会社を辞めたい人へ送る、やる気の出し方♩

会社を辞めたい人へ送る、やる気の出し方♩
会社を辞めたいと思ったことのない人は、おそらくごくごく小数派でしょう。社会人として働いている限り、どんな人でも、ああ、もうこんな会社辞めてしまいたいと思うことがあるはずです。

仕事がつまらない、人間関係が鬱陶しい、給料が安い、職場環境が悪い・・・会社を辞めたい理由は、いくつでも思いつきますよね。だからといって、会社辞めたい、じゃあ、辞めようと簡単に辞めてしまうことはできません。

社会人として生きていくには、「会社辞めたい」という小さな悪魔をどうやって封じ込め、どうやって元気を取り戻すかを知っていることが大切なのです。ということで今回は、会社を辞めたいと思っている人に送るやる気の出し方についてお伝えします。

会社を辞めたいと思ったときは、入社前の喜びを思い出して!

誰でも最初から会社を辞めたいと思っていたわけではないはずです。数年前、今の会社に入社したときは意欲に溢れ、やりたいことがたくさんあったはずです。

就職活動をしていたときは、どうしても就職したい、内定をとりたいとそればかりを願っていたのではなかったでしょうか。そして、やっと念願の会社に就職できたのですよね。まずは、その時の喜びをしっかり思い出しましょう。会社に入社して社会の一員になれたことは人生の中で大きなステップです。そこを軽視してはいけません。

さらに現状を立体的に把握するためには、現在の状況と入社時の心境をノートなどに書き出すことがおススメです。頭の中で考えていると、自分では明晰に考えているつもりでも、実は混乱しているものなのです。

ノートの半分に、入社したときの心情を書き上げていきます。将来の設計が定まってホッとした、望んだ職種につけて嬉しかった、両親を安心させることができて良かった等々、最低10項目、思い出せる限り書き綴りましょう。

そして次に、現在の状況を書きます。思ったとおりの仕事が出来ない、上司と上手くいかないといった不満から、受注が取れた、少しだけど昇給したなどプラスの要素も忘れずかきましょう。会社を辞めたいと心の中で思っていても前には進めません。

社会人生活が始まったときの状況と現状を書きだして、自分の現在の位置、成果を確認するのが、前に進むための第一歩です!

 

会社を辞めたいと思ったときは、辞めた後のことを考えてみて!

会社に入ったときの状況と今の状況を出来るだけ客観的に把握できたら、今度は辞めた後のことを考えてみましょう。会社を辞めたいと漠然と思っているだけでは始まりません。実際に会社を辞めたら何をしなければいけないかを思いつく限り、具体的にノートに書き出していきましょう。

会社を辞めるまでには、様々なステップを踏まなければいけません。上司に告げる、現在関わっているプロジェクトはどうするか考える、同僚にはどう告げるか、両親にはどう告げるか、恋人にはどう告げるか、友人達にはどう告げるか、さらには、会社を辞めてからどうやって収入を確保するか、貯金で何ヶ月くらい賄えるかといったことを具体的に書き上げていきます。

さらに、今の会社を辞めれば、次の仕事を探す必要があります。それには具体的に何をしなければいけないかを考えてみてください。新たに就職活動を始めれば、履歴書、面接など、面倒なことが待っています。起業するつもりなら、資金は足りるか、資格や能力は自分に備わっているかも自問してみましょう。

そんな風に、辞めてからのことを具体的に想像していきます。そうすれば、会社を辞めるということが簡単なことではないことが分かってくるはずです。そうした困難を自覚した上で、最初に確認した自分の位置を再認識します。

現在の状況を改善することと、新たにゼロから始めること、どちらが自分にとって正しい選択なのか、自分自身で見直してみましょう。

 

会社を辞めたいと思ったときは、会社で何が出来るかを考えてみよう!

自分の現状を認識したうえで、会社を辞めたら何をしなければいけないかが具体的に分かったら、ラストステップです。今度は、会社に残っていたら出来ることを書き上げていきましょう。

会社に残っていれば、少なくとも毎月給与は入る、覚えた知識を利用できる、身につけた技術を生かせるといったことのほか、会社に勤めているからこそ出来ることを確認してください。

ローンが組める、カードを作れる、親や家族に心配をかけないですむ、収入があるからこそ一人暮らしもできる、将来設計もできる、数年先には新しいプロジェクトに移れる・・・そういったことを思いつく限り、どんどん書き出していきます。

さらにそこから、一段上にあがるにはどうしたら良いかを考えましょう。仕事の能力を向上させるには何が必要なのか?職場の人間関係を向上させるためにはどうすれば良いのか?収入をアップさせるには何が必要か?そうしたことに向き合っていきます。ここまでの段階で、すでに現状をしっかり把握しているはずですので、前向きの解決方法が浮かぶはずです。

会社を辞めたいと思うことは、社会人なら誰にでもあることです。深刻になりすぎず、採用通知をもらったときの喜び、早まって辞職した後の混乱、働き続けていけば出来ることなどを冷静に考えているうちに、気持ちも前向きになってきているはずです。壁にぶち当たった気がするときは、過去や未来に視線をずらしてみて自己の位置を確認。その後、ポジティブに現状と向き合うようにしましょう!

 

会社を辞めたいと思っているときは、冷静に現状と過去、未来を分析しましょう。そのために有益なのは、書き出すことです。まずは、社会人生活が始まったときの状況と現状を書きだして、自分の現在の位置、成果を確認します。

それが出来たら今度は、会社を辞めたら何をしなければいけないかを具体的に書きあげていきます。辞める際のごたごた、両親や恋人への退職の報告、再就職の面接などを具体的に想定すると、会社を辞めるということの重大性が分かるはずです。

そして最後に、会社に残ったら何が出来るかを考えます。将来的な仕事のビジョンを考え、そのためには何をしたら良いのか、何が必要かを考えるのです。ここまですでに段階を踏んで考えてきたのですから、もう自分で前向きな答えが出せるはずです。

会社を辞めたいと思ったときは、上手くいかない現状に拘泥せず、冷静に、具体的に考え直して、少しずつでも前に進んでいけるようにしましょう!

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