怒りの感情をコントロールする7つのコツ

怒りの感情をコントロールする7つのコツ
人間には様々な感情がありますが、その中に怒りというものがあります。怒りとは時に自分にも他人にもダメージを与えますので、この感情がコントロールできればよいなあと思うものですよね。

怒りとは、自分の思い通りにならなかったり理不尽なことを言われたりするとあらわれる感情です。怒りの感情は突発的に出てきたり溜めてしまうことで爆発するものですので、コントロールなんてできないのではないかと考えてしまいがち。

しかし考え方や日常の行動などで、実は怒りの感情はコントロールできるのです。「あの時、あんなに強く言う必要なかったな」と後悔するくらいなら、感情のコントロールの方法を身につけたいですよね。

そこで今回は、「怒り」という感情のコントロールをするためのコツをお伝えします。

怒りの理由を冷静に考える

もしあなたが怒りを覚えたときに、自分がなぜそこで怒りの感情を出してしまったのかを冷静に考えてみましょう。紙に書いてみると客観的に自分を見ることができるはずです。

「部下が僕の言ったことを実行しなかった」「上司に対して生意気ではないかと思い腹が立った」など、できるだけ詳しく書き出してみましょう。それを見直すと、自分がどんなことに怒りの感情が出るかというパターンが分かってくるでしょう。

怒りの感情は人によって出てくる理由が異なります。自分が「僕より年齢や立場が下の人間に粗末な対応をされると怒りが湧きでる」と分かれば、再びそのような状態になった時の対処方法を考えることができますよね。

いわゆる冷静になれるということであり、それが怒りの感情のコントロールに繋がっていきます。

 

周りの人に期待をし過ぎない

怒りの感情は初めに言ったように、思い通りにならなかったときに出てくる感情です。これは違う角度から見ますと、周りに期待をしているからと言えます。

周りにいる人間はあなたのためにいるわけではありません。些細な頼みごとを頼んだのに断られたら、「これぐらいやってくれても良いだろう!」なんて考えますよね。しかしそれはあなたの勝手でしか無いのです。

相手には相手の都合がありますので、自分勝手に「これはやってくれるはず」と思いこめば、裏切られることが多くなります。他人に期待をしすぎないことで怒りの感情はコントロールできるでしょう。

 

誰もいないところで独り言を言う

独り言と言うと、なにか怪しい存在に思われると思ってしまいますが、独り言は怒りの感情のコントロールに役に立ちます。

口に出すという事は脳内の情報をまとめる役割をします。有名な大学を出ている人やいろんな情報を持っている人がよく喋るというのも、この理由が一つにあるのです。思ったことを口に出して、脳を整理しているからと言えるでしょう。

なので怒りを覚えたときに、誰もいない部屋で思ったことを言ってしまいましょう。「あいつはなんで言われたことができないんだ!何年もやっているのに」と。幾分かスッキリし始めてきます。

そうしたら今度は解決法も独り言にして出してみましょう。「もう少し丁寧に教えてみるか!」と前向きな言葉を発すると、かなり気分も良くなってくるのが分かります。少々人には言いにくい方法ですが、感情のコントロールには効果があります。

 

夜はしっかり睡眠をとる

感情とは脳からの指令で表れるものですので、しっかりとした睡眠で脳を休めることで感情をコントロールしやすくなると言えるでしょう。

脳が疲れていては冷静さを欠いてしまいますので、ちょっとしたことでもイライラしてしまうでしょう。大したことのないことに強く怒りを感じてしまうようになります。

睡眠はストレスを和らげる働きもありますので、イライラを感じているときほどしっかり夜は寝るようにしましょう。

 

変えることのできない事実は考えない

怒りの感情をコントロールするためには、余計な怒りの素を消すことも大事となります。余計な怒りの感情を呼ぶこととは、変えることのできない事実に対しての苛立ちでしょう。

過去に起こった不満の出来事や自分の力ではどうすることもできないことに対しては、いくら文句を言ったところで状況は変化しません。それなのにいつまでもそのことに執着していては、自分自身の余裕を無くし感情のコントロールを阻害してしまいます。

どうすることもできないのであれば考えないようにして、今できることを考えるようにすれば気持ちの余裕につながり、感情をコントロールしやすくなるでしょう。

 

今の自分に目を向けるようにする

怒りの感情は周りにいる人と比べてしまうことで生まれやすくなっています。誰かに自慢気な話を聞かされたりSNSで友達がリア充な記事を出しているのを見ると、自分には無いものと判断しイライラを感じますよね。

しかし人は人であり自分ではありませんので比べる必要なんて無いのです。今の自分を見て、自分自身の生き方をすることを考えるようにしましょう。これも怒りの感情のコントロールの方法と言えます。

 

怒りを感じた瞬間から6秒間の時間を意識する

怒りの感情が生まれたとき、怒鳴りつけたい気持ちをぐっとこらえて6秒間という時間を待ちましょう。それは怒りというのは感じてから6秒たつと静まっていくからです。どうしても怒りを爆発させたいと感じたら、一旦席を外すようにしましょう。

少し時間を空けることで言われたことや起こった出来事を冷静に受け止めることができます。そうすればスマートな対応もできるようになるでしょう。怒りの感情のコントロールには6秒という時間がポイントとなります。

 

怒りという感情は防衛反応の一つでもありますので、完全になくすという事は不可能です。だからと言って感情のままに怒りを露にしていては、人間関係にも響きますし人生を狂わせることにもなってしまうでしょう。

よって、怒りの感情のコントロールはとても大切なことと言えます。そのためにはなぜ自分は怒りたくなったのかを知り、自分自身を知ることが大切でしょう。客観的な見方をして反省することができるのです。

そしていらない苛立ちを感じないようにすることも意識することで、怒りをコントロールしやすくなります。他人のことや変えることのできないことには過剰に気持ちをぶつけないようにしましょう。自分自身に余裕を持つことで感情のコントロールは行うことができるのです。

しかし、あえて怒りを露にすることが必要なこともありますので、しっかりと自分で判断できるようになることも重要と言えるでしょう。

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