アナウンサーの話し方を学んで、プレゼン能力を伸ばすコツ

アナウンサーの話し方を学んで、プレゼン能力を伸ばすコツ

話の内容は、同じなのに、上手に分かりやすく伝えることが出来る人もいれば、聞いていても何を言っているか分からなく、もう一度、最初から話してもらわなくてはいけなくなる人もいますよね。

特に後者の場合は、肝心なことが、違う意味に捉えられてしまうこともあり、仕事をする上では、非常にマイナスになってしまいます。それだけ、話し方というのは、大切だということです。

話の内容を相手に確実に伝えられるか、そして、印象深く残るように話せるかで、仕事の評価が全く違ってきます。その代表的な人たちがアナウンサーです。アナウンサーの話し方は、とても分かりやすいです。

もちろん原稿もありますが、それをアナウンサー自身の話し方で、上手に私たちに伝えてくれています。そんなアナウンサーの話し方を習得出来れば、仕事でも確実に役立つはずです。特にプレゼンには、最適でしょう。今回は、プレゼンを成功に導く、アナウンサーの話し方のコツをお伝えします。

自分が話を聞いてみたいアナウンサーをイメージして話してみましょう

プレゼンを成功に導くためには、プレゼンの能力を伸ばすすことが必要です。伝えなければいけないことを、相手に、興味をもって聞いてもらう為に、まずはどんな風に話したいかの目標を決めましょう。

『○○アナウンサーのように話したい』とか、『明るく、誠実に話したい』など、話の内容ではなく、話し方をイメージすることが大切です。イメージしたら、そのアナウンサーの話を、しっかり見聞きしてください。観察するのです。

そうすると、そのアナウンサーだけではなく、周囲の人の話し方にも意識が向いていきます。普段からニュースなどをただ聞き流すのではなく、アナウンサーの話し方を意識しながら聞くことによって、間のとり方や、聞きやすい声のトーンなどが自然と学べます。

そのイメージに近づけるように話してみましょう。プレゼン能力アップのコツは、話を聞きたいアナウンサーをイメージし、意識して、真似てみることです。

 

意識して声を出し、プレゼン能力を伸ばしましょう

プレゼンの際、会場によっては、マイクを使用することもありますが、普段から、意識して声を出すようにすると、マイクを使用するしないに関係なく自然と話すことが出来るようになります。

声の小さい人が、大きい声で話そうとすると、声が裏返ってしまったり、最初は聞こえていても、どんどん聞こえづらくなってしまうということになりがちです。プレゼンを最後まで相手に聞いてもらうのは、この話し方では難しいでしょう。

それを防ぐ為にも、腹式呼吸をして声を出すことを学びましょう。まず、横になって、声を出してみてください。これが腹式呼吸で声を出しているということです。

その際、声の大きさやトーンを変えて声を出してみて、気持ちよく発声出来る状態を確認しておくのもポイントです。この腹式呼吸の発声をアナウンサーは、訓練して自然と出来るようになっています。アナウンサーの話し方のコツの1つは、腹式呼吸なのです。あなたも声の出し方を意識して、プレゼン能力の向上を目指しましょう。

 

早口言葉を練習して、滑舌良く話せるようになりましょう

滑舌の悪いアナウンサーってあまり聞きませんが、全くいないわけではありません。しかし悪いながらも、トレーニングを行い、改善したり、自分ならではの話し方を探したりと、プロなのでいろんな努力をしています。

普段あまり気にすることはありませんが、誰にでも、声に出すと言いにくい言葉があります。人それぞれ、その言葉は違いますが、さ行やた行が言いにくいという人が多いようです。

あなたは、どの行が発声しづらいが確認したことがありますか。ぜひ確認してみてください。そして、確認した苦手な行を、早口言葉を使って、滑舌をよくしましょう。実際、アナウンサーの研修にも、早口言葉があります。

ただし、アナウンサーになる訳ではありません。プレゼン能力を伸ばす為にアナウンサーの話し方を習得したいだけなので、早口言葉を一音一音ゆっくり丁寧に発声してください。

苦手な言葉は、ゆっくり言っても、言いにくいものですが、それを練習して、はっきり伝えられるようになるまで練習してください。スマホや携帯電話のボイス機能を使って、自分の声を録音して聴いたりするのも、上達するコツの1つなので、利用してみましょう。

 

聞きやすいスピードと伝わる話し方を覚えましょう

話が聞き取りにくいと、聞きたいとか理解したいという気持ちが無くなってしまいます。自分の話が聞き取りにくいかどうかを確認することはなかなかないと思いますが、話を聞きやすいかどうかを判断する基準の中に、話すスピードがあります。

当たり前のことですが、早く話すよりはゆっくり話す方が、聞き取りやすいのです。ゆっくり話すことによって、相手に話がきちんと伝わるということを頭に置いて、話し方のスピードを覚えましょう。

せっかちな人などは、ついつい早口になってしまいがちですが、普段からゆっくり話すことを意識してください。しかし、早口の原因は、性格や緊張などだけではありません。実は、肺活量も早口の原因のひとつなのです。

肺活量が多い人は、一息で喋ることが出来る時間が長く、肺活量の少ない人は、短いのです。アナウンサーの話し方の特徴として息継ぎがあるのですが、文章を区切るのに適切な部分まで、息継ぎをしないで話さないと、話が聞き取りにくくなってしまうので、本番前に、原稿を声に出して読み、確認をしています。

同じ文章を一息で喋れる時間が長い人は、ゆっくりと丁寧に、一息で喋れる時間が短い人は、早口になってしまうのです。その為、アナウンサーの話し方の習得には、肺活量が必要ということになります。

早口かもと感じている人は、肺活量を増やす腹筋やランニングなどのトレーニングを取り入れてみてください。アナウンサーの話し方のように、聞きやすいスピードで普段から話せるようになりましょう。

 

上手い間のとり方を手に入れましょう

アナウンサーの話し方は、意外とゆっくりです。早く話す訓練をしていますが、視聴者に聞き取りやすく話す為に、あえてゆっくりめに話しています。しかし、同じリズムで話していては、この部分をしっかり伝えたいというのが伝わりません。

大切なのは、『間』です。この間のとり方を取る為のルールがあります。『3・5・7のルール』です。これは、3秒、5秒、7秒を使い分けるというもので、意識すれば簡単に出来ます。

3秒のルールは、話の切れ目に一呼吸おく事を意識する為のもので、文章をそのまま読み上げて話すのではなく、約3秒の間をおくことによって、ここまでが一区切りですということが、聞く人にも伝わるからです。

5秒のルールは、内容が展開する時に使う為の間で、聞いている人にアイコンタクトをとったりするために使います。7秒のルールは、紹介を受けて、前に出る時や、大切なスライドなどをしっかり見て欲しいと思う時に使う間です。

聴く人のざわつきが引くのを待ったり、スライドに視線が移る為に必要な時間です。7秒の間というと長いような気がしますが、アイコンタクトを使って、聞く人の意識を自分に向けたり、スライドに向けたりするのに有効なので、ぜひこの間を活用しましょう。そして『3・5・7のルール』を使いこなし、魅力的なプレゼンが出来るようになりましょう。

 

プレゼンの原稿や資料は、何度も会議や打ち合わせをしているので、自信をもって発表出来るもののはずです。今まで一生懸命やってきたことを、認めてもらえるかどうかは、プレゼン能力にかかっていると言っても過言ではありません。

企画内容が、上回っていれば、仕方がないのですが、差がない場合は、確実にプレゼン能力の差が、企画続行や契約の鍵になるのです。その為には、まずゆっくり話すことを意識しましょう。早口で話しても、相手には伝わりません。

息継ぎなどの『間』を上手く使い、周囲を見回したり、アイコンタクトを取ったりして、自分の話に、確実に耳を傾けてもらえるよう意識しながら話してください。アナウンサーの話し方をイメージし、聞いている人全員に伝わるように、自信を持って話しましょう。

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