本当にやりたい仕事はなかなか見つからないものですよね。就活で会社を調べれば調べるほど、自分のやりたい仕事を見失ってしまうでしょう。また、望み通りの会社に入ってからも、やりたい仕事とはどこか違うと感じてしまう人は少なくありません。
そんなときあなたはどのようにして本当にやりたい仕事を探しますか。いまでは適職診断がネットで気軽にできるようになりましたし、それを利用するという人も多いかもしれません。しかし、20ほどの質問の回答の組み合わせで自動的に導かれる仕事であなたは本当に納得できるのでしょうか。
答えはもちろんNOです。その診断が間違っていたと後々の言い訳になるにすぎません。しっかりと自分の頭で考えることが一番です。そこで今回は、やりたい仕事が見つからない時の適職診断法についてお伝えします。
ステップ1.あなたが大切にするものを明確に
世界中に仕事は星の数ほどあるわけですし、それぞれの仕事が自分に合うかどうかを1つずつ確認していてはきりがありません。まずやりたい仕事を探す際は自分がもっとも重視するポイントを満たしているかを吟味し、ある程度絞り込むようにしましょう。100%理想通りの仕事はないものと思って、譲れない条件をはっきりさせておいてください。
以下は大切にするものの例です。
やりたい仕事を探すときは職種から探す人が多いでしょうが、人の興味のある分野はたった1つではなく幅広いはずです。早い段階で選択肢を狭めすぎないように注意してください。条件を吟味した結果として、いくつもの職種が残っているくらいが良いのです。
ステップ2.興味があるなら即行動
大切なものを明確にしたことで、やりたい仕事・はたらきたい会社がはっきりしてきたのではないでしょうか。興味のある仕事はリストアップしておくと便利です。
さて、やりたい仕事が絞れてきたところで、実際に働いている人の話を聞いたり、職場にお邪魔して雰囲気をつかんだりしましょう。自分が事前に思っていたのとは違う良さ・悪さがみえてくるはずです。これを踏まえてやりたい仕事をさらに絞っていきましょう。
ステップ3.ゆっくり時間をとる
先ほどは「即行動」でした。興味が薄くならないうちに、少しでもやりたい可能性のある仕事についてもっと知っておくべきだからです。
今回は「ゆっくり」、これには一時的に魅力的に感じていたものを振り落とす効果があります。少なくとも1週間はぼんやり考える時間をとりましょう。この期間になんとなく違う気がするのように感じたものは切り捨てていきましょう。そういった仕事はやってみても、どこかやりたい仕事と違うといずれ感じるようになります。
ステップ4.やりたい仕事のデメリットを知る
ここまでは仕事の魅力を中心にやりたい仕事を探してきました。ちなみに、ステップ3を終えて選択肢が片手に収まっているのが理想です。ここでそれぞれの仕事のデメリットを知っておきましょう。
例えば、やりがいはあるが残業が多い、雰囲気が良いが家から遠い、というようにメリットがあればデメリットも必ずあります。デメリットを考慮したうえで、それでもやりたいと思える仕事があなたにぴったりの仕事です。
転職なら…前の仕事の良いところにも注目
転職活動中の方なら、ステップ1で「○○がないところ」のような条件にしたことでしょう。もちろんそれが転職の理由でしょうし、大切なことに違いありません。
ただし、転職後に嫌になるのは、前の職場で当然だと思っていたものがないことだと言います。それを避けるためにも、前の仕事の良いところが転職先にもあるかというチェック項目を忘れないでください。
ここまで紹介してきた通り、大切にするものを明確にする、興味があればすぐに調べる、ゆっくり時間をかけて考える、やりたい仕事のデメリットを知るという4つのステップを経て見つかったあなたのやりたい仕事は、きっと一生続けていけるほど魅力的で素晴らしい仕事でしょう。
自分の譲れないものを大切にし、短所も受け入れられたなら、それはあなたの適職に間違いありません!安心してその職につく努力をしてください。やりたい仕事につくことができれば、充実した毎日が送れることでしょう。
就活にしろ転職活動にしろ、職場が決まるまでは不安でいっぱいでしょう。そんなときは自分のやりたい仕事は他にないのだという信念をもって、未来の自分を想像しながら突き進んでください。あなたの意欲はきちんと相手に伝わるはずです。
さぁ、やりたい仕事まであと一歩です。自信をもって就職活動を進めていきましょう。
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