効率的に勉強をしたい、もっと勉強の成果を上げたいと思っていませんか?勉強をしようと机にむかってもなんだか集中できないということがよくあって、それが成果の上がらない原因かも?勉強に集中するということはなかなか難しいものですよね。
でも逆に言えば集中力をつけられれば効果が上がる可能性が高いということです。そこで今日は集中力を身につける方法を学んで、勉強の効果を劇的に上げる方法についてお伝えします。
休憩の取り方を工夫する。
人の集中力は科学的にみれば最大で90分です。しかし、実際には90分も勉強に集中できないことは誰しも知っていることです。そして、脳のメカニズムで言えば「辛いことはしたがらない」という構造になっています。勉強が辛いと認識させてはいけないのです。
その理屈で言うと脳が勉強を辛く感じる前に休憩をとって勉強と辛いとを結び付けないことが大切です。具体的に言うと30分勉強して10分休憩のサイクルを作るといいでしょう。これからずっと勉強だと思うと嫌な気持ちになると思いますが、とりあえず30分やろうとなると辛い感情が出にくくなるという利点もあります。勉強に取り掛かるにはこんなきっかけも必要なのです。
睡眠をきちんととる
特に集中するためには脳のコンディションを整えることは重要なポイントになります。脳のコンディションを整えるにはどうしたらいいのでしょうか?それには睡眠が重要になってきます。睡眠は脳や体のリセットをするのに重要な役割を持っています。適切な時間、できれば6時間程度は睡眠をとることが重要です。
睡眠時間を削っての勉強より、きちんと眠って脳のコンディションを整えてからの勉強の方がずっと効果があがります。勉強の期間が長くなる場合には体力面やストレス面でも睡眠は重要です。また、記憶の定着もよくなるという結果もあります。睡眠をしっかりとって集中できる体制をとりましょう。
姿勢を正す
「形から入る」ということは集中するにも大切なことです。集中している人の姿を観察してみましょう。背筋が伸びて姿勢を正していることに気が付くのではないでしょうか。背筋をぴんと伸ばして、姿勢を正すことはやる気を出します。猫背だったり変な姿勢だったりするとやる気も集中も失われます。
また、背筋が伸びていると呼吸も整います。腹式呼吸をすると酸素が多く脳にとりこまれ、考えがクリアになって勉強がどんどんできるでしょう。姿勢を正して意識的に腹式呼吸をしていると集中力も高まることでしょう。
声を出す
脳内伝達物質のひとつにアドレナリンがあります。体を戦闘モードにしてありえないほどの力を出す物質です。ただ、このアドレナリンは出そうと思ってもなかなか自由に操れません。また持続性もありません。でも脳がちょっと勘違いしてアドレナリンを出してしまうことがあります。大声を出すのです。
よくスポーツマンがここぞというときに吠える様に声を出すことがありますが、それがこの方法なのです。勉強するときや集中が切れたときに「勉強するぞ!」と声を出して気合を入れるといいでしょう。これでアドレナリンが出続ける、なんてことはないので体は大丈夫です。集中する儀式をすることが大切です。
アロマや香りを利用する
香りは空間にあるだけで人の心を落ち着かせます。よい香りで満たされた場所だと、ふっとリラックスできたりします。目や耳からの情報より鼻からの情報はダイレクトに脳に伝わります。香りの情報は直接脳へはたらき、集中を高めることもできます。
集中力を高めるのにいい香りはどのようなものがあるのでしょうか?それはさわやかな柑橘系でしょう。レモンやグレープフルーツ、ライムなどの香りが良いといわれています。集中力もアップし、リラックス効果もあり、人をいきいきさせてくれるようです。
脳に栄養を与える
集中するために脳の活性化が大切です。眠っているようにぼうっとなった脳を活性化するにはどのようなものが良いのでしょうか?体温を上げると脳の動きも活発になります。ですから温かいものをとって体を中からあたためましょう。脳の栄養源はブドウ糖です。
あたたかい砂糖入りのコーヒーはカフェインの力もあって脳を目覚めさせる力があります。脳なので持続力はないにしろ、脳を目覚めさせるきっかけにはなります。もちろん日ごろから栄養をきちんととって体のコンディションを整えておくことは必要です。健康でなければ集中することもできないからです。
色を活用する
リラックスして落ち着くことができ、集中するのに良い色というものがあります。それは青色です。最近では犯罪防止に街灯に使われているところもあるくらい人を落ち着かせます。しかし部屋全体が青色だと寒々しい感じになってしまいます。
ですからできれば部屋のベースは白色にしておいて、ワンポイントで青色をとりいれることが大事でしょう。自分の目の届くところに青色の小物を置いておくのもいいでしょう。また鎮静作用やリラックス効果のある色として緑色やこげ茶色もよいと言われています。観葉植物などを部屋に置いて集中力を高めるのもいいでしょう。
音楽を利用する
落ち着いて、集中力が高まっているときには脳内にアルファ波が出ています。それでは集中力をアップさせるアルファ波を出す音楽とはどのようなものでしょうか?よく言われているのはクラッシック音楽です。特にモーツァルトはアルファ波を出すことで有名になっています。
またクラッシック音楽のほかにも雨の音やさざなみのようなBGMも気持ちをリラックスさせ集中力をあげてくれます。音楽はとても手軽な方法ですので、集中したいときに手軽に試すことができます。
表情筋を動かして深呼吸する
なんだか頭の中がすっきりしていない気がする。そんな時には顔の筋肉を動かすことによって脳を刺激してみましょう。目と口を大きく開いて舌を思いっきり出します。これを数回繰り返すことで前頭葉を刺激することができるのです。また、呼吸法も大切です。
緊張していたりすると呼吸は浅くなり、脳への酸素供給量が減ります。心を落ち着けて、腹式呼吸をしてみましょう。体から力を抜いてリラックスさせ、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。深呼吸の数を数えて10数えたらまた1から数えます。深呼吸と顔の筋肉で脳に適度な刺激を与えましょう。
勉強の効率を上げるために集中力を高めることは大変重要なことです。また、その方法は集中と共にリラックスもできる方法です。ここ一番というとき、例えばテストの時などいつもの自分とは違う状態の時に本来の自分を取り戻す方法でもあります。
脳の仕組みはシンプルでわかりやすくできています。ただ、人はそれをコントロールすることが難しいのです。ぜひ集中力を高める方法を身につけて、勉強の成果を出してください。
まとめ
集中力を高める方法を身につけて、勉強の効率を上げる為に
・休憩の取り方を工夫する。
・ 睡眠をきちんととる
・姿勢を正す
・声を出す
・アロマや香りを利用する
・脳に栄養を与える
・色を活用する
・音楽を利用する
・表情筋を動かして深呼吸する
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