恋愛感情がわからない人に奨める5つの恋のものがたり

恋愛感情がわからない人に奨める5つの恋のものがたり

世間には恋愛体質だという人もいれば恋愛感情がどうしてもよく分からないという人も大勢います。恋愛体質の人からすると、恋愛感情が分からないという気持ちが分からない…と言われそうですが、これまであまり恋愛感情が分からなかったという人も本や物語りを通して恋愛感情を知ることができたら良いですよね。

そしていつしか自分もキラキラした恋愛を体験できたら素晴らしいこと。人生を華のあるものとしてくれる恋愛を楽しむためにも恋愛感情とはどんなものなのか理解したいところです。

あまりこれまで興味がなかったために恋物語を読んだり映画で見たりするのは苦手だという人もいることでしょう。そこで今回はそんな方のために恋愛感情がわからない人に奨める5つの恋のものがたりをお伝えします。

くどすぎないけど少し甘酸っぱい心情を味わおう

恋愛感情が分からない人にとっては恋愛をモチーフにした映画や小説に対して苦手意識があるかもしれません。

そんな方にもオススメできる物語りが新潮文庫出版、佐藤多佳子氏の「黄色い目の魚。」絵を描くのが好きな少年と絵を見るのが好きな少女の2人の関係をとても美しく丁寧に描いた作品。

ひとりでは気がつかなかったことがふたりでいるからこそ見えてくる、それゆえに一緒にいたいという気持ちになる恋愛の始まりとも言えるような感情を味わわせてくれる物語り。

恋愛ものが苦手だという方もまずは手始めにという軽い気持ちで読めますよ。人との関係においてどのように相手に心を許していくのか…その過程みたいなものを見させてくれる「黄色い目の魚」を早速読んでみましょう。

 

愛情とは何なのか主人公と一緒に探ってみよう

恋人の死が原因で愛情が分からなくなってしまった主人公の話を読んで恋愛感情、また愛情とは何なのかを探りましょう。

新潮文庫出版、本多孝好氏著作「真夜中の五分前」は六年前の恋人の死を経験し時間が止まってしまった主人公がもう一度愛に向き合い考え直す様を描いたストーリー。一見重たい内容のように思うかもしれませんが、文章はとても読みやすくなっておりオススメ。

こちらはside-Aとside-Bの前編後編二つに分かれておりどちらも小説としての設定に面白みのある物語りで、恋愛感情という本筋だけでなく他にも仕事観や人生観また人間関係などにおいても考えさせられる一作。様々な観点で楽しめるのでオススメです。

 

現実的な恋愛観を短編集で楽しもう

恋愛感情が分からない人にとって恋愛小説や映画はあまりにも作り話過ぎる劇的なものが多いと感じるかもしれません。現実的にはそんなことありえない…と少し冷めてしまう気持ちも分かります。

そんな方にオススメなのが集英社文庫出版、石田衣良氏の「1ポンドの悲しみ」です。こちらは10編の恋愛短編集となっており読書が苦手という人でも気軽に読み始められる作品。

大げさな恋愛ではなくどれも現実味のある恋愛観を描いており一般的な恋愛感情とはどういうものなのかをとても上手に描いています。

傷ついたり、悲しみを感じたり、恋愛に伴う感情がどんなものかを思い出さしてくれる素敵な一作。是非読んでみてください。

 

静かに燃え続けるような恋愛を覗いてみよう

恋愛感情があまりよく分からない、恋愛小説を読み慣れていないという人にとっては少しくすぐったく感じるような物語りでありながら、読み終えた時に静かに温かさを感じるオススメの小説が新潮文庫出版、有川浩氏の「レインツリーの国」です。

とても読みやすい文体ですが人間や恋愛の奥深さを素晴らしく描いている作品。ネットを通じて恋愛に発展することは近年よくあることですが、メールを通じてどのように二人の距離が接近していくのか、会いたい気持ちがどのように募っていくかも覗けます。

それと同時に恋愛感情で付き物の辛さや痛みなども伝わってくる一作です。早速手に取ってみることをオススメします。

 

恋愛感情がどれほど生活に影響するかを知ろう

恋愛感情が分からない人にとって、失恋で泣き崩れている人の気持ちはさらに分からないことのように思えるかもしれません。

しかし失恋を経験したことのある多くの人は恋人がどれほど大きな存在だったか、恋愛自体が生活に大きく影響していたかを身を持って感じるもの。

恋愛をして失恋することがどういうものかを教えてくれるのが幻冬舎文庫出版、唯川恵氏著作「燃えつきるまで」です。

結婚までも考えていた恋人から突然別れを告げられることで主人公の生活がどのように一変するかを見ることができますよ。

失恋はやはり辛いものだということを感じますがそのような失恋から最後には立ち直って行く姿を描いているこの作品を読んで恋愛がどれほど生活のスパイスとなるのか知ることができます。早速読んでみましょう。

 

恋愛感情なんて分からなくても自分はそのままで良いんだ!と思っていた人も恋物語を読むことで恋愛に対する見方が変わるかもしれませんよね。

素敵な恋愛を人生において一度でも経験することができるならそれは本当に素晴らしい思い出となります。実際の人間関係において恋愛感情をまだ味わったことのない人も恋愛小説を読んで恋愛感情とはどんなものなのかを垣間見ることができます。

今回お伝えした恋物語はどれもそれぞれに特徴があり、甘酸っぱさを感じられる軽い恋愛小説やとても読みやすい短編集、また失恋を生々しく描いたものなど様々。

読んでみるとやはり恋愛って素敵だなと感じられるものばかりなので興味を持った作品から手に取って読み進めることをオススメします。嬉しさや幸福感、痛みや辛さなど様々な恋愛感情を知ることができますよ。

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