日々の生活は気分よく、健やかに過ごしたいですよね。でも、会社でも、家庭でも、通勤の際の電車の中や車の運転中でも、どうしても残念な出来事は生じてしまうものです。
その時のイライラした気持ちや、なかなか立ち直れずへこんでしまう気持ちはそのままストレスへと変化します。特に、気持ちを切り替えることが出来ず、いつまでも抱え込んでしまうと、頭痛や胃痛など体にまで影響が出てくるようになります。
いつまでも雨が降り続いたり、日の差さない場所では植物が育たないように、残念な気持ちのままでは心地よい生活は送れません。でも、世の中にはどんな時でも朗らかで、自信に満ち溢れている人もいます。
そんなタイプの方は何が起きても気持ちの切り替えができる方法を持ち合わせていて、自分自身をコントロールできるのです。では、そのテクニックを見ていきましょう。
キャンディーをなめましょう
気持ちを切り替え時に一番手軽にできるのはキャンディーをなめることです。イライラしたり、気分が落ち込んでいる時には他からの刺激を与え、意識をそらすことが必要です。
中でも甘いものが効果的。ストレスや疲れを感じた時、脳はブドウ糖を求めるため与えることで満たされた気持ちになります。とはいえ、その都度ソフトクリームやケーキなどの高カロリーなものを摂取していると太ってしまいます。
また、甘いものに依存してしまい、過食に陥る可能性もあります。ですので、手軽にその場で口に入れられるキャンディーや、タブレットがお勧めです。香りのよいものもたくさん出ておりますので好みのものを探し、バッグに入れておくと良いでしょう。
アロマオイルを活用しましょう
アロマオイルには様々な効能があります。天然オイルの優しいさわやかな香りを吸い込むと、胸の奥がほっとしますよね。このオイルの効果は気分を切り替えたいときにも役に立ちます。
イライラした時や気分が落ち込んでいる時には「ラベンダー」(妊娠中の方は禁忌です)、気持ちを前向きにしたいときは「ローズマリー」がお勧めです。
原液をそのまま肌につけることはできませんので、オイルを使用したハンドクリームや、オイルをつくる際に取れるハーブウォーターなどを活用すると鞄に入れ携帯できますので、手軽に使用できます。
また、「ベルガモット」もストレスには適しております。こちらは紅茶のアールグレーの中に入っておりますため、一息つく気持ちでアールグレーを飲むのも良いでしょう。
ハーブティーを飲みましょう
アロマオイル同様、ハーブの香りにも効果があります。「カモミール」や「ジャスミンティー」には気持ちを安定させ不安感を取り除く効果があります。そしてこの二つはスーパーなどで手軽にティーバックを購入できるという利点もあります。
カフェインもないため、普段マイボトルに作って持ち歩き、飲むようにすると良いでしょう。オイル同様「ラベンダーティー」にも気持ちを安定させる効果がりますので入手できる時に購入しておくと良いでしょう。
散歩をしましょう
気分転換をしたいとき、部屋の中に閉じこもって悶々としていては余計気分は落ち込みます。特にイライラした気持ちの時は交感神経からアドレナリンが大量に出る為血圧も上がり、血の流れも悪くなっております。
その状態で部屋の中でじっとしていると血の流れはより悪くなってしまい、体中が怒りの影響を受けてだるくなってしまいます。ですのでそんな時には思い切って外に出て、ゆったりとした気持ちで歩いてみましょう。
空の青さや、木々の間を抜ける風を感じると気持ちが落ち着いてきます。また、外に出ることで新しい刺激が加わり、ギュッと嫌なことに集中していた意識が、他へと分散されます。
食事をしましょう
気分を変えたいときには、美味しいものを食べると良いでしょう。美味しいものは私たちの体に栄養と共に、幸せな気持ちをもたらせてくれます。ただし、手軽だからとジャンクフードや、スナック菓子をバリバリ食べることはやめましょう。
油が強く、香辛料の強いこれらのものは、手にしやすく、価格も安いため必要以上に買ってきてドカ食いをしてしまいがちです。そして癖になりやすいため、依存するようになってはいけません。
気持ちがダウンしている時には、美味しいと評判のお店に出かけたり、お料理が出来ればいつもより少し贅沢な食材を購入して、自宅で作るのも良いでしょう。お料理をすることで気分転換もでき、美味しい食事があなた自身の体を癒してくれますよ。
ゆっくりお風呂に入りましょう
一日気分の悪さが続いてしまったときは、いつもよりゆっくりとお風呂にはいりましょう。お風呂に入ると血流の流れが良くなり、体中から緊張が取れます。その時、いつも厚めのお風呂に入っている方は、ぬるめにしてください。
そして、お湯につかる際は心臓があまりつからないように入ります。この時先にお勧めしたアロマオイルを1~2滴垂らしてはいるのも効果的です。浴室の照明を消し、アロマオイルを練り込んだアロマキャンドルを灯してはいるのも良いでしょう。
キャンドルの緩やかな揺らぎが目から優しい刺激として入ってきます。体中が温まって気分も良くなったらしっかりと水分を摂り、その日は早めに就寝しましょう。
大きな声で歌を歌いましょう
もやもやした気持ちを心の中にため込んでいると、息苦しくなってきます。そんな時はおなかの底から大きな声を出してみましょう。かといって部屋の中で大声を出したら近所迷惑です。最近では一人でカラオケを楽しめるサービスがあります。
家にまで嫌な気持ちを持ち帰りたくないときは、ちょっと寄ってみるのも良いでしょう。また、歌には作った人たちの様々なメッセージが込められています。失敗したとき、落ち込んだ時、別れがつらいときなどを代弁しメッセージに載せてくれています。
そのメッセージを自分自身で歌い上げることで気持ちを向上させたり、何かをふっ切ることもできます。また、誰もいない場所ですのでボロボロ泣きなが歌ったっていいでしょう。
こうして出会った一曲があなたにとって大切な癒しの為のアイテムになり、聞き返すことで力を与えてくれるようになるでしょう。
どの気分転換方法にも共通して言えることは、自分を楽しませたり、癒したりと、目の前の問題から少し意識をそらすことです。体の痛みを感じたとき手を当て患部をさすったり、小さな子どもなどは大きな声で泣いたりしますが、この動作は実は意識をそらして痛みを軽減するための反応だと言われています。
心の痛みも体の痛みと同様に対処することで、早く癒すことができるのです。そして落ち着きを取り戻したら、ちゃんと問題点と向き合ってみることも大切です。なぜこんなに気持ちを害するのか知ることで、自分の状況を客観的に考えることも出来るようになります。
もちろん相手に悪い点があることもあるでしょうが、自分自身の振るまいから結果を招いている場合もあります。確かに思い返すことは辛く、より強く落ち込む可能性もありますが、原因がわからないままですとまた同じ失敗を繰り返すことになります。
「失敗は成功のもと」という言葉ももあるように、悪い出来事も実は自分自身の成長のために必要なことだったのだと考えられるようになると、同じような嫌な想いをすることは減っていきますよ。
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