人間誰しもが悪口の一つや二つどうしても言いたくなる時ってありますよね。しかし、悪口を聞いている側に立つと、それはとても不快になるものでしかありません。
たまに聞くぐらいならまだしも、会うたびに誰かの悪口を長々と言われると本当に気分が悪くなってしまいます。そんな風にいつも悪口を言う人が、あなたの周りにも一人はいるのではないでしょうか。
そんな人とは会うのをやめれば良いと言いたくても、仕事の関係上などでどうしても顔を合わせなければいけない人もいます。そんな時、その人とどんな風にして付き合っていけば良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、会えばいつも悪口を言う人と上手く付き合うためのコツについてお伝えします。
簡単に合わせた返事のみの対応をする
普段から悪口を言う人は、とにかく誰かに聞いてもらいたいという心理が働いています。しかしそんな人ほど、大したことのないことで悪口を言いますし、どちらかというと悪口を言っている側に問題があるということも少なくありません。
そんな人の悪口を真剣に聞いていたら、相手はどんどんヒートアップしてしまうでしょう。これは避けたいところです。
そこで感情をなるべく込めずに簡単に話に合わせた返事のみだけしましょう。「そうなんですか」「それはそれは」「ふーん」など、いかにもつまらない話を聞いているような返事で良いのです。
それにより相手も「あまり話しに乗ってくれない」と気づき、悪口をやめてくるでしょう。
自分ならこうするという意見を出す
悪口の中には「こんなこと言われた!ほんとムカつく!」など、状況をしっかり言ってくれる方もいます。その悪口の対象になった人のことをとにかく悪く言うでしょう。
そんな時は「自分ならこうしますよ」と、対応の仕方を教えるのです。しかし大抵そのような悪口を言う方は「そう言っても聞かないんだよ!」と反論してくるでしょう。
それでも「こうすれば大丈夫だと自分は思いますよ」と同じことを言い続ければ、相手も話す気が無くなってきます。
共感だけして聞き流す
悪口を言う人に対してあまり冷たくできない時は、とりあえず共感しましょう。話は聞いてますよという態度だけは見せておくのです。「それは大変でしたね」「それは辛かったでしょう」など、相手の気持ちを言葉にしてあげることで相手も気分が落ち着いてきます。
ただそれ以上は余計なことを言わずに、ひたすら共感だけしておくことがポイントです。その後に「その方もたまたま虫の居所が悪かったのかな」なんて言ってしまえば、さらに悪口が発展してしまいますので。
自分は関係が無い人という事でやんわり流す
悪口を言ってくる人の中には、聞いている側の知らない人やあまり接していない人のことを言ってい来るときもあります。そんな時は自分には関係ないという事で、やんわりと流しましょう。
「あー、その人よく分からないので何とも言えません」「その人そんな人なんですか?自分はよく分からないので」と、知らない人だから何も言えないという事を主張しましょう。悪口を言う方も「言ってもしょうがないか」という気持ちになり、落ち着いてくるでしょう。
慰めながら話を変えていく
悪口が始まると長くなるという人には、慰めつつも話を違う方向にすり替えていくことが効果的です。
「それは大変でしたね。まあ美味しいものでも食べに行って忘れちゃいましょう!そういえば駅前の新しい居酒屋が評判良さそうですよ」という感じに話を違う方向に持っていくのです。
それで悪口が続いたら、「まあ今度、その居酒屋でビール大ジョッキでストレス発散ですね!」と、とにかく悪口を続けさせないように違う話を持ってきましょう。
冗談交じりで自分を落とす
「また課長に小言を10分も言われ続けた!ほんと他にやることないのか、あの課長は!」というような悪口を言う方に対しては、自分を冗談交じりで落として熱を冷めさせましょう。
「いやー、僕なんか昨日ゴミ捨て忘れたら嫁に30分の小言タイムでしたよ、ははは」という感じで軽い冗談のノリで返すのです。悪口を言う方も聞き手が軽い冗談で返してきたら、自分がそこまで怒ってることに恥ずかしさを覚えます。
自分は口が軽いアピールをする
最後になりますが、これは少々荒業になります。あなたに悪口を言い続けられたらその話を広められてしまいそう、という雰囲気を出しましょう。
悪口を言う方は言う相手を選びますので、あまり話を広げられてしまうことを望みません。「その話、明日皆の話のネタにしてしまいそう」と言うことで、悪口を言う方は「いや、それはダメだよ!」となるでしょう。
「でも自分、すぐ言ってしまうので」と釘を刺せば、さすがにもう悪口を言わないようになるでしょう。
悪口を言う人との付き合いを上手くしたいのであれば、まともに聞かないという事が一番と言えるでしょう。聞き流すことや話を変えることが最善の方法ではないでしょうか。
とにかくやってはいけないことは「一緒になって悪口を言う」事です。一緒になることであなたも悪口仲間となり、そのような方があなたの周りに集まることになるでしょう。悪口が盛り上がる仲間として見られてしまうのです。
人の悪口など言っても自分には何のメリットもありません。それでも言ってしまう人がいるのです。聞かされる身にもなってほしいと感じますよね。
接しなくて良いなら接しなければ一番良いのですが、そうもできない状況であれば上記のことを参考にしてください。相手との立場関係や環境によって使い分けましょう。そして悪口を言う人を見て、自分はそういう風にならないようにと学習できればとよいでしょう。
コメントをお書きください