嫌われたくないと考えすぎて大失敗する前に心がける事

嫌われたくないと考えすぎて大失敗する前に心がける事

人は誰でも人に嫌われたくないという感情を持ちます。それはごく自然なことであり何も特別なことではありません。

しかしもしその嫌われたくないと言う気持ちがあまりにも大きくなりすぎると自分らしさを失ってしまい大失敗を招くということもあり得ます。

人に嫌われたくないという気持ちが強い人はもしかすると、「人からどう思われても関係ない!」という見方をする人に比べて、人との間の平和な関係を求めているのかもしれませんね。

もしくは自分に自信がなく、ベストを尽くしていたとしてもまだ足りない、人からどう思われているだろうかと自分の評価が気になっているのかもしれません。

そこで今回は人からの評価を気にし過ぎて自分らしさを出せない傾向がある人のために、嫌われたくないと考えすぎて大失敗する前に心がける事をお伝えします。

人と比べないことを学ぼう

嫌われたくないと考えすぎてしまう人の一つの傾向は、自分の評価を他の人と比べて行うこと。あの人よりも自分はできていない…と人と比べて物事を考えていくならどんどん自信を失っていく結果となってしまい、「こんなダメな自分は人から嫌われるよね…」なんて勝手に自分のことを低評価していく結果となってしまいます。

確かに人は同僚や自分の兄弟、また同級生など自分と似た立場にある人と比べる傾向があると言われています。しかし人はそれぞれ全く異なった人物であり、育った環境、境遇、健康状態、考え方や能力など全てにおいて違う人。

例えば同じ陸上選手であったとしても短距離選手が長距離選手の記録と比べて落ち込むということはありませんよね。それは似ていたとしても全く競技種目が違うから。

自分と人は全く違う競技を行っていると理解して人と比べて自分を評価するのではなく過去の自分と比べてどれほど成長しているかなと考えるようにしましょう。そうすると自分に少しずつ自信がついていきますよ。

 

自尊心を高める努力をしよう

嫌われたくないと考えすぎる人の自分自身に対する評価は決して高いものではないはず。自分にあまり自信がなく自尊心も十分にあるとは言えないでしょう。

そこで嫌われたくないという気持ちに対処していくために、自尊心を高める努力をするようにしましょう。人と比べないことに次いで何ができるでしょうか。

ノートとペンを準備して、自分の長所探しをしてみましょう。長所というと全然ペンが進まない…思い浮かばない…という人もいるかもしれませんね。そうであれば自分で自分のことを褒められる点というふうに考えてみると良いですよ。

あくまでもハードルは低くして、朝起きれること、よく眠れること、好き嫌いなく食べられる、字がきれい、歌が歌えるなど人それぞれに違うはずですが、少なくとも10個は書き出しましょう。

どんなに小さなことでもOK。例えば爪の形がきれい!など自分の個性について書いても良いですね。自分もそんなに悪くない!と前向きになれますよ。

 

改善すべき点が自分自身にあるのなら改善を図ろう

とにかく嫌われたくない…という気持ちが強いのなら何か本当に心が責められるようなことが自分自身にあるのかもしれませんね。それにしてもその答えは自分自身にしか分からないこと。

しかしもし何か思い当たる節があるのならただ嫌われたらどうしよう…と考え続ける変わりに、自分自身の改善を図るようにしましょう。

嫌われたらどうしよう…と感じるのは何故か、まずは分析してみるのも良いかもしれません。もしそれが清潔感がない、話し方に問題があるなど自分の努力で改善できるものであれば早速改善するための方法を試していきましょう。

自分はこんな人間だから変わることは無理と決めつけてしまっては、これからずっと「嫌われたらどうしよう」という不安な気持ちを持ち続けることになりかねません。それよりも少しずつ改善する努力をして小さな自信をつけていく方が毎日が楽しくなりますよ。

 

良い友達を作ろう

人に嫌われたくないという気持ちが人一倍強いのなら、自分自身に自信を持たせてくれるような良い友達を作るようにしましょう。嫌われることを過度に怖がる人は、万人受けを願いみんなから好かれるようにと努力をするもの。

しかしそうなってしまうと、人の意見にとりあえず合わせてしまったり、全く趣味は合わないのに合っている様に見せたりと多くの場合無理をして人と付き合っていると言えるかもしれません。

しかし実際それらの人は本当にあなたにとっての良い友達でしょうか。良い友達とはあなた自身の意見を尊重し、受け入れ、認めてくれる、またあなたに対して本当の益となることを教えてくれるような人と言えます。

そして本当の友達は自分自身に自信を持たせてくれるもの。周りの人みんなに受け入れられたいという気持ちも分かりますが、貴重なのは上辺だけの付き合いではなく、本当に気持ちの通う友人関係。一人信頼を置ける友達がいれば他の人の評価がさほど気にならなくなるものですよ。

 

自分自身に対する平衡の取れた現実的な見方をしよう

嫌われたくないと真剣に悩んでいる人は自分自身に対する平衡の取れた見方が少し欠けていると言えるかもしれません。あまりにも自分を卑下するのも良くないですし、あまりにも自信過剰なのも良くないですよね。

程よい自信を持って、しかし高慢にならないバランスの良さがほしいところ。そこで自分は自分のことを過度に考えすぎではないだろうか…と考えてみましょう。

嫌われたくないという感情を持っているということは自分の注意は完全に自分自身に向けられているということ。そうする代わりに、もっと他の人の事を考えるようにしてみましょう。

他の人のために自分にできることはないだろうか、家族や友人、同僚は今この状況で何を必要としているだろうか…といつも人のことを考えるようにすると人からの自分の評価があまり気にならなくなってきますよ。

そして本当に人のためを思って動いているなら嫌われることはまずなくなるでしょう。

 

嫌われたくないという強い気持ちが原因で大失敗をするようなことはどうしても避けたいことですよね。しかし実際に嫌われたくないという気持ちが強いがために、八方美人な会話などが原因で職場や社会で失敗することは大いにあり得ます。

そんな事態を避けるためにも大失敗に陥る前に行える幾つかのことを考えました。多くの場合、自分に自信がなかったり、自分のことを過度に考えすぎたり、自分に関するバランスの取れた見方ができなくなっていることがあります。

それで自尊心を上げるために自分の褒めるべきところをたくさん書き出して、客観的に自分を見るようにしましょう。意外にも良いところがたくさんあり、嫌われるような存在でもないことが分かるはず。

そして努めて人のために動くなら自分のことを心配することは少なくなり気持ちも軽くなります。早速これらの点を試して自信をつけましょう。

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