悪口を言う時は楽しくても、のちのち罪悪感を感じ、いつしか悪口を言う自分を責めてしまいますよね。そして悪口を言わない人になろうと決意しても、また言ってしまい自己嫌悪に陥る人が多いのではないでしょうか。
悪口や陰口は言う方にも言われる方にもストレスがかかってしまいます。ストレスフリーになるためにも、時間と労力はかかるでしょうが、思考を変える努力を始めてみませんか。はじめは「思考術」であっても、次第に自分の無意識の思考になるでしょう。
そこで今回は、悪口や陰口を言わない人になるための思考術についてお伝えします。
悪口の影響を知る
まずは悪口の影響を知りましょう。悪口を言うことによる良い影響を1つでもあげられるでしょうか。楽しくてストレス発散になると考えた人もいるかもしれませんが、実際は後々それを責めてしまうのでマイナスになります。つまり悪口を言って良いことは(長期的に考えると)1つもないということです。さぁここからは悪口を言うことによる悪影響を考えてみましょう。
1つ目、まわりの人に敬遠される。あなたが誰かの悪口を言うと、それを聞いた人は自分も言われているかもしれないと感じてしまいます。
2つ目、悪口を言う友達が増える。類は友を呼ぶというように、悪口を言う人の周りには悪口を言う人が集まり、それが次第にストレスになるでしょう。
3つ目、人に信頼されなくなる。口ではこう言っているけど本心は違うのではないかと思われるようになります。
このように悪口を言うことのデメリットはあげるときりがないので、ここまでにしておきます。悪口を言うことのデメリットを十分に理解しておくことで、悪口を言ってしまいそうになった時のブレーキになってくれることでしょう。
自分に自信を持つ
なぜ人は悪口を言ってしまうのでしょうか。理由の1つに自分に対する自信のなさがあります。自分に自信がある人は、自分で価値判断をすることができます。一方自信がない人は、他人の言葉に価値判断の根拠を置いているので、人から非難されるとそれを否定しようと躍起になります。
自分に自信を持つと、そういう観点もある程度にしか感じなくなります。ですから、自分に自信を持てるように自分を磨いていきましょう。
手っ取り早く自信を身につけるには、見た目を変えるのが効果的です。髪型を変えてみたり、服装をおしゃれにしたりしてみましょう。そのときに自分の理想の人を目指してみるのがおすすめです。そうするときっと堂々と前を向けるようになることでしょう。
内面を磨く前に外面を磨くというのは意外かもしれませんが、試してみて損はないと断言できますのでぜひやってみてください。
解釈しなおす
上司から怒られた、そう思うと悪口が出てきてしまうでしょう。怒られたと感じるのも自信のなさゆえのことですが、それは一旦おいておくとして、他の捉え方をするよう努力しましょう。アドバイスをいただいた、と考えることができたら、悪口を言う気にもならないというのは想像に難くないでしょう。
ネガティブな考えが浮かんでしまったら、解釈しなおす癖をつけましょう。それを続けることで、自然と悪口が思い浮かばないようになります。試しに、「飲み会で先輩に長々と武勇伝を語られた」というのを再解釈してみましょう。うまくできますか。できなかった方は練習あるのみです。
人は人、自分は自分
自分はがんばっているのに他の人は…と思うと悪口を言いたくなってしまうのかもしれません。しかし、その人がその人の精一杯を尽くしていないと言い切ることができるでしょうか。当然のことですが、あなたと他の人の能力には差があります。
あなたにできることが難しい人もいるし、あなたができないことを簡単にやってのける人もいるでしょう。同様に意識にも差があります。自分と同レベルでないと認めないではなく、自分「は」できる限りがんばるという意識を持つのが大切です。
さて、今回は、悪口を言わないための思考をお伝えしました。悪口をまったく言わない人にその秘訣を聞こうとしても、そもそも悪口が思いつかないからという答えが返ってきます。あなたもこの記事でご紹介したポイントをおさえると、いずれ同じことが言えるようになるでしょう。そんな聖人のような人を目指して、少しずつ意識を変えていきましょう。
はじめに悪口を言うことのデメリットをあげましたが、悪口を言わないことのメリットはそれと同じくらい多くあります。例えば、明るく楽しい友達が増えたり、まわりの人から信頼を寄せられるようになったりと良いことづくめです。
悪口を絶対に言わないと決めるとはじめのうちは大変に思えるかもしれませんが、そんなときは悪口を言うデメリットと言わないメリットを思い出してがんばってください。
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