笑顔の作り方をマスターして、周りの人を和ませるには

笑顔の作り方をマスターして、周りの人を和ませるには
よく言われるように、笑顔は人付き合いの潤滑油です。感じの良い笑顔の持ち主は、それだけで職場でもプライベートでも愛されますよね。たとえ、特別な美人じゃなくっても、笑顔が可愛い人は周囲から大事にしてもらえるのです。

逆に、ぶすっとしていたり、怖い顔をしたりしていると、どんなに美人でも人が寄りつきません。笑顔の持つ威力はとても大きいのです。

とはいえ、芸能人でもない私たちにとって、自然な笑顔を浮かべるのはなかなか難しいものです。せっかく一生懸命笑っても、明らかな作り笑顔では周囲を癒すどころか空気が凍ってしまいます。問題は、いかに自然な笑顔を作るかです。

そこで今回は、周りの人々を和ませられるような気持ちの良い笑顔の作り方をマスターする方法をお伝えします。

自然な笑顔の作り方のコツは目!

周りを和ませるような笑顔を作るには、目から笑うのが大事です。よく、人の笑い方について、「目が笑っていない」という表現がされます。どんなに大きな声で笑っても、口角があがっていても、目が笑っていないと、笑顔が死んでしまうのです。

目から笑うには、目の表情を豊かにすることから練習しましょう。人と話をしているとき、ただ静止状態で聞いていると、無表情に見えてしまいます。それを避けるためには、相手の目を見ながら要所要所でうなづいたり、軽くまばたきしたりして、常に目の周辺に表情を加えていきます。

筋肉を主体的に動かすということは、意識が集中しているということで、話し相手に満足感を与えるのです。その上で、相手の眼をしっかりと見、話にあわせて相槌をうちましょう。目線は会話相手に集中し、きょろきょろしたりしないこと。

ただし、終始緊張しているのではなく、緊張と緩和を繰り返すのがポイントです。慣れてくると、緊張せず、自然な感情に任せて思いっきり笑えるようになってきます。意識せずに笑えるようになれば、だいぶ笑顔が板についてきた証です。

目の表情を生かすには、普段の目のケアも大事です。ドライアイや疲れ目を避けて表情豊かな目元をつくることも、自然な笑顔のポイント。目が充血していたり、乾いたりしていると感じたら、目薬をさすなどしてケアしましょう。目の輝きが死んでいると、笑顔も死んでしまうのです。

 

感じの良い笑顔のコツは歯!

笑顔の最大のポイントは、口元です。笑いは口元から生まれるもの。話し相手も、笑っている口元に注目しています。気持ちの良い笑顔の基本は、口角をきっちりとあげ、歯が見える程度に口を開くことです。特に、話し相手に好感を与える笑顔をつくるには、歯をきっちり見せるようにします。

歯を見せる笑顔は、英語で言うbig smile、大きな笑顔。白人や黒人はbig smileが基本ですが、日本人はこれがあまりできていません。文化の違いというとそれまでですが、写真などをみると、日本人は歯を見せない微笑が多く、一方、白人や黒人は、歯を見せた笑顔をキープしています。

歯を見せるほど大きな笑顔を作ると、自然、法令線がくっきり際立つもので、日本女性のなかにはこれを嫌う人が多いようです。確かに、白人も黒人も法令線が早くから見えるのに対し、日本人はかなりの年になっても法令線のない人が見られますね。

しかし、人に好感を与える笑顔というのは、むしろ、しっかりしわの見える笑顔のことなんです。目元にしわを寄せ、口を開き、心を開いて自然に笑いかける。そうした開放的な笑顔が人の心をつかみます。逆に、綺麗に見せようという意識が強いと自然な笑顔にはならないため、作り笑いのイメージがぬぐえないのです。

好感を与える笑顔を作りたいときは、綺麗過ぎる表情はむしろタブーなんですね。笑顔が硬いと思う人は、鏡の前で思いっきり破顔する練習をしていきましょう。思いっきり大きな笑顔をつくって自分の目でそれを確かめると、大きな笑顔が人に与える効果について理解できるようになってきますよ。

 

人を引き込むには、身体全体で笑う!

人を引き込む笑顔をつくるには、身体全体で笑うことが大事です。といっても、オーバーアクションで笑うということではありません。笑うときに、身体全体でリアクションをするということです。顔だけで笑っていると、どうしても笑いが小さくなります。人を引き込むような大きな笑顔を作るには、身体全体で笑う習慣をつけるのが良いのです。

「身体全体で笑う」ということが分かりにくい人は、テレビや漫画をみて、本気で笑っているときのことを考えてみてください。大笑いしているときは、顔が前後に揺れたり、軽くのけぞったり、手を叩いたりと、身体全体が動いているものなのです。

会社など、人付き合いで笑うときは、どうしても顔だけで笑ってしまいがちですが、意識的に身体を動かすことで笑顔が大きくなります

目も口も単独で動いているわけではありません。口元をしっかりひきあげ、頬を緩めると、自然と目元にも表情が生まれます。まずは、顔全体のバランスを意識して笑えるように練習します。そして、顔全体で笑えるようになったら、今度は身体全体で笑顔を表現するようにしていきます。

練習をしても急には変化しませんが、慣れてくると笑顔そのものが変わってきます。最初のうちだけ、意識的にボディランゲージを大きくしても良いでしょう。

 

笑う、簡単なことのようですが、職場や社交の場で周囲の人を和ませるような自然な笑顔をつくるのは結構難しいものです。意識すると余計に笑顔が硬くなるという人もいるでしょうが、いくつかのコツを習得すれば、自然に笑顔が出てくるようになります。

ポイントの一つは目元。目が笑っていないと笑顔が死んでしまいます。目の表情を豊かにし、しっかり相手の眼を見て笑いましょう。

口元も笑いのポイントです。日本人の笑顔は小さくまとまりがち。人を引き込む笑顔を作りたいときは、思い切って顔を崩してしまいましょう。大きな笑顔をしたからといって、そのまま皺くちゃになってしまうわけではないので、ご心配なく!

もうひとつ、「笑顔」とはいえ、笑いは顔だけで完成するものではありません。気持ち良い笑顔は身体全体から溢れだすもの。顔だけではなく、全身から笑みがこぼれてくるような笑顔をつくれるようにしましょう!

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