出会いあれば別れあり。別れ、というのはどんな形であれば、やっぱり心がチクチク痛むものですよね。だからこそ、別れ際はなるべく傷つかず、傷つけずにいきたいもの。ダメな別れ方というのはお互いにとってメリットがありません。
人間不信や今後の人づきあいにも大きく影響してきます。もし、相手が逆上してストーカーになってしまったら大変。どんなに嫌な相手でも、一度は好意を持ったわけです。上手な別れ方、というのは、最後の思いやりかもしれません。
別れ際が苦手で、良いお別れができなかったあなた。今回は「もう二度と会いたくない人と上手な別れ方をする9つの術」をご紹介します。お互いの未来のために、発展的解消を目指しましょう。
話す前には深呼吸
「あの人とはもう二度と会いたくない」「顔も見たくない」と考えるだけで嫌だと感じている場合は、まだ、あなた自身の感情が高ぶっている状態です。
感情のまま別れ話をすると、相手の感情とも化学反応を起こしてしまう可能性が高く、余計なことを言ってしまう、言い争いになる、と良い結果を生み出しません。何か発言する時は勢い任せにするのではなく、深呼吸をしてクールダウン。一呼吸置くことで、場の空気感はかなり違いますよ。
少しずつ、距離を置く
できれば一度で終わらせたい、一日も早く別れたいと思うかもしれません。別れ話がうまく運べばいいのですが、長引きそうな場合は作戦が必要です。一揆に距離を置くのではなく、少しずつ離れるようにします。
メールや電話の頻度を減らしてみるなど、なるべく相手に気づかれないように。ただし、こうした段階を経ずにはっきり言ったほうが伝わる、という相手であればそのほうが良いでしょう。相手の性格、感情の状態に合わせることが大切です。
ここだというタイミングを見極めよう
何事にもタイミングは大事です。例えば、なるべく穏便に終わらせたいと思い、カラ元気と作り笑いで1日を過ごしたあとに「実は・・・」なんて切り出す。これでは相手を奈落の底に突き落としてしまうことになります。
今日言えるかな、と感じたら、どんな場所でどんなタイミングで切り出すか、イメージしましょう。イメージは相手の表情、シチュエーション、時間帯、など丁寧にすればするほど、そのイメージに近い形で事が運んでいくと言われています。
色のパワーを活用しよう
もし、会って話すことができるなら、洋服や小物の色に気を配りましょう。色には潜在意識にアプローチする不思議なパワーがあります。例えば赤には「怒り・恨み・欲求不満・情熱」 という負の要素があります。
赤を身に着けて行くと相手を激情させてしなう、なんてことがあるのかも。じゃあどんな色がいいのでしょうか。「調和・バランス」の意味を持つグリーンや、「冷静さ」のあるブルー、「手放し・浄化」のホワイトが良いでしょう。
期待させる言い回しはNG
伝える時は、曖昧な表現は避けハッキリ言いましょう。よく言いがちなのが「今は会えない、いつか会えるかも」などとつい言葉を濁してしまうこと。余韻を残さず、きっぱりと伝えることが優しさのひとつでもあります。
また、相手から振ってもらうように、嫌な奴を演じる、相手に言わせるなんてことはオススメしません。正々堂々と実直に伝えることが、案外、上手な別れ方の近道かも。
ケンカ別れはしないように
怒りや悲しみが強いと感情任せになって、ついぶつけてしまうこともあるでしょう。その時は吐き出すことでスッキリした気持ちになっても、発した言葉というのは、違う形で自分に返ってきます。ケンカ別れ、というのは、心に尾を引くケースが多いのです。
時間が経ってもふとしたことで思い出したり、その傷が小さくなっても消えはしない、何か気持ち悪い、という扱いにくいものになることも。メールでも、電話でもいいので、あとからフォローを入れることも考えましょう。
音信不通は避ける
別れる、というのは心に負担が大きいですね。だから、別れそのものから逃げてフェードアウトしてしまうことがあります。事情によっては、向き合えないことだってあるでしょう。ただ、いったん音信不通にしてしまうと、別れたか別れないか曖昧なまま、時だけが過ぎてしまう。
結果、お別れしたことになるのかもしれませんが、後味が悪く、逆に心に残ってしまうことも。すっきりと次に進むためには、きちんと終わらせるほうがベターと言えます。メールでの別れ話もできれば避け、直接会って伝えたいものです。
あなたを脅かすシャドウとは?
心理学でシャドウとは、“自分が抑圧された要素を持っている人”のことを言います。自分が我慢していることを行っている相手が許せない、だからイライラするし気になるというもの。
もしかしたら、人間関係や恋愛において同じパターンを繰り返してしまってはいませんか?「もう二度と会いたくない」と思う相手と出会ったということは、その相手はあなたに何かを伝えるメッセンジャーだったのかも。
このシャドウ、多かれ少なかれ、誰だって持っているものです。このことを頭の片隅にでも入れておくだけで、一方的に相手を責めたり、自責の念に囚われることは少なくなるかもしれません。
最後は笑顔で
笑顔でなくても、怒ったり、憎しみの顔にはならないように。その瞬間だけでもいいのです。その時は辛くても、何年か先に思い出した時、怒り顔や泣き顔でなく笑顔でいて本当によかった、と必ず思うはず。
最後の顔、というのはどうしても心に焼きつきやすいのです。相手のために笑わなくたっていい。自分のために、自分の明るい将来のために笑いましょう。
さて、愛の反対は無関心。「もう二度と会いたくない!」と感情的になってしまうとしたら、まだ思い出したくない事や自分自身の見たくない部分、など何かに囚われている可能性があります。
嫌なことを手放せるようになってきたら、知らず知らずのうちに相手から離れていく、なんてこともあります。腹が立った、傷ついた経験というのはなかなか忘れられないけれど、一山超えたあなたはますます魅力的に、人としての器が大きくなっているはず。
粋な別れ方、というのはこれからの素敵な出会いにつながっていきます。出会いあれば別れあり。でも、別れがあれば、あなたを待っている次の出会いも、また訪れるのです。
まとめ
もう二度と会いたくない人と上手な別れ方をする為に
・話す前には深呼吸
・少しずつ、距離を置く
・ここだというタイミングを見極めよう
・色のパワーを活用しよう
・期待させる言い回しはNG
・ケンカ別れはしないように
・音信不通は避ける
・あなたを脅かすシャドウとは?
・最後は笑顔で
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