男性は女性に比べて、怒りの感情をあまり見せない傾向にあります。ですが、世の男性が「怒っていないわけではない」のだと、いうことを忘れてはいけません。
男性心理として、「嫌だな」と思うポイントはいくつもあるのです。しかし、彼らは我慢強く、怒りを表面に出さない努力をしているのでしょう。それに気付かず、甘えていると、我慢の限界に達した彼らの怒りが、「逆鱗」という形になって表れてしまうのです。
その逆鱗に触れてしまう前に、「してはならない」いくつかのポイントを挙げていきます。いつまでも、彼との関係が良好であるためにも、是非知っておいて欲しい、男性心理として不快に思うポイント9つです。
服装や髪形、持ち物を「けなす言葉」は封印しましょう
女性は、挨拶代わりのように、お互いの服装や髪形を褒め合うことが好きです。これは、無意識のうちに、人間関係を良好に保とうとする、心の表れなのでしょう。
そういう傾向にある女性同士ならば、何も問題はないのですが、相手が男性になると、ましてや、恋人になると、見る目が俄然厳しくなってしまうのも事実です。自分の彼は「素敵であって欲しい」と思うその気持ちが、相手を厳しくチェックしてしまうのです。
ですが、彼には彼のこだわりがあって、そうしているのだとしたら、あなたがとやかく言うのはお門違いです。彼のこだわりを聞いてみると、意外性を発見出来て楽しいかもしれません。
出身地や出身校を聞くときは、気をつけましょう
これは、実はとても繊細で、大事な質問です。今では、ほとんど聞かなくなりましたが、「部落差別」という言葉があるように、最近では、出身地について、簡単に明かさない方向になってきています。
あなたが、無邪気に聞いたその言葉が、相手を傷つけることもあり得ます。大人の常識として、むやみやたらと「出身地」を聞くことは控えたほうが良いでしょう。また、出身校を聞く時も少し注意が必要です。
超有名校出身の人ほど、出身校を自分から話す、ということはしないでしょう。ですが、ベラベラと出身校自慢をしたがる人も居ます。そういう人には、「○○なんですか?すごいですね」と言って喜ばせておきましょう。
用事もなく、メールや電話をひんぱんにするのはやめましょう
どこかのCMのように、「おはよう」から「おやすみ」まで、メールや電話をしていませんか?そういう濃厚な付き合い方が好きな男性も中にはいますが、大抵の男性は、内心「そこまでしなくても…」と思っているのではないでしょうか。
女性は、大した用事が無くても、メールや電話をしたい、相手の声が聞きたいと思うものですが、これも限度問題です。疲れて帰って来たところに、あなたから連絡が入ったとしても、今は出たくないかもしれません。
それなのに、「どうしてすぐに連絡してくれないの」と彼を責めるのは間違っています。連絡をマメにすることだけが愛情ではないのです。
「日々の動向」を聞くのはやめましょう
「ねえ、今日は何してた?どうだった?」と毎日のように、彼に聞いてはいませんか?相手は、幼稚園や小学校に通う小さな子どもではないのですから、毎日、この言葉を言われると、いい加減気持ちが萎えてしまいます
。お互い大人なのですから、相手の日々の動向を、いちいち詮索するような言葉は慎みましょう。相手のことを、一から十まで何もかも知っておかなければ気が済まないというあなたは、大人の女性としての品格が足りないと言えます。もっと心に余裕を持ちましょう。そのほうが、今よりずっと魅力的な女性になれます。
SNSを駆使して、相手を監視するのはやめましょう
今は、簡単にいろいろな人と繋がれる便利なツールが、私たちの身近にたくさんあります。ですが、このツールは両刃の剣でもあるのです。簡単に、相手の知らないところで、相手の言動を監視できてしまうからです。
よく、別れた相手のことを、ツイッターやフェイスブックなどで、いつまでも監視している人がいますが、これも怖いことだと思いませんか?付き合っている相手のことを、よく知りたいと思うことは、当然ですが、SNSなど、相手の知らないところで、情報を集めるという行為は、恐怖に近いものを感じます。もっと相手のことを知りたいのならば、直接会って聞きましょう。
「私と仕事、どっちが大事?」は「言ってはいけないランキング」の上位です
最近では、あまり聞かれなくなっている、むしろ男性から女性に向かって「僕と仕事、どっちが大事?」という場面が多くなっているということですが、お互いにこれは「言ってはいけない言葉」でしょう。
大体、この二つは比べること自体がナンセンスなのですから。このセリフは、自分に自信がない人が言う言葉です。自分に自信がないから、何かと比べて、自分の価値を見いだそうとしているのです。
このセリフを言う人は、相手は「必ず自分のほうを選ぶ」と分かって言っているのですから、余計にタチが悪いです。こんな子どもじみた言葉で、相手を困らせても良いことなんてひとつもありません。
甘えることに節度をもちましょう
男性にとって、女性の甘えは、ある程度は許容範囲です。甘えるということは、相手に心を許している証拠だからです。誰でも、自分に心を許している、信頼してくれている人のことは嫌いにはならないでしょう。
ですから、ある程度の「わがまま」は大目にみましょう、ということになります。しかし、これにも限度があります。相手の優しさにつけこんで、言いたい放題、わがまま放題にしていると、ある日突然、堪忍袋の緒が切れて大変なことになります。大人の女性として節度を持った態度で、相手と接することが大事です。
他の男性の話は「ほどほど」にしましょう
誰しも、他の誰かと比べられるのは、嫌なものです。ましてや、他の男性のことを延々と話されるのも、良い気はしません。あなたは、彼の関心を引こうと、わざと他の男性の話をしているのかもしれませんが、これもやり過ぎると逆効果になってしまいます。
最初は「やきもち」程度の気持ちが、だんだんと「嫌悪」の気持ちに変わっていくかもしれません。悪くすると、「そんなにアイツが良いなら、そっちに行けば」となってしまっては大変です。他の男性の話は「ほどほど」にしておきましょう。
相手の家族(特に母親)の悪口は絶対に「NG」です
自分の家族の話をよくする人は、概ね家族との関係は良好だと言えます。近頃では、母親と仲の良い男性が増えていますが、彼らは母親に優しいだけではなく、自分のこともよく話をしているようです。
もし、あなたが、彼の家族と親しくしているのならば、彼の母親のことを悪く言うのは、絶対に避けましょう。「マザコン」という言葉は悪い意味ではなく、「母親を大事にしている良い息子」と捉えましょう。そういう優しい人は、あなたのこともずっと大事にしてくれます。彼のお母さんと仲良くしましょう。
人間誰しも、束縛されるのは嫌なものです。それなのに、好きな人が出来ると、相手を束縛したがる人は、大人になりきれていない人なのでしょう。子どもは、ひとりでいるのが不安なため、いつでも母親の側に居たがり、その動向にも敏感です。
私たちが上手く付き合っていくためには、お互いが大人にならなければいけません。そのためには、過ぎた束縛は止めにして、ほどほどの距離感を持ちましょう。
過ぎた束縛は、愛情でも何でもありません。本当に相手のことを思っているのなら、離れていても信頼できるはずです。ひとりひとりの時間を大切にしましょう。その時間の積み重ねが、二人にとって良い結果に繋がって行くのです。
まとめ
逆鱗に触れる前に知っておくべき男性心理のポイントとは?
・ 服装や髪形、持ち物を「けなす言葉」は封印しましょう
・ 出身地や出身校を聞くときは、気をつけましょう
・ 用事もなく、メールや電話をひんぱんにするのはやめましょう
・ 「日々の動向」を聞くのはやめましょう
・ SNSを駆使して、相手を監視するのはやめましょう。
・ 「私と仕事、どっちが大事?」は「言ってはいけないランキング」の上位です
・ 甘えることに節度をもちましょう。
・ 他の男性の話は「ほどほど」にしましょう
・ 相手の家族(特に母親)の悪口は絶対に「NG」です
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