トーク力を磨いて、プレゼンを成功させるコツ


仕事をしている上で、「この人はトーク力がある」と思える人があなたの周りにも何人かいますよね。とても話が分かりやすくつい聞き入ってしまうと思える話し方をトーク力があると言います。

トーク力がある人は仕事でも結果を出しやすいでしょう。プレゼンの時になれば聞き手の方に伝えたいことをしっかり伝えることができる上に、納得させることができます。そんなスキルをぜひ身につけたいと思う事でしょう。

「しかし自分は口下手で…」と自信の無い方もいるでしょうが、そんな方もトーク力は磨くことができます。トークとは何なのかを知り、考え方や意識を変えることで養えると言えるでしょう。

そこで今回は、プレゼンを成功に導くための、トーク力を磨くコツをお伝えします。

相手の話に耳を傾ける

最初に大切なことは、普段様々な方との話をするときに相手の話に耳を傾けることです。トーク力とは自分の伝えたいことを伝えるスキルなのに、相手の話に耳を傾けるとはなぜなのか、説明しましょう。

これは相手が求めるものをキャッチする力を養うということなのです。プレゼンは自分の言いたいことを言うものではなく、相手が求めるものを紹介する場ですよね。つまり相手が何を求めているのかを知らないといけないのです。

この時に普段から相手の話を聞くことができれば、世間の方が何を求めているのかが分かります。そのために聞く姿勢を身につけましょう。相手の話に頷くことや返事をする、意見を出すことが必要なことなのです。

相手が気分よく話せる環境を作ることで、相手は色んな情報を話してくれるのです。そこからプレゼンのネタが生まれると言えるでしょう。自分が言いたいことを言える人がトーク力ではありません。相手に利益をもたらす話ができる人をトーク力が高いと言うのです。

 

ボキャブラリーを増やす

そしてプレゼンするときに必要なことのもう一つの要素というと、相手を楽しませる話し方です。普段から「この人の話は面白いな」と思える人のトークはボキャブラリーがあります。

それは様々な言葉や表現の仕方を知っているとも言えるでしょう。しかしボキャブラリーを増やすと言っても、闇雲に言葉を調べてもそれを使う機会が無ければ意味がありません。ですので、普段から使う言葉をピックアップして、そこからボキャブラリーを増やすのです。

例えば「あの店のカレーは辛い」という話が出たときに、「辛い」という言葉をいかに違う言葉で表現できるのか、それを考えるのです。「スパイシー」と英語にしてみたり「舌がビリビリする」も良いですよね。さらに「刺激的」や「女性にビンタされたような衝撃」など、いろんな言葉や表現に置き換えられますね。

このように普段の言葉をどれだけ違う言葉で表すかを、いつもの会話の中で考えていくと自然とボキャブラリーが増えていくでしょう。言っている事が同じでも、表現や言葉を変えるだけで新鮮な流れができて相手を飽きさせないようにできるのです。

 

体を使って話をする

トーク力と言うとやはり話をする力と言うことになりますが、相手に伝えるということを考えると、体を使って表現することも一つのトーク力となります。発する言葉だけでなく体で表現することで、聞き手は目から情報を仕入れることもできますので、より鮮明に状況が分かると言っても良いでしょう。

スポーツ番組が放送されたとき、ラジオで聞いているよりテレビで見たほうが状況が分かりますよね。それだけ目から入る情報は頭に入っていくのです。つまり言葉での表現プラス体での表現で、より相手に詳しい情報を与えることができると言えるでしょう。

言葉で「大きい」と言った時にどれだけ大きいのかを体で表現すれば、とてもリアルな大きさが分かりますよね。伝えたいことを伝えることがトーク力ですので、体での表現を普段の会話から取り込んでいきましょう。

 

「間」を上手く利用する

トーク力を磨くためには「間」を上手く使えるようにすることです。相手を楽しく聞きやすいと感じさせるのは実は「間」が肝心なのです。よく友達と話をしているときに、会話に詰まってしまい沈黙の空気が流れることってありますよね。その時にある程度の方は沈黙を埋めるためにどうでもよい話をしてしまうでしょう。

しかしどうでもよい話などしても、会話の流れが変わってしまい不自然な状態になってしまいます。逆に居心地が悪くなってしまいますよね。実はトーク力のある方は、この「間」を上手く利用していると言っても良いでしょう。

沈黙の時間は考える時間として使っています。次にどんな話をすれば良いか、今は相手はこんな気持ちだからこの言葉を出そう、など一つの空間をまとめるために次の話を考えています。

それにより、ちょっとした間があっても自然に話が繋がり気まずさも無くなるのです。プレゼンではこの間を利用して話を進めていると言っても過言ではありません。

聞き手に疑問を投げかけ沈黙する。この沈黙の間は聞き手に考えさせて、さらにどの答えが返ってきても適した話ができるようにプレゼン者も考えているのです。ですので、普段の知人との会話でも沈黙を上手く使えるように意識すると良いでしょう。

 

トーク力とはただ話せば良いわけでは無く、相手にしっかり伝えることが重要なのです。伝わらなければただのお喋りでしかないですよね。

相手に伝えるためには、相手が求めていることを察知することが必要ですし、楽しい話ができることがポイントとなります。それはいつも友人知人と話しているところからでも意識すれば鍛えることはできるでしょう。

上記でお伝えしたことは決して難しいことではないと感じたのではないでしょうか。つまりは、トーク力とは考え方や意識を変えると最初にお伝えしたのはこういうことなのです。

この力が身につけられれば、確実に仕事にも役に立ちますし人間関係も広がっていくでしょう。そしてますますトーク力は磨かれてプレゼンは成功に近づいていくのです。

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