会社を辞めることで起こる6つのリスクとは

会社を辞めることで起こる6つのリスクとは
会社を突然辞める人っていますよね。病気などの理由ならともかく仕事の中で腹の立つことがあって我慢できなくなり、怒りに任せて勢いのまま会社を辞める人も少なくありません。

しかし結局は働かなければならないですし、そう考えると会社を辞めることにはたくさんのリスクがあります。もちろん「会社のために辞めるのはダメです」…などと言うつもりはありません。「会社を辞めるのは自分のために得策ではない」という意味で言っているのです。

それでも会社を辞める気持ちが強いのであれば、ここで一度冷静になって会社を辞めることによって起こるリスクを考えてみてください。余程の事情でもないのに軽率に会社を辞めてしまうと、最終的に後悔してしまうのは何よりも自分自身なのです。そこで今回は、会社を辞めることで起こる6つのリスクについてお伝えします。

面倒な手続きが多い

会社を辞めるには辞表を提出すればよい…そう簡単に考えてしまってはいないでしょうか。確かに辞表は必要ですが、会社を辞めることによって必要な手続きはそれだけではありません。失業給付需給のための離職票や手続き、源泉徴収票を確認しながらの自身での確定申告、国民健康保険への切り替え、いずれも会社を辞めることによって必要となる手続きです。

さらに新しい仕事を探す上では職探しの手間、履歴書や職務経歴書の作成、仕事が決まった際にも住民票の提出を含めた様々な手続きをしなければなりません。こう説明すると面倒なイメージがあるでしょうが、そのイメージどおり会社を辞めることは面倒なのです。

 

同じ業種で働けなくなる可能性がある

業種が同じ会社は経営者同士で繋がりがあることが多いです。このため、その業種を辞めてしまうことで二度と同じ業種で働けなくなる可能性があります。例えば百貨店を経営する会社を辞めたとして、別の百貨店で働こうとしても面接時に前の百貨店を辞めたことがマイナス要素になるのです。

そうなるともう百貨店では働けなくなり、別の業種を探すしかなくなります。会社を辞めた分だけその業種では働けなくなり、結果的に働ける業種が相当限定されてしまうのです。

 

結婚できなくなる可能性がある

これは男性に掛かるリスクで、会社を辞めてばかりいては恋人から信用されなくなります。ただ付き合っているだけなら問題ないですが、結婚となると会社を辞める男性と付き合うのは女性としては不安でしょうからね。例え頑張って仕事していても会社を辞めた過去がある以上、女性はその男性を完全に信用することはできません。

その結果恋人と結婚の話が進まず、男性はそのままずっと独身で生活しなければならない可能性が出てきます。つまり、会社を辞めることは仕事だけでなく恋愛にもマイナス効果をもたらしてしまうのです。

 

収入が減る

会社を辞めたままの状態ではもちろん収入がないですし、例え新しい仕事が決まったとしても収入は減ります。ステップアップの転職ならともかく、会社が嫌で辞めた場合は新しい会社での給与は新人社員と変わらないでしょう。

月給18万円からスタートして昇給して今では月給20万円になっている…しかしその会社を辞めてしまえば、新しい会社でいきなり月収20万円貰うのはまず不可能です。

また、月収以上に影響するのが後のボーナスや将来の退職金です。入社直後の状態では支給されるボーナスの額は知れたものでしょうし、退職金の額に至っては勤続年数がそのまま関係してきます。

 

健康面に支障が出る

会社を辞めると身体の健康にも心の健康にも支障が出ます

まず身体の健康面についてですが、これは会社を辞めることで日常生活の過ごし方が不規則になるからです。朝早く起きない、夜遅くまで起きている、間食が多くなる、家で過ごすことで運動不足になる…会社を辞めて無職の状態になれば、誰だってこうした日常生活を送ってしまいます。

次に心の健康についてですが、会社を辞めたことで次の仕事が見つかるかが不安になりますし、現状無職である自分に対して劣等感を抱いてしまうからです。この精神状態では友人と会うことにも躊躇してしまうでしょう。

 

社会的信用が失われる

「社会的信用」などと表現するとオーバーに思うかもしれません。しかし会社を辞めると社会的信用を失い、それによってお金の点で何かと制限が掛かります。まず言うまでもなく会社を辞めれば収入がなくなるため、お金に不自由した生活を送らなければなりません。そして意外な盲点となるのがクレジットカートやローンの問題です。

無職であればクレジットカードの審査が通らないため、そうなると買い物は全て現金で支払うしかありません。さらにローンも組めないですし、引っ越ししようにも住宅会社の審査に引っ掛かってしまうでしょう。

 

このように、会社を辞めることは生活や自分の全てにおいて大きなリスクを抱えることになります。無職になることで生活のリズムが狂えばそれは自分自身の健康状態に支障をもたらします。

さらに会社を辞めたという事実が引け目となり、生活力を必要とする結婚への道は当然のように遠のきます。また会社を辞めれば自由に過ごせると思うのも大きな間違いです。収入がなくなることで今までどおりの生活はできなくなり、大きな買い物をする際に重宝するクレジットカードやローンも適用してもらえなくなります。

そして何より会社を辞めることは手続きにおいても何かと面倒です。様々な書類を必要として役場に赴かなければならない…そんな手間もまた会社を辞めることで生まれるリスクと言えるでしょう。

まとめ

会社を辞めると

・保険や税金や新しい仕事探しに向けた様々な手続きをしなければならなくなる
・その会社を辞めたことで同じ業種で働こうとすると面接時にハネられやすい
・会社を辞める人間は生活が不安定に見られて結婚できなくなる
・ステップアップの転職以外、新しい会社に入っても給与は新人とほぼ変わらない
・生活リズムが不規則になることで身体の健康に、無職である劣等感で心の健康に支障をきたす
・無職の状態だとクレジットカードやローンの審査に通らない

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