あなたの周りに虚言癖がある人はいませんか。友人、職場、ご近所、あるいは家族…嘘と言っても、相手を思ってつくような優しい嘘や自分のミスを隠したくて思わずついてしまったような人を傷つけたりしない『許される嘘』と、人を傷つけたり陥れたりするような『許されない嘘』があります。
一度も嘘をついたことが無い人なんて宗教上などの理由で無いと言わないといけない人以外は、『嘘も方便』という言葉がある位ですから、まずいないといってもいいでしょう。実際、私たちの周りには、犯罪にはならない程度のたくさんの嘘が溢れているのです。
ただ、困るのが冒頭に挙げた虚言癖のある人です。自分に注目して欲しかったり、かまって欲しい為に、まるで本当にあったかのように平気で嘘をつけるのが、虚言癖の持ち主で、しかも嘘をついている自覚も罪悪感もない人もいるので、それは注意して改善するというものでもありません。
そんな人との付き合い方に困っている人もいるでしょう。そこで今日は、虚言癖がある人がいても、ストレスをためない交流術をお伝えします。
虚言癖の人と交流しなくてもよい方法を考えよう
虚言癖の人との交流術の紹介と書いておきながら、この見出しは何?と思われるかもしれませんが、虚言癖のある人と話すのは、何が本当で何が嘘なのかを考えながら聞かなくてはいけないので、正直とても疲れます。
仕事上の取引相手だったりしても嫌なものです。どうしても必要な人でなければ、交流しなくてもいい状態にしていきましょう。しかし、虚言癖のある人は、自分に注目して欲しい人なので、無視をしてはいけません。
あなたを傷つける嘘を、言い出すかもしれないからです。相手に近寄らず、万が一、会ってしまった場合は、笑顔で挨拶し、予定があるからと立ち去りましょう。
職場で困っているのであれば、上司や同僚に相談して、仕事が滞ってしまうのでと、つかまってしまった時に呼んでもらうように協力してもらってください。避けている訳ではないと相手に思わせることが重要です。さりげなく距離を置くのはストレスをためない交流術のひとつでしょう。
相槌上手になって、適当に話を聞いておこう
虚言癖の人につかまってしまった場合は仕方がありません。話を聞いてあげましょう。ただ、虚言癖のある人の話は、自分に注目してもらいたい為のものなので、黒目(瞳孔)が大きくなり、瞳がキラキラした状態で饒舌に話します。
顔を見ていれば見分けがつくようになり、嘘に対しての意見を言う必要もないので、『すごいね』とか『そんなことあるんですね』など、適当に相槌を打っておくのがおすすめです。
『ふーん』とか『へー』など、聞いているかどうかわからないような相槌は止めておきましょう。虚言癖は、同調してもらったり、褒めてもらいたい病気のようなものなので、適度に褒めるような相槌を打ち、くれぐれも意見をいうのは避けましょう。
嘘の中の本当の話を見極めながら付き合おう
虚言癖のある人の話の中に、本当の話もきちんとあります。しかし、話していると嘘と本当の話が混ざってきてしまうことがあるのです。もし、あなたが、相手の話をある程度、区別できるのであれば、本当の話を引き出してあげてほしいのです。
本当の話を一生懸命聞いてくれて、それに対して会話が弾めば、嘘を吐く必要もないので、万が一吐いてしまったときに罪悪感を感じるようになってくれ、嘘の回数も減ってきます。
対応は疲れますが、相手が嘘を吐いているという状態を何度も気づかせ、徐々に嘘を吐かないようになってくれれば、あなたもうれしいはずだし、心が温かくなるはずです。
今後、虚言癖でストレスがたまることも少なくなるので、改善方向に向かっているようであれば、ぜひ付き合ってあげてください。
相手にとって、安心出来る存在になろう
あなたにとって大切な人に虚言癖があったらどうしますか。時々であれば、適当に交わしても問題ありませんが、少しでも改善方向にむかわせたいと思うはずです。
しかし、虚言癖は改善するのが難しく、根気よく付き合うしかありません。まずは、素直に話している時が一番輝いているとか、素の状態が一番いいということを相手に伝えましょう。
その上で、『今は嘘は吐かなくていいから、本当のことを話して』など、味方だから大丈夫だよという雰囲気を保ちながら本当の気持ちを聞き出してあげてください。
この虚言癖は、なくなることはありませんが、嘘を吐いているという自覚を持たせることが大切なので、それに気付けば、嘘が減ってくるはずです。
ただし、この状態になるまで、あなたにかなりのストレスがたまるでしょう。だから時々は、適当に相槌も必要です。あなたにとって大切な人であれば、ストレスでオーバーヒートしない程度に頑張ってみましょう。
相手がキレた時が最大のチャンス、これを最大限に利用しよう
虚言癖の人は、急にキレることがあります。それも大声で罵倒したり、大きな物音を立てて威嚇してきます。こうなったら、宥めようとしても効果はありません。あえて、あなたもキレてください。なぜキレているかなど、周囲の人に分かるように話しましょう。
可能であれば、録音しておくのがおすすめです。あなたを悪者にして虚言を吐く可能性が高いからです。そして、相手がどんなに謝っても、あなたは相手を気遣ったり謝ったりしないでください。
あなたが謝罪すると、自分が偉いと勘違いしてしまうのが虚言癖のある人の特長だからです。周囲の人が状況を把握出来る状態にあったのであれば、今後は徹底的に無視して問題ありません。
あなたが悪いと嘘を吐くのは確定ですが、周囲の人が分かっていれば、あなたは大丈夫なはずです。これで解放されたと喜んでください。
やはり、虚言癖のある人と付き合うのは、正直、面倒で疲れますが、状況によっては付き合っていくしかありません。ただし、そのことであなたがストレスで体調を崩したりしては元も子もありません。
あなたにとって、虚言癖のある人が必要な人かそうでない人なのかを見極め、大切な人以外は、適当に相槌を打って話を聞いているふりをしたり、交流しなくてもいい状態に持っていくようにしましょう。
ただし、大切な人であれば、嘘を吐かなくても、側にいるよという安心感を与えつつ、嘘を吐いているということを相手に気付かせる努力をしてください。
相手がいつまでもそれに気付かないと、今後一人ぼっちになってしまうかもしれません。人は一人では生きていけないのですから、出来れば、ストレスでオーバーヒートしない程度に付き合ってあげましょう。
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