原因のひとつに、人の注意を惹きたくてかまって欲しいからということがあります。自分をよく見せ羨望のまなざしを向けさせたりこの人といたら得だと思わせたり、悲劇の主人公になって同情を引いて注意を向けさせることで構ってもらいます。

常に誰かと関わっていたい寂しいのが苦痛な人で、依存が強い人に多く見られます。どうしても一人でいられないのは不安があるからですが、一人でも大丈夫な自分になるために自立することが必要です。

共依存が高じればDVをも引き起こしますが、依存をやめることは非常に難しいので、困難な方はセラピストや心療内科をおすすめします

 

自信がない

自分に自信がないのが原因で、どうしても自慢話にしたくて盛ってしまったりして、嘘で塗り固めて虚言癖に陥る人もいます。構って欲しいにも共通しますが,自信がない嘘のパターンには二つあります。大きく見せる場合と弱く見せる場合です。

大きく見せるにはたとえば、経歴や地位や収入を大きく言うことでコンプレックスの裏返しを狙い引き付けるパターン。小さく見せる場合には病気やなんらかの障害で責任転嫁するパターンです。大きく見せる見栄をはるのは、ここまで述べました虚栄心やプライドとも共通します。

小さく見せて責任転嫁するのも実は共通していて、本当は自分はできるんだけど○○のせいでこんな状態でできないんだという言い訳だけです。いずれにしても、ありのままの自分では誰にも愛されないんだという自信のなさですが、全て思い込みです。

さて、ここまで全ての虚言癖の原因を述べてきましたが、ほとんどがインナーチャイルドと性格、気質によるものです。インナーチャイルドとは子供の頃の経験や体験からの記憶と感傷で、そのままの思いグセや条件反射や行動修正が大人になってもパターンを繰り返すということです。

親との関係に原因が多くあり、子供というのは無償に親に対して愛されたいために、構ってもらいたいために言動を起こします。赤ちゃんが笑顔になるのは笑っているのではなく本能での表情であるように、どんな親にもそのまま子供は庇護されたいために自分に惹きつける言動を取ります。

褒められることが愛されているという子供は頑張り、親に嘘をついてまで注目させます。普段、ほったらかしであれば注目させるために虚言癖が高じればほんとうに病気にもなる子供もいます。

それだけ人間の心は巧みであり親の愛情を受けたい→人に認められたいに成長すつにつれて連れて摺り代わり虚言癖をも作り出しています。人間は同じ次元に住んでいるので、周囲に虚言癖の人がいて関わっていたら自分もちょっおでも嘘つきなのではないかと疑い振り返る必要があります。

次元とは同じ場所という物理的なことではないのです。隣に住んでいても全く接触がない人もいれば、地球の裏側でもインターネットなどで接触できる人がいますので、せったんがあるというのが同じ次元にいるということなのです。虚言癖にはインナーチャイルドが大きな原因だと述べましたが、虚言癖を辞めたければ内なる子どもを癒すことが早道です。

 

悪気はなくても虚言癖は周囲に迷惑をかけてしまうだけでなく、自分の為にもなりませんよね。ですので、日常にある虚言癖の原因をしっかりつきとめて、少しづつでも治していくように、意識しましょう。

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