誰かに恋する気持ちは理性では抑えられないのと同じく、失恋が呼び起こす気持ちもまた理性では抑えることが難しい、心の嵐です。始まりだけでなく終わりまで心をかき乱す嵐は、そう簡単に消えてはくれません。凪を取り戻し立ち直った先で、より幸せな恋愛ができるといいですね。失恋から立ち直るためにできる7つの生活習慣をご紹介します。
とにかく感情を発散しましょう
失恋して悲しいですか?悔しいですか?辛いですか?恋愛のあり方によって感じる思いはそれぞれだと思います。どんな感情でも押し殺しがたい激情が心に渦巻いているはずです。我慢しないで吐き出してしまいましょう。
年齢を重ねるにつれて、感情をコントロールする習慣がつきます。特に大声で泣きわめくなんてこと、大人になるとしないように自分で律するようになります。感情を押し殺すと長く心にとどまってしまいます。
失恋したときくらいは思い切って泣きわめいちゃいましょう。この際ご近所迷惑なんて度外視です。誰しもが知っている失恋の辛さ。ちょっとだけ自分勝手になってもだれもあなたを責めません。
傷口には触れないでかさぶたになるのを待ちましょう
感情を思いっきり発散した後は、ぜひぼんやりしてください。というよりぼんやりするしかないかもしれませんね。泣くことは思いの他体力を使います。悲しさや辛さが湧きあがってきたら泣いて、疲れたらぼんやり。痛む傷口に触れてしまえばまた血が出てきます。
そっと放置して乾いて瘡蓋にするために、泣いてぼんやりするのです。仕事や学校で傷口に触れるものが目に入ってしまうかもしれません。無視して目をそらして大丈夫。まだ傷口は痛んで、触れません。まずは傷口を囲って守ることに徹しましょう。
瘡蓋になったら振り返ろう
何をするにも辛く、ちょっとしたことで涙がこぼれそうになってしまった時期をこえると、まだ痛みはあっても、少しずつ日常を取り戻してきます。いつまでも失恋の辛さに浸れるほど、人間は弱くなく意外と図太いものです。
瘡蓋になったらちょっとだけ過去を振り返りましょう。まだ乾いたばかりなので、無理をするとまた血が出てしまいます。最初は嫌だったことを思い出すのがいいでしょう。相手の嫌いだったところ、欠点を思い浮かべるのがいいかも知れませんね。
もう血が出ないまでに傷がふさがったら
もう血は出ないまでに傷口が回復したら、今度は自分を振り返ってみましょう。恋が終わった原因は?相手のこんなところは嫌いだった。では自分はどうだろう?相手を責めてばかりでは先に進めません。終わった原因を見つめることで本当に失恋を乗り越え、立ち直ることが出来ます
。ここに行きつくまでに時間がかかってもいいんです。血が出なくなるまでは後回しにしていいんです。今は考えないと呪文のように繰り返し唱えて、やっと血が出なくなったら、乗り越えるための準備をしましょう。
終わった恋はどんな恋でしたか?
相手のいいところ、悪いところ。自分のいいところ、悪いところ。じっくりと思い返してみましたか?終わってしまった今だからこそ、瘡蓋になって触れるようになったからこそ見えてくるものがあるはずです。終わってしまった恋はどんな恋でしたか?
良い恋、悪い恋。他人から見たら評価はそれぞれでも、あなたの中に残っている恋こそがその恋愛の評価です。バカバカしい恋でも、価値ある思いでも次につなげる教訓としましょうと前向きに捉えるべきです。そうしなければ、良いも悪いもただの終わった恋となるだけです。
後悔するより前を向く
あの時こうしていれば、ああ言っていれば。終わってしまった恋を振り返るとたくさんの後悔を見つけることになると思います。あえて言います。後悔は無駄です。これまでの自分では、これまでの相手では別れの危機を乗り越えられなかったのです。だからこの恋は終わったのです。
本当に大切な思いだったのなら後悔するのではなく、次はもっと大切にできるようにと前を向くべきです。何も成長しないまま思い出にせず、本当に価値があった恋にするために、前を向く自分を磨くことで報われなかった思いを弔ってあげてください。
傷跡が薄れていたことに気付けたなら
前向きに自分を反省し、次の恋や自分磨きの糧にできたのなら、苦しさは和らぎ、毎日が充実していくでしょう。もしかしたら新しい恋が始まっているかもしれません。充実した毎日や、新しい恋を楽しんでいる中で、ふと終わった恋を思い出すかもしれません。
その傷口が驚くほど薄らいでいることに少し切なくなるかもしれません。あれだけ思い悩み、大切だったはずの気持ちは別のものに変わっていることに気付くはず。そう気付けるのは乗り越え成長したからです。そんな風に思い出す未来が来ることを根拠なく信じて頑張ってしまいましょう。終わった恋を糧にできるなら、間違いなくそういう未来が待っています。
失恋の悲しみはいつまでも変わらないわけではありません。望もうと望まなかろうと、必ず思い出になっていきます。薄らいでいきます。悲しさや辛さが大きいほど、そんな風に思える相手に出会えたこと、そんな風に思える気持ちが自分にはあることを教えてくれます。
そう思える恋愛は二度とできないと後ろ向きに捉えずに、本当に価値ある恋愛だったと思えるように、前向きに糧にするよう自分に言い聞かせてください。大切な恋だったのなら、自分で価値を落とすような悲しみ方をしない。そうしていくことで心の嵐は凪に向かうはずです。
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