友達が少ない人は、そのことをまるで自分の欠点のように思ってしまいがちですよね。スマホに登録された電話番号の件数やLINEする相手が少ない…それを実感する人は自分の友達の少なさに引け目を感じてしまいます。また、自分の結婚式の時に招待する友達が少なく、それを恥ずかしいと思った経験のある人も少なくないでしょう。
確かに友達が多ければそれだけ多くの人と交流できますし、それが私生活の充実に繋がることは事実です。しかし、だからと言って友達が少ないことが悪いわけではないのです。友達が全くいないとなるとそれは問題ですが、例え1人でも友達がいればそれは誇れることですし、友達の少なさを悪いと考える必要もありません。なぜなら、友達において大切なことは人数の多さではないからです。
そこで今回は友達が少ないことは悪いことではない、その理由についてお伝えします。
友達がいることの利点は人数とは無関係に得られる
あなたにとって友達がいることの利点を挙げてみてください。友達がいれば一緒に遊べる、友達がいれば会話できる、困った時や悩んだ時には助けになってくれる…ほとんどの人がこれらのことを思い浮かべるでしょうし、実際にはそれ以外にも友達がいることの利点はあるでしょう。
さて、ここで考えてほしいのが友達がいることの利点として挙げたこれらの点は、友達が少ない人には叶わないのかということです。もちろんそんなことはないですよね。
遊ぶことも会話することも友達が1人でもいれば可能なわけですし、もちろん困った時や悩んだ時にも助けになってくれるでしょう。つまり、友達がいることの利点は友達の人数とは無関係に実感できるものなのです。
友達は「量より質」の考え方
「量より質」という言葉がありますが、これは友達関係においても当てはまります。友達が多ければその分1人の友達と付き合う時間は短くなり、逆に友達が少なければ1人の友達と付き合う時間は当然長くなります。
そう考えると、友達が多い人よりも友達が少ない人の方が1人の友達と深く交流することになるため、親友ができやすいのです。親友というのは作ろうと思って作れるものではなく、その意味では恋人以上に貴重な存在ですし、これは友達が少ないことならではのメリットです。
もちろん考え方は人それぞれ違うので、友達に「質より量」を求める人もいるでしょう。しかし、あなたが「量より質」の考え方を持っているなら親友がいるかどうかが重要になるので、そもそも友達の数を気にする必要はないのです。
「質より量」の考え方は精神的負担が増える
上記と全く逆、つまり友達に「質より量」を求めると精神的負担が増えてしまいます。全員と交流しなければ付き合いが薄れてしまいますし、そうなることで相手は嫌われたのではないかと悩む可能性もあり、友達が多いとこうした点で何かと配慮が必要です。
最も、ちょっと交流しないだけでそこまで思われないだろうと感じるかもしれませんが、何しろ「質より量」の付き合い方をしていると1人の友達に対して深く分かり合うことができません。このため、ちょっとしたことでお互い誤解を招いてしまうのです。
こうした理由による悩みは精神的負担になりますし、実際に友達付き合いで悩む人は友達が多い人に見られる傾向があります。その意味では友達が少ないことは決してマイナスではなく、むしろこうした負担がない分プラスだと考えることもできます。
友達が少ないことのメリットもある
何事にもメリットとデメリットがありますが、それは友達が少ないことも例外ではありません。確かに、交友関係が狭いことはデメリットにもなるでしょう。しかし、友達が少ないからこそ得られるメリットもあるのです。ちなみに、友達が少ないことのメリットとして以下のようなことが挙げられます。
・1人の時間を多く確保できる
・恋人や家族との付き合いに時間を割きやすい
・遊びに行く機会が少ないことでお金が貯まりやすい
…いずれも友達が多い人では得られないメリットですよね。こうしたメリットがある以上、友達が少ないというのも1つの立派なスタイルですし、悪いことだと気にしなくてもよいのです。
このような理由から分かるとおり、友達が少ないのは何も悪いことではありません。友達の存在が必要なのは事実ですが、そこで求められるのは友達の数ではなく質です。大切なのはあなたが本当に困った時に助けになってくれる友達がいるか?悩んだ時に親身になって相談を聞いてくれる友達がいるか?…つまり親友がいるかどうかということです。
また、単に友達の数だけ多くてもそれは人間関係の悩みを招く要因になりますし、何より友達が少ないならではのメリットもあるのです。つまり、友達において大切なのは親友がいるかどうか、さらに友達が少ないことによるメリットもある…ポイントとなるのはこの2つです。
そして、これらのポイントから判断すると友達が少ないことは何も悪いという結論にたどり着くのです。
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