喜怒哀楽を気楽に表現しながら対人関係を円満にするテクニック

喜怒哀楽を気楽に表現しながら対人関係を円満にするテクニック

空気を読めない人はKYと言われたり、集団の和を乱すと非難されたり・・・・・・なにかと全体の雰囲気を重んじ、協調性を求められるのが日本社会です。

その場に気を配って笑顔で流しても、内心は腹がたっていたり、泣きたいほど悲しいなんてこと、人間なら誰しもがあるはず。けれども、「今まで築きあげた人間関係を壊したくない」「めんどくさい人だと思われたくない」などと葛藤してしまうのも、人との関係の中で生きていれば当然のこと。

自分の本心を押し隠すことなく、素直に喜怒哀楽を表現しながら、なおかつ対人関係を円満にたもつ7つの方法をご紹介します。

自分を客観視できる余裕を持とう

どんな場面でも、自分をもう一人の自分が見ているような、自分を客観視できる余裕を持ちましょう。

突然カッとなって怒りをあわらにしてしまったとしても、直後には「まあ言いたいことはわかるけどね」と相手をフォローしたり、「またクセでカッとなっちゃったよ」っと笑って謝れるような余裕があれば、初めから感情を抑えなくても、気楽にコミュニケーションをとることができます。

感情をあらわにした後の、相手の戸惑いなどに気を配ることは大切ですよね。

 

喜怒哀楽を表現する場を使い分けよう

素直な感情は、直接向かい合っている人以外にも表現することができます。もちろん嬉しい、楽しいといったプラスの感情はストレートに表現しても問題ありませんが、怒りや悲しみといった負の感情は、その場ではぐっとこらえて後で気の知れた友人に打ち明けるという手です。

また、ブログやSNSなどに、個人が特定される情報は伏せて、日記的につづったり、一般論的に表現して吐き出すこともできます。表現する場を選びながらも、溜めこまずに自分の素直な気持ちを開放してあげるのも、ストレスなく対人関係を保つ方法のひとつです。

 

日頃から自分をきちんと出して理解を得ておこう

そもそも、「この人はいつもありのままの自分を伝える人だ」ということを日ごろから周りに認識しておいてもらいましょう。

怒りなどの負の感情も、一方的に怒鳴りつけるような表し方ではなく、相手の納得がいくように根拠を持って伝えるように日常から気をつけていれば、「そういう人(きちんと理由があって時には怒りを表現する人)」という共通認識を持ってもらえます。

本当の自分を押し隠すのではなく、日常的に表現していくことで周囲の理解が得やすくなるということもあるのです。

 

感情の根拠を伝えよう

どんな人だって、相手がいきなり一方的に怒り出したり泣き出したら戸惑うものです。喜怒哀楽を素直に表現することは悪いことではありませんが、相手がある場合には相手の気持ちも思いやり、その根拠を自分の言葉できちんと伝えましょう。

なぜ腹が立ったのか、傷ついたのか、説明してもらうことで相手も納得しますし、わけもなく突然怒り出す人と思われないですみます。場合によっては、根拠を言葉にしようとすることで、自分の怒りが独りよがりであったことに気づくなんてこともあるかもしれません。

 

マイナスを表現したらはプラスも表現しよう

テレビや新聞のニュースなどでも、賛成派と反対派の両方の意見を伝えたりしますよね。日ごろのコミュニケーションでも、物事の2面性をとらえるように意識して、相手のある一面に腹が立ったとしても、その人の別の一面のすばらしさも伝えましょう。

そうすることで、相手自身を嫌っているのではなく、「たまたま今日はあなたのこういうところに疑問を感じたんだよ」という意図を伝えることができます。マイナスの言葉のほうが強く伝わりやすいので、常にプラスも一緒に伝えるように心がけるのも対人関係を円満にするコツです。

 

「喜」「楽」こそどんどんアピールしよう

ここまで喜怒哀楽の「怒り」や「哀しみ」のシチュエーションを紹介してきましたが、「嬉しい」「楽しい」といった感情の場合は、ストレートに伝わると相手にも伝染していくといわれます。

「嬉しい」「楽しい」というプラスの気持ちは、周囲まで楽しい気持ちにさせてくれるのです。だからこそ、喜怒哀楽の「喜」「楽」の感情は「怒」「哀」の感情以上に素直に、ストレートに周囲に伝えていきましょう。ハッピーな気持ちが相手にも伝染して、円満な対人関係を気づきやすくなります。

 

「共感」を大事にしよう

対人関係の中で気楽に喜怒哀楽を表現していけるようにするには、相手に自分の感情を受け止めてもらうだけでなく、自分も相手の感情表現を受け止め、できるだけ「共感」を伝えていくようにしましょう。

「あなたの気持ち、分かりますよ」というメッセージを発することで、相手も自分の感情を抑えなければいけないという思いから開放され、居心地のよい関係が生まれます。それがひいてはあなた自身が自分を隠すことなく気楽に喜怒哀楽を表現できることにつながってくるのです。

 

空気を読んで周りとあわせることが求められる社会生活の中で、気楽に喜怒哀楽を伝えながら対人関係も円満に保つというのは、実はなかなか難しいことですよね。

誰しもが人とのつながりの中で生きているので、必ずしも相性のいい人とばかり付き合うわけにも行きません。けれども、本心を隠して愛想笑いし続ければ簡単にストレスがたまってしまいます。

周囲との関係を円満に保ちつつ、自分の気持ちもきちんと出せるよう、バランスを保つのはとても大事なことです。この7つのコツを実践して、素直にあなたのの気持ちを表現しながらよい対人関係を築いていきましょう。

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