会話が続かない人がよくやってしまう5つの悪い癖

会話が続かない人がよくやってしまう5つの悪い癖
会話が続かない人と話さなければならない時は、ちょっと気が重いですよね。円滑なコミュニケーションは、人間社会を生きるに当たってぜひ身に付けておきたいスキル。

誰とでも楽しく会話が弾む人のほうが、会話が続かない人よりもなにかと得なことが多いものです。ですから、もし会話が続かない理由が自分にあるとしたら、一刻も早くその理由を知って改善しなくてはなりませんよね。

でも、自分の癖にはなかなか気づけません。自分一人だけでその癖に気づき、直していくのは非常に困難です。

そこで今回は、会話が続かない人がやってしまいがちな悪い癖を見ていくことにしましょう。この中に当てはまるものがあったら要注意!会話が続かない人が直すべき悪い癖をお伝えします。

相手の聞いてほしいことを汲み取ろう

会話はキャッチボール、お互いが投げて取っての繰り返し。ということは誰でも知っていますが、このバランスが取れていないと会話が続かない人になりがちです。

バランスを取れない理由はたくさんありますが、意外に多いのが「相手の話を聞いていない」というもの。例えば、「この間、子供が熱を出したのに旦那がなにもしてくれなくて。

夕食は作らなきゃならないし子供の看病もしなきゃいけないしで大変だったのよ」という話の後、「子供さん、熱は下がったんですか?」と返すのは、あまり良い返し方ではありません。

この場合、相手が一番聞いてほしいのは旦那さんへの愚痴で、子供はその次でしょう。もし子供のことを聞いてほしいのであれば、後半の旦那さんのことは話に上らないはずです。

このように、形だけ話を聞いていても相手の言いたいことを汲み取れていないと、会話は弾みません。相手から来た球の受け取り方を間違えると、返球もちぐはぐになります。相手が言わんとしていることを理解できているか考えてみましょう。

 

会話の主導権を握りすぎていないか自問しよう

一見、コミュニケーション能力が高そうで話し上手な人の中にも会話が続かない人はいます。先ほど会話はバランスが大事と言いましたが、相手のタイミングを奪い自分ばかり話す人はそのバランスが自分の側に大きく傾いているのに気づいていない人です。

例えば「この間、○○さんにばったり会ってね」と相手が言ったとします。この場合、相手はその時のエピソードをこれから話そうとしているはずですが、受け手が「私も○○さんと会ったよ!それで…」と話をし始めたとしたら、最初に口火を切った人はしたい話ができなくなってしまいます。

後から話したほうは自分のしたい話ができて満足でしょうが、最初に話し始めた人にしてみれば不完全燃焼。その場は楽しく会話したように見えても、受け手に対して出しゃばった印象を持ってしまうのは否めません。

こんなことが続くと、「あの人とは話したくない」と思われて、会話が続かない人、ひいては会話したくない人となってしまうかもしれません。

 

話し甲斐のあるリアクションを身に付けよう

今度は逆に、自分から球を投げないタイプの会話が続かない人を見てみましょう。内向的な人に多いのですが、何を言っても「はい」「いいえ」だけでリアクションが薄いと、球を投げても壁に当たってはね返るだけで面白くありません。

会話するときには相手を見て(必ずしも目を見る必要はありません。「顔のあたり」に目線を持っていくだけでOK。うつむいたまま話を聞くのはやめましょう)、相槌や顔の表情が相手に見えるようにしましょう。

相手の話を聞いて、相手の話を促すようなリアクションを心がけましょう。口下手だからと話をしないのも、会話が続かない人の特徴です。些細なことでいいので、人に話せるエピソードを2~3個は用意しておくと安心です。

 

ネガティブ発言をやめよう

会話が続かない人の中には「めんどくさい」と思われている人もいます。美容やファッションの話題で「あなたはいいよね、スタイルもいいしおしゃれだし。それに比べて私なんか…」と発言する人がいたとしたら、周りはどうするでしょうか?

「そんなことないよ、あなたもかわいいし、今日の服も似合ってるよ」「肌もきれいだし、若く見えるしうらやましいよ」などとフォローするでしょう。

この時だけだったらいいのですが、こんなやりとりを話すたびにやらなければならないとしたら、うんざりしますよね。

自分を貶めることで周囲を持ち上げているつもりでも、会うたびにネガティブなことを聞かされたり、無理やり褒める言葉を探し出さなくてはならない周囲にしてみたらいい迷惑。

そのうち、誰も会話に付き合ってくれなくなるかもしれません。ネガティブな言葉は聞いていていい気持ちはしないもの。相手の心の負担も考えましょう。

 

会話が途切れた時の態度を見直そう

会話の合間に訪れる沈黙。親しい関係ならあまり気になりませんが、仕事の関係者などが相手なら緊張感の走る瞬間です。この時の態度次第で、相手に「会話の続かない人」のレッテルを貼られてしまうかもしれないのです。

一番いけないのは、スマホを見るなどいかにも退屈そうな態度。これはもってのほかです。伸びをしたり首を回したりもしないほうがいいでしょう。

できれば直前までしていた会話を広げたり、お互いの共通の話題などから新たに話題を出したりできればいいのですが、それも難しい時にはまず落ち着きましょう。

沈黙を不快に思わなければ、相手にもその気持ちが伝わります。それから先ほどまでの会話を反芻したりして、新たな話題を提供しましょう。

 

このように会話が続かない人にも様々なパターンがあることが分かりましたよね。会話が続かない人というと内気で口下手な人を連想しがちですが、実際には社交的で饒舌な人も存在します。

こういう人の場合、話下手だと自覚していない分だけ欠点に気づきにくいですし、周囲も注意しにくいので早く自分で気づくことが重要になってきます。

「自分の会話術には問題がない」と思っている人も、陰で「あの人は会話が続かない人だ」と思われていないか一度考えてみてください。

会話とは情報交換。自分だけが気分よくおしゃべりするのではなく、相手の話をよく聞くことによって、今後の話題にできそうな点なども見つかります。お互いの距離を近くするためにも、積極的に会話していきましょう。

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