心の中心にいる好きな人を忘れる、それは簡単なようでとても難しいことですよね。失恋したとき、あるいは何かの理由で忘れなければならないとき、何とかして忘れようとするものですが、焦れば焦るほど、気持ちが彼の方にひきつけられてしまうもの。
人間の心は機械ではありません。そうした方が良いと頭では分かってはいても、そう簡単に心を切り替えることはできないのです。
実際、好きな人を忘れるため、別れた直後から積極的に恋活したり、適当な人と付き合ったりする人もいますが、それで本当に好きな人を忘れることに成功しているか否かというと、否である場合が多いようです。
むしろ、下手に焦って動きすぎると何をしても上手くいかず、かえって好きな人のことを考えてしまいがちです。そこで今回は、好きな人を忘れて傷心を乗り越えるコツについてお届けします。
次の恋を焦らない！
失恋した人に対して、「終わった恋は新しい恋で忘れよう」というようなアドバイスをする人がいますが、これはちょっと考え物です。
確かに、あることを忘れるために別の何かに没頭するのは効果的な方法です。しかし、恋愛のことばかり考えていると、どうしても好きな人のことを思い出してしまうものです。
仮に、誰かと一時的に交際をしてその瞬間だけ好きな人を忘れることができたとしても、一人になると、余計に好きな人のことを思い出し、いまの彼と比較してしまいます。好きな人が心の中にいる限り、無理に別の人と交際しても、どうしても、「彼の代わり」にしかならないのです。
特に、恋をしたい、恋をしたいと考えていると、逆に、彼への思いが残ってしまいます。「好きな人を忘れるために」新しい人を探しているときは、彼への気持ちを引きずってしまっているので、思いが消えないのは当然なのです。
好きな人を忘れたい、一時的にでもその人を心から削除したいと思うときは、いったん恋から離れ、仕事や趣味、スポーツ、勉強などに集中するのがお勧めです。
「好きな人を忘れる」といっても、完全に記憶から消し去ってしまうのではなく、自分の感情のなかで扱いやすい形に変えて処理するということです。引きずったままだと彼への思いまで歪んできてしまいますので、いったん気持ちを解放しましょう。
好きな人を忘れるには、何かに熱中する！
ひとつのことを忘れるためには、別の何かに没頭するのが効果的だということは、誰もが知っていることではないでしょうか。
ただ、その割には、実際に何かに集中して忘れることに成功している人は少なくないのです。人は悩み事や心配事があると、どうしても邪念が生じてしまうものなのですね。その点を理解した上で、集中的に何かに取り組んでみると、予想以上の効果をあげられることがあります。
好きな人を忘れたいときにも、最も効果的なのは、何かに集中すること。集中する対象はどんなことでも構いませんが、人と一緒に何かをするより、少なくとも最初のうちは、一人でできることがお勧めです。また、からだ、特に、指先を使うことと頭を使うことも大切で、上手に集中すると、没頭しやすくなります。
体と指先、頭を使うものとして女性にお勧めなのが、料理です。お料理は常に早急な判断を求められます。ボーっとしていてはできないので、集中するにはもってこい。なかなか好きな人を忘れることができないときは、料理教室に通ってみるのもひとつの方法です。
料理に限らず、趣味の教室に通うと一時的に好きな人を忘れることができる上、自分の趣味、嗜好を高めることができます。語学教室やワイン講座、着付け、茶華道、和裁、楽器演奏など、文化的なお稽古事に打ち込むと雑念を払うことができます。
自分を磨くうちに好きな人を忘れることができる！
習い事の中でも好きな人を忘れるために特にお勧めなのが、自分を磨くレッスンです。
前項で述べたような文化的な習い事で内面を磨いていくのに加え、筋トレ、ヨガ、ダンス、ピラティスなどで外見も磨いていくと良いでしょう。ボディシェイプに集中すると、雑念を払うこともできるうえ、外見も磨くことができて、一石二鳥です。
何かに集中することが効果的なのは、自分と向き合うことができるから。好きだった人を忘れ、次の恋愛に全力で進むための準備として、自分と向き合ってみましょう。そしてその上で、曇っている部分を磨き上げてあげていきましょう。
恋心を忘れるためにいろいろ考えている間は、好きな人に心がとらわれている状態です。身体をほぐし、解放してあげると、好きな人にとらわれていた気持ちが癒されてきます。自分を高める意識を持って行動している間に、自然と輝きが増してくるようになるのです。
また、身体を一定のリズムで動かすことで心もリズミカルになってきますし、呼吸を意識しながら身体を動かすと、ヒーリング効果も得られます。自分の身体と心を自分で律することができるようになってくるのです。
外見に自信がつけば、恋愛にも前向きになれます。好きな人が「好きだった人」に変わってきたとき、堂々と次の恋愛に歩を進めましょう。
好きな人を忘れるための唯一最高の薬は、時間です。時間がたてば、どんなことでも記憶の底に沈んでいきます。むしろ、どうやっても思い出せないときが、いつかは来るのです。問題はまだ機が熟していないとき。そういうときはまず、焦らないことです。
特に、彼のことを忘れるために新しい恋人をと躍起になるのは禁物です。「終わった恋は新しい恋で忘れよう」というような考えは捨て、彼のことに囚われている心を解放してあげましょう。自然に好きな人を忘れるには、仕事や趣味、スポーツ、勉強などに集中するのが効果的です。
身体、特に指先を使うことや頭を使うことに集中して従事すると、心が囚われている対象から解放されやすくなります。料理を習うなど、頭と身体を使うことに従事すれば、自分の趣味、嗜好を高めながら、結果的に、好きな人を忘れることができます。
また、外面から自分を磨くレッスンもお勧めです。筋トレ、ヨガ、ダンス、ピラティスなど、身体の内面を意識しながら外見を磨いていくと、好きな人に対する雑念を払うこともできるうえ、外見も磨くことができて、一石二鳥ですよ！
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