好きになった人とは、できるだけ長く一緒にいたいものですよね。そんなあなたには心理学で恋愛をさらに活性化することをおすすめします。
恋愛の最初の頃はドキドキしながらも、相手に気を使ったり、相手の反応をひとつひとつ確かめながらコミュケーションを取るものですが、そのうち気心が知れてくると、余計な気遣いもなくいっしょにいることが楽になってきます。
相手のクセ、性格や行動パターンも先読みできるようになってくるので、人によっては「新鮮ではない」と感じることもあるでしょう。ですが、恋愛ってどこまで行っても「心の読み合い」であり、予測不可能な「心の旅」なんですよね。
「でも、なんだか心理学を恋愛に利用するのはどうも気が引けるなあ・・・」いえいえ、そんなことはありませんよ。本来、心理学は恋愛の対象の心を操る技術ではなく、「愛する人とより深く結びつくための手がかり」なんです。
ちょっとお互いに慣れてきてしまった…そんなときこそ心理学を恋愛に使ってみましょう!今回は心の底から愛し愛される喜びを二人で分かち合うための恋愛の心理学、その秘策をお伝えします。
「相手」という鏡を見つめ、ちゃんと「自分」を好きになろう!
「鏡の法則」という法則がありますが、心理学で恋愛を次のステージへ進むためには、欠かせないテクニックでしょう。相手の欠点がわかってくると、相手に対して不満やイライラが溜まってくることありませんか。
それは相手への不満ではなくて、「欠点がある自分を許せていない」ってことなんですよね。あなた以外の他人は、あなたにとって「鏡」のような存在。あなたは他人という「鏡」を通して「自分の姿」をそこに見ているわけです。
かと言って、「欠点がある自分」を切り捨てないでくださいね。欠点のない人なんて、この世のどこにもいませんよ。欠点を直そうとするのではなく、ゆっくり時間をかけて「自分の欠点を許せない自分」と仲直りすることが一番の対策。
自分と仲直りできたなら、クリアな心でもう一度好きな人を見つめてください。きっとパートナーが新鮮な輝きに満ちて見えるはずです。
知ってる「つもり」になってませんか?「思いやり」の本当の意味
心理学では「思いやり」を「愛他的行動」と言い、「見返りを求めず他者を助ける行動」と解釈されています。ですが恋愛になると、なぜか「思いやり」を間違える人がたくさんいますよね。
パートナーに対して「思いやり」を伝えたいと思うと、自分を犠牲にして相手に何かを与えようとしていませんか。「自分自身を犠牲にしてでも、私を思いやってくれ」と頼まれましたか。
「パートナーの幸せを心から願うこと」は「思いやり」の源。それは忘れてはいけない大事なことなんです。心理学で恋愛を活性化するためには、もう一つ心に刻んで欲しいことがあります。
それは、「自分にとって何がいちばん大切なことなのか」を認識すること。そして「思いやり」は、与え続けるだけでなく、パートナーからの「思いやり」もきちんと「受け取る」ことを忘れないでくださいね。
一方的に、何かを与え続けたり、もらい続けていることは「思いやり」ではなく「依存」「服従」「支配」になってしまいます。心理学でなくても、その恋愛は健全とは言えません。
もちろん、人によっては「思いやり」をうまく受け取れなかったり、与えることができない人もいますよね。「思いやり」って二人でキャッチボールをするように、うまく投げたり受け取ったりできるように、お互いに工夫をし続けることが大事なんです。
最初は小さな「思いやり」しか投げたり受けたりできないかもしれませんが、慣れれば「大きな愛情のキャッチボール」が出来るようになりますよ。
パートナーを信頼することの大切さを知ろう
「信頼」とは、「依存」することと背中合わせです。心理学で恋愛における「信頼」するとはどういう意味を持つのでしょうか。あなたは相手の良い部分を「信じて頼って」いますか。
「とても正直な人」とか「弱い立場の人に優しい」とか「とても几帳面」など、どんな些細なことでもいいんです。パートナーへの「信頼」は、必ず相手に伝わり、愛する人から信頼されると揺るぎない「自信」が生まれます。
信頼された人は、今まで眠っていた能力を一気に開花して、あなたの強い味方になってくれることでしょう。逆に、相手を信頼せず、相手に尽くしすぎたり、世話を焼き過ぎたり、言いなりになってしまうと、悪い「依存関係」に陥ります。
信頼されてない人は「相手に裏切られた」とさえ感じて、自信を失うばかりか、精神的に成長、自立する機会を奪っていきます。心理学が恋愛に有効だとしても、大切なのは相手を「信頼」するあなた自身の心なのです。
心のどこかで、パートナーを見下したり、能力のない人だと決めつけていないか、自分の胸に聞いてみてください。お互いに心から信頼し合っているカップルは世界最強のカップルにだってなれるはずです。
すごく好きなのにケンカばっかり…心のアンテナを張ってみよう
心理学では「他人は変えられない」という法則がありますが、恋愛でも全く同じことが起こります。例えば、相手が仕事の悩みごとを話してきたので、アドバイスしてあげたらケンカになったことはありませんか。
最終的には怒鳴り合いになりますよね。「君のためを思って言ってやってるのに!」「あなたを思ってアドバイスしてるのに! なにその態度は!」と言った具合に、ですね。
こういうときこそ心理学で恋愛を活性化させる絶好の機会です。そもそもケンカの原因はどこにあるのでしょう。長く付き合っていると、当たり前のことを忘れてしまうものですよね。
それは「相手は自分とは違う人間」であること。「自分の考え=相手の考え」になっていませんか。最初に好きになった時、付き合うって決めた時を思い出してみてください。
パートナーには自分が持ってない「素敵な部分」を持っていませんでしたか。「自分と違うこと」に惹かれませんでしたか。繰り返しますがパートナーは「あなた」ではなく、違う人間です。
相手に何かを求めたり、お願いしている事は、本当は「あなたが良いと思っているだけ」かもしれません。そんなときは「相手が何を望んでいるのか」をきちんと汲みとってあげましょう。
相手が女性ならば、ただ話を聞いてもらってうなずいてくれるだけでいいかもしれません。相手が男性ならば、仕事を頑張っていること、苦労していることを応援してほしいだけかもしれません。
パートナーが望んでいることに、相手の心に向けてアンテナを張ってくださいね。今まで見えてなかったパートナーの横顔が見えてくるはずですよ。
愛しあう関係を長く続けていくための秘訣
心理学では恋愛を「自分の中の何かを失うことを恐がらずに、相手と自分の個性を融合させること」と表しています。相手を受け入れていくことで、自分の中に「今まで持っていなかった要素」が生まれます。
それはあなたが好きになった人の一部が、あなたの中に根付いたということ。お互いがお互いによって変わっていく楽しさと、心地よさを体験してくださいね。
これこそ、表面上の付き合いだけでは出会えない極上のコミュケーション。心理学は恋愛で成長しようとするあなたを護り、励まし、そして勇気を与えてくれるコンシェルジュのような存在でもあるんです。
そして重要なのは「パートナーを信頼し、思いやりを忘れずに、自分と違う部分を互いに認め合うこと」。「量」ではなく「質」の恋愛は、人生を意味あるものにしてくれるはずです。
さて、恋愛が「海」ならば、心理学は「コンパス」です。心理学は恋愛という海を航海し続けるための欠かせないアイテムとなるでしょう。もしかしたらいつかどこかで、あなたの船は座礁するか、沈没するかもしれません。
ですが、共に旅するパートナーとの絆が固く結ばれていたなら、どんなことがあっても乗り越えられると信じて前に進めるのではないでしょうか。
長く付き合ってきたあなたは、隣りにいるパートナーをもう一度見つめてくださいね。まだ付き合いだして日の浅いあなたは、これからの二人の歴史に思いを馳せてくださいね。
心理学というコンパスの指し示す方角には、まだ見たことのない素敵な恋愛があなたがたを待っているはずです。
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