自信がどんどん溢れてくる思考術で失敗を成功に変える方法

誰もが仕事でも学業でも、あるいは結婚などの人生の転換期でも、「成功した！」と思いたいもの。けれど人間ですから、努力を積み重ねたり、いくつかの選択を積み上げた結果、「失敗した・・・・・・」と大きく落ち込むこともあります。

場合によってはその失敗でこの世の終わりのような気がして、立ち直るのも難しいほどのことってありますよね。ただしそれは「失敗」をただ「失敗」とだけとらえてしまった場合の話ではありませんか？

どんな失敗にも、あなたの落ち度という面だけではなく、学ぶべきことや、次へつながるチャンスみたいなものが隠れていたり、考え方次第では成功とすら捉えられることもあります。

失敗を成功に変えるために必要なのはちょっとの「自信」です。自信がどんどん溢れてくる思考術で、失敗を成功に変える方法をご紹介します

自分を解放する思考術で自分を楽にしてあげよう

自分を、様々な常識でがんじがらめにしていたり、周囲の目線を気にしすぎて身動きが取れなくしていたりしませんか？あるいは、本当はいつもと違ったことがしてみたいと思っていても、周囲の自分に対するイメージが壊れるのを恐れていたり、「ぜったいに失敗してはいけない」と自分を押さえつけていたりしませんか？

自分をガチガチに枠にはめた状態で、そこから一歩も出ることを許してあげないと、精神的にもリラックスせず、自由な思考ができません。そのような状態では、何をするにも気持ちが硬直していて、自信がわいてくるわけもありません。

自信がわいてこないと前向きな発想ができないと同時に、どんな小さな失敗も自分だけのせいにし自分を責め続けることになってしまいます。自分の心を解放し、自分を楽にしてあげるところから始めましょう。

ハードルを下げる思考術で小さな目標を達成していこう

多くの人が、仕事や学業などに置いて、目標を設定して、そこに向かってがんばっていると思います。人によっては、今の自分にちょうどいい目標というよりも、果ててしなく遠い崇高な目標をかかげている人もいるのではないでしょうか。

高い理想を掲げて努力するのは立派なことですが、理想までの距離が現実とかけ離れすぎていて、そこまでの道筋が見えにくかったり、非現実的すぎると、達成のための意欲が途中で失われてしまう可能性があります。

あるいは、いつまでたっても少しも目標に近づいていない気がして、自信をなくしたり、「努力しても無駄だ」と後ろ向きになってしまうこともあります。

それではせっかくの努力が苦しくなってしまうので、ハードルを下げて目標を低く小さく、そして何段階にも分けて設定して、一歩一歩クリアしていきましょう。小さなクリアを積み重ねることで自信がつき、失敗を成功に変えることになり自信にもつながっていきます。

人の役に立とうとする思考術で自分を肯定しよう

困っている誰かに手を差し伸べるとか、1日ひとついいことをするなどということは、すてきなことだと知りながら実行するのはなかなか難しいことですよね。気恥ずかしかったり、逆に迷惑がられたらと心配になったりします。

けれど、あなたが誰かの役に立つという体験を積み重ねることで、自分が人のために何かができる人間であると知ることができ、大きな自信や自己肯定感につながります。

誰かに感謝されたり、必要とされるのはものすごく嬉しいことですよね。ぜひそのような経験を積み重ねて、自分を人の役に立てる人間であることを認めてあげ、自信を育てていきましょう。

いいところを見つける思考術で自分を褒めよう

自分に自信をつけるには、自分自身を褒めてあげることがいちばんです。もちろん、自分の短所を見つけて、改善の努力をすることはすばらしいことですが、短所ばかりに目をやってどんどん自信をなくしては、失敗を成功に変える人生を送ることはできません。

また、褒めるべき自分のよいところは、どんな些細なことでもかまいません。たとえば、毎日遅刻せずに出社して、周囲と「おはよう」のあいさつを欠かさずしている自分を褒めてあげる、毎日の食事作りや洗濯などの家事をこなし、丁寧に生活している自分を褒めてあげる、趣味の読書をずっと継続している自分を褒めてあげる、などなんでもかまいません。

日常生活の中で、常に自分のいいところを発見できるよう意識して、そのつど自分を褒めてあげ、自信をつけていきましょう。

自己を肯定する思考術でポジティブになろう

誰もが自分の性格や外見の欠点を自覚していて、この性格を直したい、生まれ変わりたい、と強く願っている人も多いと思います。けれど、幼い頃から育った環境ではぐくまれた性格や生まれ持った外見はそう簡単には変えられないもの。

だからといって、自分の短所がいつまでも直らないことを責めたり、「自分はダメな人間だ」と決め付けてしまっては、決して人生はいいほうに進みません。自分を責めることは何ひとつをいいことを生み出さないのです。

それよりも、自分のダメな部分も欠点だらけと思っている外見も、ありのままに受け入れて、肯定してあげるほうが、ずっと建設的です。自分を肯定してあげることが思考をポジティブにするのです。あなたの短所だけでなく、よいところを見てくれている人は必ずいますから、そういう人を大切にしましょう。

自分に自信をつけてあげる、5つの思考術をご紹介しました。誰しも失敗は怖いもの。成功するに越したことはありませんが、人生で一度も失敗したことのない人はいないし、失敗したからこそ今の成功がある、という人のほうが多いはずです。

失敗をうまく成功へと変えていくためには、自信が欠かせません。自信とは、人の役に立つ体験をしたり、自分を受け入れて肯定してあげたり、褒めてあげたりすることで少しずつ身につくものです。

自信は、一朝一夕で手に入るものではないからこそ、自分を責めたり後ろ向きに考えることをやめて、ポジティブな思考術を日常的に実践していくことが重要です。

そうすることで、仕事や生活の中で、自分のよいところを発見したり、自分をありのままに受け入れようとする心が育つのです。日常の中に、自信を育む思考術をどんどん取り入れて、失敗を成功に変え人生を前向きに楽しみましょう。