起業は今の世の中難しいものではありません。しかし、自分一人、または仲間とで一国一城の主として采配していくためには多くの苦難もあるでしょう。ここでは、数々の起業に成功した方々、失敗した方々の経験や方法をまとめて9つにポイントを絞り紹介させていただきます。
最初は眠る時間もなく辛いと思うでしょう、人付き合いも苦痛だと感じるでしょうが、成功者は殆どがそんな苦労は辛いとは思わず乗り越えました。今はさまざまな知恵や方法があり、情報が溢れていますので良い合理的なやり方はたくさん見つかります。
資金面での苦難には
お金がないからできないという理由だけでチャンスを逃さないよう、起業するタイミングでの資金調達を考えるときに自己資本意外にも借入という方法があります。近しい間柄の人から、それにはトラブルを招かないように契約書を交わしておきましょう。
そのほかには助成金や補助金を利用したり、出資を募ったりなどがありますので公的機関なども調べてみることが一つの方法となります。波に乗れるときには乗りましょう。
部下には指示を出し、任せよう
とにかく自我の強い人は人使いが荒く意見も聞き入れずワンマンで人を信用できないなどの欠点があります。起業したら従業員も雇わなければいけません。会社が大きくなったときのことを考えてみると全部自分で管理して動くことは非常に難しくなり手がまわらなくなるのは目に見えています。
そこで、任せられることは任せましょう。任せるということは非常に難しいです。信用の上に成り立っています。ですが、起業するにあたっては、先のことを見据えて役割を少しづつ新しい人に振り分けていき、組織を作り、そこで人が入れ替わっても良いような体制を作ればいいのです。
油断と誘惑に惑わされるな
成功している起業家が負けなかった唯一の誘惑は時間の誘惑です。たとえば、付き合いが入るときも起業して成功している人は最小限にし、SMSやメールは仕事上以外は全く手を付けません。
友達との付き合いも最小限に、全ての時間を自分の会社のために使うのです。休みはないと思っていいでしょう。それだけ誘惑に強くなければ最初の2~3年は乗り越えられない方が殆どで、これが辛いと思う方は向いていないということです。
従業員について
問題意識が違う人が集まることで大きな気づきが生まれます。みんなで転覆する船の救出方法が八方塞がりになる前に、知恵が出せないばかりに指を加えて見ていないで済むよう、違う面から物事を見て行ける人が集まった企業は強いものです。
どうしても自分の好みや同じような価値観をもつ人を集めがちになるのですが、沈没を防ぎ順調な航海のためには価値観や特徴、特技、能力がさまざまな従業員を集めることが重要です。
不測の事態や事故に備える
起業してまだ順調でない時にはダメージが大きいであろう法律の改変や天変地異、システムの崩壊などと思わぬ災難はいつ起こってもおかしくない昨今です。
そのためには危険予知を怠らずあらゆる想定をしておく危機管理対策は練っておくことが必要です。大概はシナリオ通りにはいかないものですので、もちろん想定外もありましょうが、想定をしておくことで慌てずに済む方法もあります。
コミュニケーション不足に要注意
対面でのコミュニケーションはもちろん非対面ツールを使い常に社内や取引先との連絡を蜜に取ることは重要です。細かい連絡や報告が重大なミスやトラブルを防ぎます。
起業して順調に運営するまでにはこのコミュニケーションシステムを確立する必要があります。相互感の信頼にもつながり良いアイディアも生まれますので成功の方法には欠かせないでしょう。
財務関連について
企業に当たっては財務関連が得意ではない経営者も多く、仕入れや掛、資金調達の失敗での経営難も多く見られます。乗り切るためには専門のコンサルタントはもちろんですが、税務や会計事務所とつながる方法も有効です。
老舗ではなく最近の企業をクライアントにもつ事務所が、指導も新しく費用も良心的な場合がありますので地元の商工会やインターネットで調べ紹介してくれる方法もさがすといいでしょう。
ビジネスプランについての心得
ビジネスプランは一貫性を持つことが大事ですが、時代に沿ったものでなければいけません。古いビジネス書や経営セミナーなども参考にはなりますが柔軟性は求められます。
しかし、起業した時に作成した事業計画は順守できたかどうかが重要であり、これがコロコロ変わるようでは先行きも不安です。軸である基本方針は変えずに方法や手段は順応に変えるということが成功の秘訣です。
一人勝ちでは成功しない
取引先、販売先、卸先、クライアント、顧客とたくさんの関わり先があると思います。そのどこかが損をして泣いているようでは起業して成功してもよい事業の方法だったとは言えません。もちろん自社がそうであってもです。このしわ寄せはどこかで必ずやってきます。
逆に関わった先が全て円満ならば将来何か困ったときにどこかで力を貸してもらったりできます。自社の利益だけが目的の経営者には必要ないでしょうが、末長い付き合いを求めたければできるのです。
起業したら会社の弱点はプロに任せるか努力するかです。危険回避のためにも危機管理は怠らず、従業員を信頼し任せることも必要です。成功とは業績を上げることだけではありません。
一昔前の他を踏みつけにして自分だけ儲かったらいいという企業は減っており、いかに人の役に立っている会社なのか、喜んでもらっているかを追求している経営者が増えている上に好感度も上がり成功しています。
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