別れ方をよく知り恋愛を 豊かな経験に変える7つの基礎テク

愛は甘くて切ないもの。それゆえ、気が付けばどっぷりとのめり込んでしまうという魅力もあるものです。しかし、決して楽しいことばかりではありません。どちらかの気持ちが冷め、擦れ違ってしまうようなときには、お互いに傷つき、けなし合うこともあるでしょう。

始まりがいくら良くても別れ際が醜いものであれば、その恋愛は二度と思い出したくもない記憶になるもの。さらには、ずるずると引きずっていつまでも立ち直ることができないなんてこともありうる話です。

もし、あなたが恋人との別れを考えているならば、これからご紹介する7つの別れ方を知っておくことで、その恋愛をより豊かな経験に変えることができるでしょう。

引き際を見極めよう

昨日までは相思相愛だったのに!恋人から突然別れを伝えられたら、誰だってパニックに陥るもの。いくら言葉を並べられても、頭が理解することを拒んでしまいます。もしも気持ちが冷めてしまったら、それとなく察してもらうようにすることも、相手に対する思いやりです。

例えば、電話やメールの頻度を減らしたり、デートの際のおしゃべりを控えてみたりすること。そんなあなたの変化を見て感じるものがあれば、相手は徐々に心の準備が出来るでしょう。人は、急な変化には抵抗したくなる生き物です。それを逆手にとって、前もって相手に察してもらう気遣いができればいいでしょう。

 

別れると決めたら、ブレずにいよう

一度別れると決めても、いざとなるとなかなか言い出せなかったり、伝えた途端相手に泣きつかれたりして、「やっぱりやめた」と引っ込めてしまうことってありますよね。別れを伝えることが相手を傷つけるような気がして、もう少しだけ頑張ってみようという気持ちになるのは当然のこと。

しかし、そんな中途半端な気持ちのままつき合うことは、相手にとって決して誠実ではありません。それは、あくまでも自分自身を守るためであって、相手の為にはならないからです。

はっきりしないままの気持ちでは、相手の貴重な時間を奪ったり、次の恋愛のチャンスを逃してしまうことになりますから、一度決めた気持ちは、ブレずにはっきりと伝えましょう。

 

直接相手に向き合おう

近年は情報技術が発達して、今やすっかり生活の中でメールやLINEなど、顔を合わせないコミュニケーションが当たり前になってきました。プライベートはもちろん、仕事のやり取りのような大事な用件までメールで済ませることもすっかり多くなりました。

しかし、別れを告げるという大切なことは、必ず直接会って話をしましょう。言いにくいことなだけに、できれば会わずに済ませたい。そう思う気持ちは充分わかりますが、そうして伝えられた相手は、自分のことをないがしろにされたと感じます。

さらには、一緒に過ごしてきた時間まで否定されたように感じて、かえって憎しみを買うことになりかねません。最後の思いやりと考え、直接会って伝えるようにしましょう。

 

別れの理由は自分の言葉ではっきりと伝えよう

本当の理由を伝えることは、時に相手にとって残酷なことです。ついつい、それらしいありきたりな言葉で済ませてしまいたくなるものです。しかし、伝えられた方の身になってみれば、いったいなぜ別れなければならなかったのか、全く理解できずに最後を迎えることになります。

そうすると、気持ちが消化不良のままとなり、次のステップへ進むことができません。恋愛の終わりは、決して美しいものばかりではありません。必ず、どちらかが傷つくもの。

自分を守りたいがあまりに、悪者になることを恐れてはいけません。きっぱりをけじめをつけて、新しい道を歩んでいけるよう、本当の理由をあなた自身の言葉で伝えましょう。

 

相手の尊厳は傷つけないようにしよう

そうはいっても、なんでもかんでもストレートに言っていいかというと、そう単純ではありません。もう気持ちが冷めてしまったとはいえ、相手は一人の人なのです。本当の気持ちを伝えるがために、相手の人格を否定してしまったり、尊厳を傷つけてしまうのは許されることではありません。

尊厳を傷つけられた相手は、次のステップへ進むどころか、立ち直ることができなくなるなんてこともあり得るのです。恋人としての関係は終わっても、いつか何かの縁があるかもしれません。たとえ別れ際であっても、人と人としてのマナーはしっかりと守りましょう。

 

相手の言い分も聞こう

とはいえ、一方的にこちら側の気持ちを伝えたところで相手も納得しないでしょう。特に相手の気持ちがまだまだ冷めていない場合は尚更です。消化しきれない気持ちは、最悪のケースでは、相手をストーカー化させる恐れがあります。

そこで別れを伝える際には、相手側の言い分を充分に聞くことをお勧めします。別れの理由に納得がいかない場合は、とことん話し合いをすることができますし、また相手から見た自分に対する不満を吐き出してもらうきっかけにもなります。

同じ道を歩んでいけなくなったとしても、最後にお互いの言い分を出し切ることで、想いを昇華することができるでしょう。

 

感謝の気持ちを伝えよう

別れることになったとはいえ、一度は愛し合い、ともに過ごしてきた相手。恋愛中には楽しいこと以外に、つらく苦しいこともたくさんあったはずです。今まで知らなかった、自分のいろいろな感情と向き合ったり、相手を気遣う気持ちが芽生えたりと、人として成長できた面も大きくあったでしょう。

そこで最後に、真摯に自分と向き合ってくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えましょう。この恋は実らなかったけれど、お互い次のステップへ進むためにも、きっと「いい恋をしたな」と感じることができるでしょう

 

人が生きていくためには、恋愛は欠かせないものです。しかし一方で、初恋が最後の恋になるのはほんのわずかです。かのイギリスの詩人、T・S・エリオットが語ったことわざに、こういう言葉があります。

始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、終止符を打つということは、新たな始まりである。終着点は、出発点である。

別れとは、決して物事全ての終わりでありません。そこから、また新たなスタートが切られるのです。もし、別れが避けられないのなら、せめて最後にこれらの別れ方を知っておいて、この恋愛がお互いにとって良い経験だったと思えるように変えていきましょう。

まとめ

別れ方をよく知り恋愛を豊かな経験に変える7つの基礎テク

・ 引き際を見極めよう
・ 別れると決めたら、ブレずにいよう
・ 直接相手に向き合おう
・ 別れの理由は自分の言葉ではっきりと伝えよう
・ 相手の尊厳は傷つけないようにしよう
・ 相手の言い分も聞こう
・ 感謝の気持ちを伝えよう

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